
今日は「魚の入手方法」について紹介していきますよ。水辺で魚と出会うと、名前を知りたくなったり、じっくり観察したくなったりしませんか?

わかります!見つけた魚をもっと近くで見てみたいし、
できれば育ててみたいです!

そう思ったとき、まず必要なのが「魚をどうやって手に入れるか」なんです。
今回は、初心者でも試せる手軽な方法から、研究に使われるような本格的な方法まで、いろいろな入手のしかたを紹介していきますね。

へえ~!
自分でもできる方法があるなら、すごく興味あります!
手軽な方法で魚を捕まえる
徒手採捕(としゅさいほ)


もっとも原始的な方法で、自分の手足だけを使って魚を捕まえる方法です。
水たまりや浅瀬など、魚の逃げ場が少ない環境では成功することがありますが、通常の水域では魚の方が素早く、非常に難易度が高いです。
干上がりかけた用水路に迷い込んだ魚や、打ち上がった魚、砂や泥の中に潜んでいる魚を見つけるなど、「魚が不利な状況」を活かすことがコツです。
金魚網・タモ網・さで網


100円ショップなどでも手に入る金魚網やタモ網は、初心者におすすめの道具です。浅瀬で魚を追い込んで捕まえるのに便利で、特に半円型のタモ網は扱いやすさが魅力です。
さで網はさらに大型の道具で、一気に多くの魚を捕まえることも可能ですが、使用できる水域や携帯性には注意が必要です。
もんどり・仕掛け網


魚が自ら入って出られなくなる仕掛け網「もんどり」は、ペットボトルなどを使って自作することもできます。餌を中に入れると効率がよく、止水域や流れの緩やかな場所に仕掛けると効果的です。

地域によって使用制限があるため、事前の確認をおすすめします。
釣り


釣りは全国で認められている基本的な魚の採取方法です。釣り具の発展もあり、初心者でも始めやすいレジャーのひとつです。
- 浮き釣り:表層〜中層の魚に向いている。
- 投げ釣り:広範囲の低層を探るのに適している。
- 脈釣り:深場を狙える。港湾や岸壁でよく使われる。
- ルアー釣り:餌を使わずに釣れる。活性の高い魚に効果的。
- 引っ掛け釣り:鮎などの特殊な魚に用いられる方法。

撒き餌や灯火の使用が禁止されている地域もあるため、ルールの確認は忘れずに
市場や店での購入

もっとも労力がかからない方法が、魚を「購入」することです。鮮魚店、魚市場、観賞魚店などで手に入れることができます。
研究目的の場合は、ABS(名古屋議定書)などの規制に注意が必要です。
特に地方の魚市場では、値段がつかない魚を無料で譲ってもらえることもあり、
貴重な出会いの場になることもあります。
専門性の高い採取方法(研究向け)
投網(とあみ)

投網は水面に向かって網を広げて魚を一気に包み込む方法で、「一網打尽」の語源にもなっています。浅瀬や水の濁った場所で特に有効です。
ただし、底に岩やゴミが多いと網が破損したり、回収不能になるリスクもあるため、
事前に場所の状況を確認することが重要です。
集魚灯(しゅうぎょとう)

夜に光で魚を集める方法で、主に光に引き寄せられる稚魚やプランクトンを対象とします。発電機やバッテリーを用いた本格的なものから、簡易的な懐中電灯までさまざまな方法があります。
多くの都道府県で使用が制限されているため、漁業調整規則などを確認する必要があります。
定置網・地引網

海や湖に設置された網で魚を自然に誘導して捕らえる漁法です。体験イベントなどで参加できることもあり、学習機会として活用されることもあります。
調査用に小型の網を使う場合でも、特別採捕許可が必要となる点には注意が必要です。
電撃捕魚器
調査研究専用の機器で、電気の刺激によって一時的に魚を麻痺させて浮かせ、捕まえる方法です。
短時間で多くの魚種を採取できますが、使用には専門知識と許可が必要です。
銛(もり)・鉾(ほこ)

水中に潜って魚を狙い、突いて捕獲する方法です。命中精度や潜水技術が求められますが、
熟練者には非常に効率的な方法となります。

地域によっては禁止されている場合があり、
また魚に傷がつくため、標本向けには不向きです。
魚のいる場所を見つけるコツ

魚の種類によって好む環境は異なります。岩陰や水草の間を好む魚には、それに適した場所を探す必要があります。水深、底質、水草の量などを意識して観察を行いましょう。
また、回遊する魚を狙う場合は、一定の場所で待つか、移動しながらタイミングよく探ることが重要です。生態や季節の動きと合わせて観察することで、効率よく魚を見つけられるようになります
まとめ

ということで今回は「魚の入手方法」についてお話ししました。
魚を捕まえる体験は、ただ楽しいだけじゃなくて、学びの第一歩にもなるんですよ。

たしかに、魚を見て終わりじゃなくて、育てたり調べたりすれば、
もっといろんなことがわかりそうですね!

そのとおりです。そしてもし命をいただくような場面があれば、
魚に感謝する気持ちも大切にしたいですね。

はい、自然とつながっているって感じがします。
今度、魚との出会いを探しに水辺に行ってみたくなりました!
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