今回は「上尾市自然学習館」について解説していきます。地域の自然や生き物を身近に感じられる施設ですよ。
自然学習館って、学校の理科の授業みたいなことを学べる場所なんですか？
そうですね。展示や観察を通して、実際に見たり感じたりしながら学べるのが特徴です。
それは楽しそう！どんな展示があるのか気になります！
あげお自然学習館
埼玉県上尾市にある自然学習施設で、市内の生態系や稲作文化などを学ぶことができます。
館内では展示や体験を通じて、地域の自然や人々の暮らしとの関わりを分かりやすく紹介しており、子どもから大人まで楽しめるスポットです。
特に施設入ってすぐにある上尾市の自然のジオラマは植物の高さもあり、雰囲気があります。
地下に潜ると土の中の景色を見ることもできてワクワクしますね。
「上尾円山公園の池」コーナーに注目
今回は、この施設に展示されていたフナの水槽展示に注目してレポートします。
館内に入ってすぐの場所に設置されている水槽では、隣接する上尾丸山公園の池に生息する魚たちが紹介されています。ここに展示されていたのが、今回の主役であるギンブナです。
展示の名称としては「上尾丸山公園の池」と明示されており、地域とつながった内容になっている点は評価できます。
特に丸山公園は水生植物が豊富であり、時期によっては花菖蒲などが咲き乱れて観光客も多く訪れるそうです。
特殊な形状の水槽が特徴
展示水槽は、一般的な四角い水槽とは異なり、上部が広がった台形に近い形状をしています。これは見た目にユニークなだけでなく、観察のしやすさにも貢献しているように感じられました。
来館者が最初に目にする展示として、印象に残りやすい形状ですね。
また、この水槽自体には照明はないのですが、この形状のおかげか比較的明るいので撮影自体は難なくできますね。
ギンブナとモツゴの混泳展示
水槽内には体長20cmほどのギンブナが展示されており、それなりに存在感があります。
しかし、観察していて気になったのは、魚の健康状態です。
ギンブナの体表には穴あき病に近い症状が見られ、痩せた印象もありました。水槽内では多数のモツゴが混泳しており、活発に泳ぎ回っています。もしかすると、エサの大部分をモツゴが食べてしまい、フナが十分に餌を取れていないのかもしれません。
水槽管理の課題も
展示水槽の正面は比較的きれいに保たれていますが、側面や背面には茶ゴケが目立ち、撮影にはやや不向きな状態でした。
台形という特殊な形状な上に水槽の高さも上部が広く、高さもあることから、手を入れてのメンテナンスが難しいのかもしれません。
と言いたいところでしたがフロントにある水槽も苔まみれでした。
純粋に水槽や飼育環境のメンテナンスをしていないだけとも推測できますね。
飼育展示している個体がどれも水質悪化に耐性の高い個体だからまだ維持できているのかもしれませんね。
また、館内入り口付近に位置しているため、水槽のガラスに映り込みが発生しやすいのも少々気になる点です。
施設情報
- 住所
〒362‑0065 埼玉県上尾市大字畔吉178番地（上尾丸山公園内） - 電話番号
048‑780‑1030 - 公式ウェブサイト
https://www.ageo-kousya.or.jp/maruyama/nature/ - 開館時間
9:00～17:00（※登録団体の予約利用は～21:00まで） - 休館日
年末年始（12月28日～1月4日） - 入館料
無料
アクセス
- 公共交通機関
JR高崎線「上尾駅」西口より市内循環バス「ぐるっとくん」平方循環線で「丸山公園南口」または「自然学習館入口」下車 - 車
東北自動車道「岩槻IC」より約20分
おわりに
今回は「上尾市自然学習館」について解説していきました。地域の自然を学べる場所として、とても魅力的な施設ですよね。
はい、身近な自然にふれられるっていいですね。もっとじっくり見てみたくなりました。
実際に足を運んでみると、写真や本ではわからない発見があるかもしれませんよ。
今度、家族と一緒に行ってみたいです！自然のことをもっと知りたくなりました。
上尾市自然学習館のフナ展示は、地域とつながった展示テーマや、観察しやすい工夫が凝らされた水槽など、注目すべきポイントがいくつかあります。ただし、魚の健康状態や水槽の管理面にはやや課題が見られました。
今後、より良い展示環境が整えば、さらに魅力ある施設になることでしょう。フナ好きにとっても、一見の価値があるスポットです。
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