【フナのいる水族館】森の水族館

水族館

最小の有料水族館

入館料が必要な水族館の中では、私の知る中では世界最小の水族館です。
山奥の飛騨高山から乗鞍へと向かっていく途中にある細い道沿いにあり、看板がなければ見逃してしまいそうになりました。

水族館の周りには水車や馬がおり、雰囲気が良いですね。
ここの水族館は築120年という農家屋を利用した民族美術館「匠の館」に併設されている。飛騨の暮らしと自然を知るのにはいい機会ですね。

フナのいる水槽

テニスコートくらいの規模の小さい有料水族館ではありますが、フナがちゃんといました。
フナの混泳魚でニジマスが泳いでいる水族館は日本でもここだけでしょう、どことなく新鮮さを感じました。

水槽の中は苔がもしゃもしゃ生えておりお世辞にも綺麗とは言えませんが、水自体は非常に澄んで綺麗なので、水質的には全く問題ないでしょう。

全体的に水槽が暗いので、写真撮影する際にはISO感度を上げてシャッター速度を稼ぎがないとフナを移すのは難しいです。

また、水槽に光が反射し安い環境にもなっているので、極力ガラス面にカメラのレンズを近づけて撮影を行った方が映り込みを防ぐことができます。

ここの水族館は擬岩ではなく、本物の岩と山から流れる水をそのまま使っています。
水が冷たい為、夏場にいくととても涼しく感じる、また、外気温との差が大きいので水槽のガラス面が結露してすぐに曇ってしまうほど強烈です。

これだけでは観察ができなくなってしまうので、水槽の近くに水切り用のワイパーがありそれで曇りを取ることができます

展示個体:ギンブナ
混泳個体:ニジマス、ウグイ

魅力のある魚たち

イトウ

ここの水族館の一番の魅力といえば、一番奥にある大型水槽に展示している日本一の大きさを誇る淡水魚と言われる「イトウ」になります。
体長は裕に1mを越え、悠々と泳いでいます。
アクリルガラスの1枠ではおさまえらないほどの大きさですね。
狭い水族館ではありますが、その中でも特に存在感を放っています。

訪問記

ここの水族館は以前、ガイドブックでちらっと見たことはありましたが、特に興味もなくスルーをしていました。
ところが、Googleマップでこの水族館を見た時にふと展示個体にフナがいることを知り、水族館に行くことを決意しました。

当時の私はジャパン峠プロジェクトの峠巡りも趣味の一つであり、岐阜県の「白山白川郷ホワイトロード」をドライブした後に立ち寄ってみました。

時間がなかったので、匠の館は行かずに水族館のみを観て帰ってしまいました。
次に行く時には時間に余裕を持ってじっくりと観ていきたいですね

水族館情報

TEL 0557-79-2505
住所 岐阜県大野郡丹生川村根方532
URL http://norikura.com/aquarium/
開館時間 8時~17時
休館日 なし(冬季には臨時休業あり)
入館料 大人500円、小人(中学生以下)400円
交通 JR高山駅から新穂高温泉行きバス約50分、琴水苑口下車徒歩5分。
車:中部縦貫道高山西ICから国道158号線で約30分
駐車場 あり

展示個体:ギンブナ

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