四万十川、命と文化の学習センター
四万十川の支流である広見川のほとりにある水族館。
四万十川と広見川の魅力を伝えるための淡水水族館であり、主な展示は四万十川流域に生息する魚類の紹介で、多くの淡水魚の展示を行っている。
また、アマゾンなどの熱帯雨林の生物のコーナーもあり、ピラルクーや大型ナマズの観察ができたり、ペンギンとの触れ合いができたりとアミューズメント性が高く、お客様を楽しめる要素がたくさんあるのもこの水族館の魅力である。
フナのいる水槽
中下流域の生態
中流域のジオラマ水槽。ここにはギンブナが泳いでいた。
水底は岩と砂のみであり、実際の中下流の環境をリアルに再現をしているように感じた。
主な混泳魚にオイカワとヌマムツがいる。それでも個体の大きさがそれぞれ小さいので、
水槽の主役は実質ギンブナとコイである。
ギンブナ自体はゆったりと泳いでいるので、シャッター速度1/30秒以下でもしっかりと撮れ、水中でホバリングしているタイミングならば1/5秒でも綺麗に撮れる。
水槽の下には木枠があり、下にいるフナの撮影は困難ではあるが、ギンブナ自体はサービス精神旺盛(?)なので、水槽前でじっとしていると、ギンブナ自身が水槽の前に来てくれたりしてくれるので、撮影がしやすく感じた。
展示個体:ギンブナ
混泳個体:コイ、オイカワ、ヌマムツ
魅力のある魚たち
ここでは、この水族館で私が魅力に感じた魚についてピックアップしていきます。
アカメ

ギンブナがいる水槽の隣で泳いでいる魚。
四万十川のシンボルである大型魚、アカメが大量に泳いでいた。
こうしてみると、写真では赤い目をしていないが、フラッシュ撮影をすると目がルビーのような赤い色に光るのである。
ピラルクー

熱帯雨林コーナーで展示。
館内では一番大きい水槽の中でも一際存在感を醸し出している。世界で一番大きい淡水魚とも言われている。
水槽の構造上、ピラルクーを見上げながら大きさをひしひしと感じることができる。
フンボルトペンギン

展示個体は淡水魚と汽水魚が多い、当水族館で唯一(?)の海水生物である。
可愛らしいフンボルトペンギンが屋外のコーナーで遊んでいた。
時間帯によってはペンギンが館内でパレードも行ったりするそうだが、私が訪れた時はちょうどコロナ禍だったので、中止されていた汗
金魚

タッチングプールコーナーの後ろに金魚の展示コーナーがあった。
複数の品種の金魚が様々な水槽で華やかに舞って泳いでいた。
展示と同時に付近魚に関する文献や資料などの展示にも力を入れている。
訪問記

私が高校生の時に寝台列車に乗って静岡から宇和島まで行ったことがありました。その時に立ち寄った水族館がここのおさかな館でした。
そして10年経った今、社会人となり兵庫県明石市に転勤しました。四国に近づいたからということで、愛車で宇和島までドライブし、再びおさかな館へと足を運びました。
外観はほとんど変わらず、雰囲気も当時の面影のままでとても懐かしく感じました。愛媛県の端っこである宇和島。高校生の頃の私はまさか人生で2回も宇和島に行くとは思ってもいなかっただろうな。
3回目もあるかもしれませんね笑
水族館情報
TEL 0895-20-5006 住所 愛媛県北宇和島郡松野町大字延野々1510-1 URL http://www.morinokuni.or.jp/publics/ 開館時間 10時~17時 休館日 1月1日、水曜 入館料 大人(高校生以上)800円、小中学生400円、幼児200円 交通 JR松丸駅から徒歩約5分。 車:松山道西予宇和島ICから国道56、320、381号線などで約1時間。 駐車場 あり
展示個体:ギンブナ
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