今回は『天空の里とフナ』について解説していきます。
先生、天空の里ってどんなところなんですか？名前だけ聞くとすごく気になりますね。
そうですね。地域の自然や生き物を身近に感じられる場所なんです
へえ！そこにフナも登場するんですか？
どんな風に関わっているのか楽しみです。
コウノトリ野生復帰センター 天空の里
埼玉県鴻巣市にある「コウノトリ野生復帰センター 天空の里」では、つがいのコウノトリをガラス越しに観察できるだけでなく、地域に生息するさまざまな生き物の展示も行われています。
今回はその中で出会ったフナを中心にご紹介します。
いきものコーナーとは？
観察コーナーの一角にある「いきものコーナー」では、蛇やカエル、水生昆虫など、近隣の野や水辺にすむ生き物が展示されています。
ここは単なる展示ではなく、コウノトリが暮らす環境を支える多様な生物を紹介する場でもあります。
を通じて地域の自然に触れられるため、大人も子どもも楽しめるコーナーになっています
水槽展示で出会ったフナ
展示の中でも目を引いたのが、水槽に泳ぐフナ（ギンブナ）の姿です。
水槽は2基設置されており、そのうちの1つにフナが確認できました。ギンブナは日本の川や池で広く見られる、まさに「身近なフナ」です。
一緒に泳ぐ仲間たち
フナと同じ水槽には、タモロコとドジョウも展示されていました。
これらはいずれも地域の水辺でよく見かける魚で、フナとの組み合わせは自然さを感じさせます。
水槽環境と魚たちのようす
展示されていたフナは体長10センチほどで、1匹のみ。
やや痩せ気味な体型でしたが、タモロコがフナよりも大きく育っていたのは印象的でした。
水槽は60センチ規格で、底には砂が敷かれ、ドジョウの隠れ家として土管や石が配置されています。
濾過は投げ込み式フィルターが1つだけで、苔で緑色になっている姿からは
「長年維持されてきた歴史」を感じます。
専用の照明はありませんが、上部が開放されており室内の光が入るため、暗さはありません。
魚たちは落ち着いた様子で泳いでいます。
このやや簡素な環境でもフナやドジョウの生命力の強さを感じさせますね。
コウノトリとフナの関係
施設内の紹介パネルには、コウノトリの餌として「フナ」の絵が描かれていました。
コウノトリは本来、川や田んぼでカエルや小魚を捕らえて暮らす鳥であり、フナもその食性の一部です。
つまり、展示されているフナは単なる水槽展示にとどまらず、コウノトリの暮らしと地域の環境をつなぐ存在として紹介されているのですかね。
天空の里で広がる自然の見方
天空の里を訪れると、ガラス越しに優雅に歩くコウノトリを眺めながら、同じ空間でフナやタモロコ、ドジョウといった小さな淡水魚に出会えます。
主役はもちろん国の特別天然記念物であるコウノトリですが、その背景を支える生き物たちにも目を向けることで、施設の魅力はさらに広がります。
身近な魚であるフナが、コウノトリの命を支える食物連鎖の一部として紹介されていることは、自然と人との関わりを考えるうえで大切な気づきを与えてくれるでしょう。
施設情報
- 住所
埼玉県鴻巣市明用632 - 電話番号
048-594-6311 - 公式サイト
鴻巣市コウノトリ野生復帰センター 天空の里
https://www.city.kounosu.saitama.jp/site/konotori/ - 営業時間
3月〜10月：9:00〜16:45
11月〜2月：9:00〜16:00
繁殖シーズン（2月1日〜5月31日）：10:00〜14:00（短縮開館） - 休館日
火曜日（祝日の場合は翌平日休館）
年末年始：12月29日〜1月3日 - 入館料
大人：100円（税込）
中学生以下：無料
アクセス
- 公共交通機関
JR高崎線「吹上駅」南口 または「北鴻巣駅」東口から
鴻巣市コミュニティバス「フラワー号（吹上コース南回り）」乗車、「コスモスアリーナふきあげ」下車すぐ - 車（駐車場含む）
カーナビには「コスモスアリーナふきあげ」と入力
駐車場：約300台（無料、共用）
まとめ
今回は『天空の里とフナ』について解説していきました。
はい、自然と人とのつながりを感じられるお話でしたね。
ええ、身近な生き物や環境を知ることが大切なんです。
これから出かけるときも、自然の小さな発見を大事にしていきたいです。
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