みずとぴぁ庄内 庄内川水防センター|小さな水族館

小さな水族館
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今回はフナを展示している小さな水族館である「みずとぴぁ庄内」という施設について解説していきます。

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無料で開放しているミニ水族館なんですよね、楽しみ

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それでは水族館の世界へいきましょう。

「みずとぴあ庄内」とは?

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「みずとぴあ庄内」は、庄内川の水辺環境を活かした施設で、河川敷の散策路が整備され、自然に触れながらのんびりと過ごせる場所です。
河川敷からは名古屋駅前のビル群が見え、都会の風景と自然のコントラストを楽しむことができま

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「庄内川水防センター」には貸し会議室やミニ水族館があり、
庄内川の魚たちを間近で観察することができます。

庄内川とは?

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庄内川は岐阜県南東部の夕立山を水源とし、愛知県北西部を流れて伊勢湾に注ぐ河川で、一級水系庄内川の本流です。
岐阜県内では「土岐川」、愛知・岐阜県境付近では「玉野川」とも呼ばれます。

瑞浪市、土岐市、多治見市を経て春日井市高蔵寺で濃尾平野に入り、名古屋市内を流れます。
名古屋市では洪水対策として「洗堰」や遊水地が整備され、河口には藤前干潟が広がり、豊かな自然環境が残されています。

ミニ水族館の展示内容

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「みずとぴあ庄内 水防センター」には、庄内川に生息する魚を中心に展示する水槽施設があります。
8つの水槽が設置されており、地元の川で見られる魚たちを観察できるのが特徴です。

フナの水槽

フナが展示されている水槽は60cmサイズで、オーバーフローと投げ込み式のろ過装置が備えられています。
水槽の底には砂利が敷き詰められ、枯れかけた水草が残されているのが印象的でした。

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展示されているのはギンブナと思われる個体で、体長10cmほどのフナが4尾泳いでいました。
そのうち一部の個体は尾びれが曲がっており、遺伝的な影響を受けている可能性があります。

この水槽には、フナと一緒にタモロコとアジメドジョウが泳いでいました。
アジメドジョウは展示水槽としては珍しい組み合わせであり、庄内川の魚の多様性を感じさせます。

その他の水槽

他の水槽にはエビやメダカ、アメリカザリガニが展示されていました。
さらに最近注目を集めている「タニガワナマズ」も展示されており、興味深いラインナップになっています。

しかし、説明がほとんどなく、魚の名前だけが記載された水槽もあれば、説明すらない水槽もありました。

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展示の統一性には欠けている印象です。

水槽管理の課題

訪れて感じたのは、水槽の管理がやや行き届いていない点です。
一部の水槽ではコケが目立ち、濾過装置が機能していないように見えるものもありました。

さらに、使われていない水槽が放置されている様子や、死んだ魚がそのままになっている水槽も見受けられました。

また、水槽展示の意図が不明瞭で、何を伝えたいのかが伝わりにくい点も気になりました。
例えば、水槽の上部には外来種問題や庄内川に生息する魚についての解説が掲示されているものの、それぞれの水槽の展示意図が明確ではなく、統一感に欠けています。

まとめ

「みずとぴあ庄内」の水槽施設は、庄内川の魚を間近で観察できる貴重な場所です。
しかし、水槽管理や展示の統一性には改善の余地がありました。無料で楽しめる施設であることを考えると、展示内容の質を向上させる工夫が期待されます。

それでも、庄内川の自然に触れられる場としての価値は高く、特にフナが展示されている点は喜ばしいことです。

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庄内川の魅力を伝える施設として、今後の発展に期待したいと思います。

施設情報

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