
今回は「ひみラボ水族館」について解説していきます。
廃校を利用した、ちょっと変わった水族館なんですよ。

廃校って、昔の学校を使っているんですか?
どんな展示があるのか気になります!
ひみラボ水族館


富山県氷見市にある「ひみラボ水族館」は、廃校となった旧・速川小学校の校舎を再活用した、全国的にも珍しいタイプの水槽展示施設です。

理科室や教室を活用しながら、まるで学校そのものが水族館になったかのようなユニークな空間が広がっています。

学祭みたいなワクワク感がありますね。
地域の自然をテーマにした展示構成
この施設の大きな特徴は、「地域の自然環境とそこに暮らす生き物たち」をテーマにしていることです。
展示されているのは、主に氷見市周辺の川や田んぼ、ため池などに実際に生息している淡水魚たち。
希少種であるイタセンパラをはじめとした在来種を中心に、約30種類以上の魚が紹介されています。
館内には20基を超える水槽がずらりと並び、一般的な学校の規模を大きく超える展示内容となっています。

その充実ぶりから、「小さな水族館」と呼ぶにふさわしい存在感を放っています。
イタセンパラの保護と学術的展示



この施設の大きな見どころのひとつが、希少淡水魚イタセンパラの展示と、
環境保全に関する解説パネルの設置です。

研究パネルや流域の環境紹介も充実しており、教育機関ならではの学術的な雰囲気を漂わせています。
フナの展示:分類学的アプローチ

館内ではフナの展示も行われており、「ゲンゴロウブナ」と「ギンブナ」がそれぞれ専用水槽で紹介されています。


ゲンゴロウブナ
体長約20cm。体高も高く、顔つきも成魚らしく、見応えのある美しい個体です。
ギンブナ
体長10cmほどの小型個体。腹部がやや凹んだスリムな体型が特徴です。
これらは一水槽一種で展示されており、分類学的な理解を深める上でも非常に理にかなった展示方法といえます。
シンプルな水槽構成と見やすさ

展示水槽の多くは、幅60cmほどの標準的なサイズ。
内装はシンプルで、岩がある程度でしょう。隠れ家のようなアクセサリー類は設置されていません。
そのため魚の姿を観察・撮影しやすいという利点があります。
その割には飼育種ごとに砂利や砂の質を異なっています。

なんでなんですかね?

生息環境や生態に合わせて最低限の環境を再現しているんですね。


濾過には投げ込み式のスポンジフィルターが使用されており、景観への影響はあるものの、教室内の展示という特性を考慮すると許容範囲で、管理のしやすさもポイントです。
また、照明は廃校当時の教室照明をそのまま活用しており、
水槽個別のライトはないものの、全体としては十分な明るさが確保されています。
他の水槽にもフナの姿がいた?


専用の展示【おさかなカード】




また、この施設の限定グッズとして「おさかなカード」が存在しています。
富山県に生息している魚をトレーディングカードとしています。
ひみラボに訪れた子供達にプレゼントしているみたいですね。

私も1枚もらいましたが、残念ながら船出はなかったですね(´・ω・`)

どんまい。
学校ならではの展示スタイルと親しみやすさ



各水槽には、学校の生物部の展示を思わせるような大きなパネルが添えられており、訪れる人々の学びを促進しています。

また、館内のキッズコーナーでは、特大サイズのフナのぬいぐるみも設置されており、
大人でも思わず欲しくなってしまうような愛らしさです。
施設概要
- 住所
〒935‑0113 富山県氷見市惣領1927 - 電話番号
0766‑91‑2249 - 営業時間
10:00~15:30(最終入館 15:00) - 休館日
月曜日(祝日の場合は翌平日)、冬季休館(12月下旬〜3月中旬予定) - 入館料
無料
アクセス
- 車
能越自動車道「氷見南IC」から約2分 - バス
JR氷見駅または高岡駅からバス「大覚口」下車、徒歩約5分 - 駐車場
あり(約30台分)
まとめ

ということで今回は「ひみラボ」について解説していきました。
身近な魚のことを学べる、地域に根ざした水族館でしたね。

はい!教室に水槽がたくさんあるなんて、面白いです。
今度ぜひ行ってみたいです!


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