みなくち子どもの森 自然館|小さな水族館

小さな水族館
先生
先生

今回はフナのいる小さな水族館としてみなくち子どもの森を紹介していきます

女の子
女の子

琵琶湖の近くにまだフナの展示している水族館があるんですね。

先生
先生

館内では、四季の移り変わりや地元の生物についての展示が充実しており、展示の中にはフナの姿もあり、博物館ならではの静かな環境でじっくり観察できるのが魅力です。

男の子
男の子

水族館というよりは博物館の中の水槽コーナーって感じなんですね。

先生
先生

水槽だけでなく、ジオラマや化石展示でもフナが登場し、様々な視点からその生態を学ぶことができます。
本記事では、自然館の見どころや水槽展示の詳細についてご紹介します。

みなくち子どもの森 自然館

滋賀県甲賀市にあるみなくち子どもの森 自然館は、地元の自然や生態系を学べる施設です。
ここでは化石の展示や四季の自然を紹介するコーナーがあり、故郷の自然について詳しく解説されています。

その中でも、注目したのは水槽展示。3つのテーマごとに水槽が設置されており、さまざまな淡水魚が展示されています。

水口と野洲川

滋賀県甲賀市水口(みなくち)は、滋賀県南部に位置し、かつて東海道五十三次の宿場町「水口宿」として栄えました。
現在も歴史的な街並みが残り、観光スポットとして人気があります。自然も豊かで、みなくち子どもの森など、四季折々の風景を楽しめる場所もあります。

水口の近くを流れる野洲川(やすがわ)は、琵琶湖へ注ぐ滋賀県最大の河川で、源流は鈴鹿山脈にあります。
水口を含む流域では、かつて大規模な治水工事が行われ、現在は豊かな田園風景が広がる地域となっています。

野洲川の河川敷には、多様な動植物が生息し、春には美しい桜が咲く名所も点在しています。
また、フナやナマズ、コイなどの淡水魚が多く生息し、地元の釣り人にも親しまれています。

水槽展示 – ふるさとの自然を学ぶ

自然館では「ふるさとの自然」をテーマに、水口地域に生息する動植物を紹介しています。
植物や昆虫の標本が多く展示されている一方で、魚類は水槽での生体展示が行われています。

水槽のテーマは以下の3種類。

  • 池や沼に住む魚
  • 田んぼや小川に住む魚
  • 川の中流に住む魚

それぞれの水域ごとに生息する魚が展示されており、
その中ではフナは「池や沼に住む魚」の水槽にいました。

フナの展示

フナが展示されている水槽では、大きなコイと一緒に泳ぐ姿が見られました。
フナは1尾のみ展示されており、小柄で痩せた個体でした。
詳しい種類の記載はなく、「フナ類」とまとめられていましたが、外見から推測するにギンブナかニゴロブナの可能性が高いでしょう。

博物館の特性上、室内の照明は控えめで全体的に落ち着いた雰囲気です。
展示物には適度な照明が当てられていますが、館内にはBGMが流れておらず、水槽の水の流れる音だけが響く静かな環境でした。

こうした静寂の中で観察する魚たちは、より自然の姿に近く感じられました。

水槽は3つ並んでおり、周囲はウォルナット調の木材で覆われ、博物館らしい展示スタイルになっています。水槽内の装飾はシンプルで、エアレーションとオーバーフロー濾過の配管のみ。

先生
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装飾よりも観察を重視した展示になっています。

ジオラマ展示に登場するフナ

水槽展示だけでなく、ジオラマ展示にもフナの姿が見られました。

おおむかしの水口

1つ目は、館内入り口にある「おおむかしの水口」というコーナー。
約230万年前の水口の自然を再現したもので、大きなワニが特徴的な展示です。

その池の中には体高が高めのフナの模型が配置されていました。
おそらくゲンゴロウブナを再現したものでしょう。

四季の森

2つ目は、水口地域の四季を再現したジオラマ展示。この中の「春」と「冬」の景観に、それぞれフナの姿が確認できました。
こうした展示からも、この地域の水域にはフナが一般的に生息していることが分かります。

咽頭歯

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また、化石コーナーではフナの咽頭歯の化石が展示されており、古くからこの地域に生息していたことが示されています。
博物館ならではの視点で、フナの生態や歴史を学べるのは興味深いポイントです。

施設情報

  • 開館時間:9:00〜16:30(自然館は16:00まで)
  • 休館日:毎週月曜日(祝日除く)、祝日の翌日(土日を除く)、年末年始(12/28〜1/4)
  • 入館料:大人200円、子ども100円(公園内は無料で入場可能)
  • アクセス
  • JR草津線「貴生川駅」より甲賀市コミュニティバス「サントビア」下車
  • 新名神高速「神楽IC」から車で約30分、「栗東IC」から約40分

まとめ

先生
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ということで今回は「みなくち子どもの森」について紹介していきました。
地域の自然や生態系を知ることができる貴重な施設です。水槽展示では池や川に生息する魚たちを観察できるほか、
ジオラマ展示ではフナの生息環境を再現した展示が楽しめます。

男の子
男の子

雰囲気のいい博物館展示でした。

先生
先生

特に、化石展示まで含めてフナの生態をさまざまな角度から知ることができる点が魅力的です。
落ち着いた環境の中でゆっくりと学べる施設なので、自然や淡水魚に興味のある方にはぜひ訪れてほしいスポットです。

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