ダイビングでフナなどの水中写真を撮影するためには、カメラに「防水ハウジング」と「レンズポート」が必要です。
これらの機材を使うことで、カメラを水中に持ち込んで安全に撮影することができます。それぞれの選び方について、中学生でもわかるように説明します。
防水ハウジングの選び方
防水ハウジングとは、カメラを水から守るための専用ケースになります。
カメラが水に触れるのを防ぐ役割を持ち、これがないとカメラが水没し故障してしまいます。防水ハウジングを選ぶときに大事なポイントは次の3つになります。
カメラに合ったものを選ぶ
防水ハウジングはカメラの種類や形に合わせて作られているので、汎用品というのが存在しません。
というのもカメラごとにサイズやボタンの配置が違うため、専用のハウジングでなければ操作がうまくできないこともあります。
そのため、自分の所持しているカメラ専用品を選びましょう。
素材と価格帯
カメラのダイビング用防水ハウジングの素材には、主にポリカーボネート(プラスチック)とアルミニウムの2種類が使われています。それぞれの素材には、異なる特徴とメリットがあります。
ポリカーボネート製のハウジングは、初心者や軽量な機材を好む人に向いており、アルミニウム製のハウジングはプロフェッショナルな使用や過酷な環境での撮影に適しています。
選ぶ際には、自分の撮影スタイルや予算、ダイビングの深度などを考慮することが大切です。
操作性が良いかどうか
水中では厚手のグローブをしていることも多いので、ボタンやダイヤルが押しやすいかどうかも重要です。操作がしやすいハウジングなら、水中でも快適にカメラを使えます。
水深に対応できるか確認する
防水ハウジングには、どのくらいの深さまで水圧に耐えられるかという「耐水深」が書かれています。ダイビングでは深く潜ることもあるので、自分が潜る予定の水深よりも余裕がある耐水深のハウジングを選びましょう。
とはいえ、一般的には水深30メートル程度でのダイビングが一般的なので、そこまで水深は気にしなくてもいいかもしれませんね。
例えば、水深40メートルに対応したものを選べば、ほとんどのダイビングに使えます。
レンズポートの選び方
レンズポートは、防水ハウジングに取り付けてカメラのレンズを守る部分です。レンズポートの選び方も、写真の仕上がりに大きく影響します。
レンズポートには「ドーム型ポート」と「フラット型ポート」という種類があり、これは使用するレンズによってレンズポートが変わります。
ポートの素材に注目する
レンズポートの素材には、ガラス製とアクリル製があります。
水中での視界を考える
レンズポートの形によって、水中でどのように光が曲がって見えるかが変わります。ドーム型ポートは水中でも広角で撮影できるので、風景を広く写すことができます。
フラット型ポートはマクロレンズなど被写体を拡大して写すのに向いていますね。
まとめ
防水ハウジングとレンズポートを選ぶときは、自分のカメラとレンズに合ったものを選び、水中で使いやすいことを確認するのが大事です。
これらの機材を使いこなせば、フナの美しい姿やその生息する環境をしっかりと写真に収めることができるでしょう。
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