
今回紹介する小さな水族館は滋賀県東部に位置する「道の駅 奥永源寺渓流の里」になります。
ここには、「淡水に生きる魚たち」という小さな水族館コーナーがあります。

また、マニアックな場所を見つけてきましたね。

愛知川の源流から琵琶湖へと続く流域に生息する魚たちが展示されており、地域の淡水生態系を間近で観察できる貴重なスポットです。
特に、琵琶湖固有種のニゴロブナが展示されている点が特徴的で、一般の水族館ではなかなか見られない貴重な姿を楽しむことができます。

ここもフナがいるんですね

そうなんです。
設備も充実しており、自然環境を再現した展示方法も魅力の一つです。
本記事では、そんな道の駅の小さな水族館の魅力を詳しくご紹介します。
淡水に生きる魚たち

滋賀県東部に位置する「道の駅 奥永源寺渓流の里」では、愛知川(えちがわ)の源流から琵琶湖まで流れる水域に生息する魚たちを飼育展示しています。
私が訪れたのは冬だったため、展示されている魚の種類は少なめでしたが、
その中にフナが展示されていたのが印象的でした。
愛知川(えちがわ)とは


愛知川?愛知県から琵琶湖に川が流れているんですか>
愛知川(えちがわ)は、滋賀県東部を流れる一級河川で、鈴鹿山脈を源流とし、東近江市を経て琵琶湖へ注ぐ全長約43kmの河川です。
清流として知られ、イワナやヤマメ、アマゴなどの渓流魚が生息し、下流域ではフナやタナゴなど琵琶湖の固有種も見られます。
流域には豊かな自然が広がり、春は桜、秋は紅葉の名所としても人気です。また、古くから農業や漁業に利用され、地域の暮らしと密接に関わる川として親しまれています。
展示されている魚たち





この展示では、地域に生息する淡水魚が分類ごとに別々の水槽で展示される「分類学的展示」が採用されています。
各水槽には、それぞれの魚の特徴がわかりやすく解説されており、淡水魚の生態を学ぶことができます。
展示個体一覧
- イワナ
- ヤマメ
- タカハヤ
- タイリクバラタナゴ
- ニゴロブナ
また、展示コーナーの端にはメダカやイモリなどの小型の生き物も展示されており、淡水の生態系を幅広く知ることができます。
ニゴロブナの展示



特に注目したのが、「ニゴロブナ」の展示でした。普通の水族館ではなかなか見られない種類ですが、ここではしっかりと飼育されており、その特徴をじっくり観察することができます。
展示されていたニゴロブナの個体は、大きさごとに分けられており、大きい個体は20cmを超えていました。大型のフナは環境に慣れていないのか、隠れがちでしたが、それでもニゴロブナの特徴的な体型を観察することができました。

琵琶湖固有種であるこの魚は、
体高が低くスリムな体型と独特の顔つきが魅力的です。
展示水槽の設備


展示されている水槽は90cmほどのサイズのものが複数並んでおり、水質維持のための設備も充実しています。
- 濾過設備:水量の多い濾過システムを採用
- 水温調整:クーラー完備で、適切な水温が維持
- エアレーション:しっかりと酸素供給がされており、魚にとって快適な環境
水槽のレイアウトはシンプルで、基本的に石組みが配置されていました。また、砂利には明るめの「濾過砂利」が採用されており、魚の体色がより明るく映えるようになっています。
照明はLEDが使用されており、水槽全体が明るく、写真撮影もしやすい環境でした。さらに、水槽の壁面にはコケがなく、しっかりとメンテナンスされていることが伺えます。
まとめ
「道の駅 奥永源寺渓流の里」の「淡水に生きる魚たち」コーナーでは、地元の川や湖に生息する淡水魚の魅力を知ることができました。特に、普段はなかなか見る機会の少ない「ニゴロブナ」の展示は、フナ好きにとっては貴重な体験でした。
また、設備がしっかりしており、魚たちが快適に暮らせる環境が整っている点も評価できます。今後、訪れる季節によって展示される魚の種類が変わる可能性もあるため、別の時期にも足を運んでみたいと思いました。
淡水魚に興味がある方や、琵琶湖の生態系について学びたい方には、ぜひ訪れてほしいスポットです。
施設情報
「道の駅 奥永源寺渓流の里」は、滋賀県東近江市に位置し、地域の特産品や観光情報を提供する施設です。
営業時間
- 4月~11月:9:00~17:30
- 12月~3月:9:00~16:30
定休日は毎週火曜日および年末年始(12月29日~1月3日)です。ただし、火曜日が祝日の場合は翌日が休館日となります。ゴールデンウィークや11月は無休で営業しています。 (okueigenji-keiryunosato.com)
URL
住所
〒527-0207
滋賀県東近江市蓼畑町510番地
アクセス
車でお越しの場合
- 名神高速道路 八日市ICから国道421号を東へ約18km、約25分
- 東海環状自動車道 大安ICから国道421号を西へ約19km、約25分
- 東名阪自動車道 桑名ICから国道421号を西へ約31km、約50分
駐車場は普通車36台、大型車5台、身障者用4台分が用意されています。
電話番号
0748-29-0428

訪問の際は、最新の情報を公式サイトでご確認いただくことをおすすめします。
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