【フナのいる水族館】みやじマリン 宮島水族館

水族館

世界遺産でスナメリと会う

世界文化遺産である厳島神社のある広島県の宮島。そんな歴史と自然が豊かな宮島に集客観光目的で建てられた水族館が「みやじマリン 宮島水族館」である。

「いやし」と「ふれあい」を基本理念に生き物をより身近に感じられる参加・体験型の水族館になっている。

また、この水族館のシンボルといえば、スナメリである。
瀬戸内海に広く生息するイルカの仲間で、背鰭がなく、くちばしも出ていない可愛らしい見た目をしている。愛想がいいので、ここの水族館にきたらぜひスナメリを見に行こう。

ふなのいる水槽

山から海へ

廿日市市の上流域から河口域までの里山風景を再現した水槽。
この水槽内にもしっかりとフナが展示していました。

ここのコーナーのテーマは山から海へ。
山に降り注いだ雨がやがて川となり、そして海へと流れ着いていく過程についての環境を切り取ったコーナーである。

フナのいる水槽のコーナーでは田んぼのそばに流れるような里川の雰囲気を作り、自然と文化を再現している。

背景には田舎の風景。水槽の上部にはダルマガエルとカブトムシの幼虫の飼育展示をしており、里の環境を表している。

また、展示水槽も修学旅行の小学生を対象にしたのか低く作られている。

飼育水量がそこまで大きくないため、フナも小さい個体が多い。
また展示環境の関係で影ができやすく、フナ自体群れは作っており水槽環境に慣れているものの、水槽の端に寄りがちであり、隠れてしまうことが多い。

撮影はなかなか難しいので、じっくりと時間をかけよう。

展示個体:ギンブナ、ゲンゴロウブナ
混泳個体:カワムツ、ニゴイ、ヤリタナゴ

おまけ

私が訪れた2019年9月には「きんぎょ会」として金魚の展示が行われていた。

展示ルームには様々な品種の金魚を集めており、水槽内はディスコのように華やかに泳いでいる。

金魚のルーツや品種の解説などの説明があり、金魚についての勉強になった。

残念ながら、祖先であるフナの展示は行ってはいなかったが、フナなら上記で紹介した2階の「山から海へ」コーナーで展示しているので、興味のある人はそちらへ行くといいだろう。

訪問記

宮島に行く人の多くが厳島神社に行くことを目的としているだろう。

それは、世界文化遺産でありそれが目的であるのは間違いない。

しかし、私の訪れたタイミングでは、何も計画を立てていなかったこともあり、ちょうど厳島神社が工事中で、海の中にそびえる鳥居が全て工事用の幕に覆われてみることができなかったのである。

それでも、水族館や宮島の雰囲気、また、宮島にいるシカを観光することで満期することができた。

水族館情報

TEL 0829-44-2010
住所 広島県廿日市市宮島町10-3
URL http://www.miyajima-aqua.jp
開館時間 9時~17時(入館は16時まで)
休館日 12月26日〜12月30日
入館料 大人1400円、小中学生700円、幼児400円
交通 宮島口よりフェリーで宮島口へ10分宮島港から徒歩15分

展示個体:ギンブナ、ゲンゴロウブナ

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