フナの形がかわいい!韓国の人気スイーツ・プンオパンを紹介

社会学

プンオパンは、韓国で愛されるたい焼きに似たスイーツです。
日本のたい焼きと違い、フナの形をしているのが特徴で「フナパン」や「鮒焼き」とも呼ばれます。
名前も韓国語で「フナ」を意味する「プンオ(붕어)」と、「パン(빵)」を組み合わせたものです。

冬になると街の屋台に登場し、温かくて甘いプンオパンは韓国の冬の風物詩となっています。

韓国のたい焼き「プンオパン」-上野で人気に!

上野駅から歩いてわずか5分の場所にある「上野たいやき」(東京都台東区東上野2丁目)。
こちらで提供されているのは、日本で一般的な鯛(タイ)の形をしたたい焼きではなく、韓国で人気の「プンオパン」という、鯉(コイ)や鮒(フナ)をかたどった独特のたい焼きです。

この韓国たい焼きは、サクサクした食感の生地と、たっぷり詰まったアンコが特徴で、
最近では上野の新しい名物として話題を集めています。

プンオパンとは?

プンオパン(朝: 붕어빵)は、韓国で人気のあるスイーツで、日本のたい焼きによく似た食べ物です。
日本では「鮒焼き」や「ふなパン」とも呼ばれ、名前の通りフナの形をしています。

韓国語で「フナ」を意味する「プンオ(붕어)」と、小麦粉の生地を使った焼き物を表す「パン(빵)」が組み合わさった名前です。

プンオパンは、ふっくらとした生地に甘いあんこがたっぷり詰まった焼き菓子で、特に寒い季節には多くの屋台で見かける冬の風物詩。

日本のたい焼きとの違いを楽しみながら、韓国の文化に触れられる魅力的なお菓子です。

たい焼きとプンオパンの違い

日本のたい焼きと韓国のプンオパンには、見た目や味わいにいくつかの違いがあります。
まず、形に注目すると、たい焼きはぽってりした体形であるのに対し、プンオパンは細めでヒレが大きいのが特徴です。

また、たい焼きの胴体は頭と尾が少し上を向いていますが、プンオパンは直線的な形状です。
餡についても違いがあり、たい焼きは全体に餡が入っているのに対し、プンオパンは中心部にのみ餡が詰まっています。

また、たい焼きは日本の魚料理と同様に、頭を左向きで腹を手前に置くのが一般的ですが、プンオパンには特に向きの決まりはありません。
餡の種類もさまざまで、小豆餡が最も一般的ですが、白餡やカスタードクリーム、チョコレートのほか、ピザやカレー、キムチなどの変わり種も楽しめます。

さらに、韓国にはプンオパンと同じように小麦粉生地を焼いて餡を詰めた菓子がいくつかあり、菊花の形をしたクックァパンやバナナの形をしたパナナパンなども人気です。
韓国語では「プンオパン」という言葉が、「そっくりな人同士」を指す比喩表現として使われることもあります。

プンオパンの特徴と人気の理由

プンオパンは、日本のたい焼きよりも一回り小さく、アンコが尾の先までぎっしりと入っているのが特徴です。
韓国では屋台の冬の定番スイーツとして親しまれており、寒い季節にホカホカのプンオパンを食べるのが一般的です。

その美味しさと可愛らしい形から、日本でも人気が広がりつつあります。

「上野たいやき」では、この韓国たい焼きを提供するにあたり、国産の厳選された材料を使用しています。
特に、あんこの小豆には北海道産を選び、日本全国から吟味した結果、一番相性の良いものとして採用されています。

またあんこの味付けには、韓国の職人からアドバイスを受けるなど、現地の風味を再現するための工夫が施されています。
生地からあんこまですべて手作りにこだわり、焼き器具のみ韓国製のものを使うことで、本場の味わいを日本でも楽しめるようになっています。

上野で広がるプンオパンの人気

「上野たいやき」を訪れる客層は、子どもから年配の方まで幅広く、開店当初は地元の人々が主な顧客層でしたが、今では遠方から訪れる人も多くなりました。
女性客にはその小ぶりなサイズが特に受け入れられており、手軽なおやつとして人気が高まっています。

これまで広告宣伝は一切行っていないにもかかわらず、口コミで話題が広がり、「一度に50個、100個といった大量注文を受けることもあるそうです。
企業の会議のお茶菓子や営業担当者が持ち帰るお土産としても利用されています」と店員さんは語ります。

経営者の思いと地域への貢献

「上野たいやき」の経営者である橘さんは「韓国の文化に興味を持ってもらうきっかけになれれば嬉しいです」と話します。

また上野という土地の魅力についても「下町の文化を大切にしながら、地元の方々や観光客と仲良くやっていきたい」と語り、地域に根差した店作りを目指しています。

将来については、「家族のように仲良く働ける仲間が見つかれば、新しい店舗も出してみたい」とも考えているそうです。

店舗情報

上野たいやきの営業時間は、10時から19時(金曜は17時30分まで)で、土曜日と祝日は定休日です。気になるプンオパンの価格は、1個110円と手頃で、ちょっとしたおやつや手土産にもぴったり。

上野を訪れた際は、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか?

まとめ

プンオパンは、フナの形をした可愛らしい韓国のたい焼き風スイーツで、温かいあんことサクサクの生地が魅力です。
韓国の文化や冬の風物詩として、日本のたい焼きとは少し異なる味わいが楽しめます。上野など日本でも販売しているお店があり、韓国旅行に行かなくても楽しめるのが嬉しいですね。

ぜひ、一度試してみてはいかがでしょうか。

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