熊本の湧水でフナを狙うためのダイビングポイントの特徴や撮影機材の選び方について紹介していきます。
もう一つのフナの撮影スポットとしておすすめしたいのが、熊本の湧水地です。
この場所も水温が一年中安定しており、常に19℃で快適にダイビングが楽しめます。
特にギンブナを見ることができ、比較的小型の個体が多いため、マクロレンズを使った撮影にぴったりです。色鮮やかで細やかな模様を撮影するのに適しています。
熊本の湧水地は、自然の美しさと静けさが魅力で、他のダイビングスポットとは一味違った体験ができます。
透明度の高い水中で、ギンブナが水草の間を泳ぐ姿を捉える瞬間は、まさに水中写真家の醍醐味です。水中での撮影には、忍耐が必要ですが、撮影した写真は素晴らしい思い出となることでしょう
ポイントの特徴
ここの魅力はなんと言っても透明度が高いことでしょう。湧水ポイントなので水が非常にクリアであり、まるで市民プールかと思うくらいに視界が良好です。
また、湧水が常に湧き出ていることもあり、水温が安定しています。年間を通じて水温が19〜20℃前後となっているため、夏場の暑い日や冬場の寒い日でもフナを観察しやすい環境になりますね。
それでも長時間ダイビングを楽しむには冷たい水温ですから、
ドライスーツ推奨になりますね。
また、このポイントは最大水深は2m以下と非常に浅い水深のポイントであるため、ダイビングしてもエアの消費が少なくてタンク1本でもじっくりと撮影に集中できますね。
水中の植物が豊富で、種類としてはオオカナダモになります。この植物の光合成により水泡が多く発生していることが撮影時の特徴となります。
このポイントでは、比較的小さなフナがよく見られますが、主にこの水草の付近によく集まっていますね。
ダイビングに適した時間帯や季節
ここのポイントは普通に住宅街の真ん中にあるポイントになります。
そのため、夜間のダイビングは近所迷惑になるので潜ることは難しいですね。
また、夏場になると近所の子供達が集まって水遊びを始めますので、ダイビングしての撮影も難しくあります。そのため、オススメの時期は7〜10月以外の気温が低めの時期になりますね。
レンズの選び方と使用感
魚眼レンズ
高い透明度によって水域全体を捉える撮影を楽しむことができます。
しかし、ここの水域のフナは小さい個体が多く、接近することも難しいのでフナのワイドマクロ撮影は難しいですね。
また、水草が生えているポイントの上を通過して泳いでいるとポートに水泡がよくつきます。
このまま撮ろうとするとポート部分に付着した水泡にピントがあってしまい、全体がピンボケな写真を量産してしまいます。このようにクリアなショットを撮るのが難しい場合がありますね。
水域の雰囲気をほどほどに撮影したら別のポートと交換しましたね。
標準ズームレンズ
無難な選択肢ではありますが、大型の個体を撮影するには良くても、フナの撮影にはやや力不足と感じるでしょう。
望遠マクロレンズ
フナの撮影は最適な選択肢になります。
遠距離からの撮影が可能なため、フナにプレッシャーをかけずに自然な姿を捉えやすいです。
歩留まりが良く、細かいディテールをしっかりと捉えることができます。
撮影テクニック
ここのポイントは特に透明度が高く、少し離れている個体でもそれなりに撮影することができます。
そのため、望遠レンズを用いてフナが警戒しない距離からの撮影をするのが最善の方法になりますね。
ここのフナは基本的に水草が生えている群集エリアのみに生息しています。
主に水草の生えている中から上部あたりをホバリングしていることが多いので、その中を探してみましょう。
そしてフナを見つけたら遠目から少しずつ接近しましょう。
フナはそこまで目が良くありませんから、ストロボを焚いても逃げることはないです。
そのため、接近しつつ何度もピンとを合わせてストロボを焚いて撮影していきましょう。
逆に耳はいいので息を吐くとすぐにバレてします。接近するときには呼吸を止めておくと接近しやすいです。
撮影をするときには体を水底に着地させ、立ち膝状態での撮影が一番体が安定します
安全対策と注意点
ここのポイントとしては海と比べて水深も浅く、エリアもある程度限られているのでガイドさんと離れていてもトラブルが起きにくいです。それでも必ず2名以上でダイビングしましょう。
特に水温が安定していますが、冷たいですからのドライスーツを着て防寒対策をしっかりと行いましょう。
ドライスーツはウェットスーツよりも浮きやすいですが海と比べて浮力が少ないのでウェイト量は海でウェットスーツでの重量+1〜2kgで加えると良いでしょう。
お世話になったダイビングサービス
熊本ダイビングサービス 天草よかよか
https://www.yokadive.com
地元出身の中野誠志が2011年にオープンしたスキューバダイビングショップは、2024年春に念願の新築宿泊施設も完成しました!
フォト派から初心者まで、少人数制でゆったりと楽しめるダイビングツアーを提供し、「潜って、食べて、寝る」をモットーに、天草の海をご案内します。
天草の東西南北さまざまなポイントで潜ることができ、季節ごとに変わる景色も見どころです。毎月訪れても新たな発見があり、飽きることはありません。
まだ誰も知らない天草の自然を、一緒に探しに行きましょう!
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