
どうも、あおいふなです。
2026年7月、滋賀県立琵琶湖博物館を訪問しました。
今回の大きな目的は、新しくなったナマズ水槽とコアユ水槽の確認です。
長らく封鎖されていたエリアがついに開通し、水族展示室の順路にも大きな変化がありました。
もちろん、定期的に観察しているフナ水槽の様子も確認しています。
ナマズ水槽がついに復活



長らく封鎖されていたナマズコーナーが、ついに復活しました。
以前はヨシ原水槽からトンネル水槽を見学したところで順路が終了していましたが、今回の訪問では通路が開通し、そのままナマズコーナーへ進めるようになっています。
新しいナマズ展示は、以前の水槽を再現しただけではありません。
観察方法や解説内容が増え、ナマズの姿や特徴をさまざまな角度から楽しめる展示へと進化していました。
下からナマズを観察できる水槽



新しいナマズコーナーでは、
通常の水槽だけでなく水槽を下から見上げるようになっています。
下から観察できる場所には土管が設置されており、
その中に隠れているナマズの様子を見ることができます。
展示されているのは3種類
- ビワコオオナマズ
- イワトコナマズ
- マナマズ
同じナマズの仲間でも、体格や体色、顔つきが異なります。
複数種を同じ場所で観察できるため、それぞれの特徴を比較しやすい展示になっていました。
全体の雰囲気も素敵


このコーナーは天井からの照明の揺らぎも魅力です。
水面の動きに合わせて光が揺らぎ、水槽内に自然な陰影が生まれていました。
ナマズを観察するだけでなく、水辺らしい雰囲気そのものを楽しめる空間です。
日本のナマズ4種類の顔を比較

ナマズコーナーには、日本に生息する4種類のナマズの顔を再現した模型も展示されていました。
それぞれの顔つきや口の形、歯の違いを比較しながら学ぶことができます。
生きた魚を水槽越しに見るだけでは、口の中や細かな形態までは確認しにくいものです。
模型を使うことで、種類ごとの違いが分かりやすく伝わる展示になっています。
特に、複数のナマズ類が生息している琵琶湖らしさを感じる内容でした。

個人的には、ビワコオオナマズの突き出た下顎や独特の体色が好みです。
大型になる魚なので自宅で飼育するのは難しいですが、何度見ても魅力を感じます。
コアユ水槽と魞漁の展示も復活

ナマズコーナーの隣にあるコアユの展示も、新しくなって復活していました。
以前は、円柱形の水槽内をコアユの群れが泳ぐ展示でした。
新しい水槽では、琵琶湖独自の漁法である「魞漁」が壁面に再現されています。
魚の生態だけでなく、その魚と関わってきた漁業文化まで一緒に紹介する展示です。
魞漁の展示


周辺には魞漁に関する解説も充実していました。
実際の漁で使用される網に触れられる展示や、魚を誘導する仕組みを説明した資料もあり、魞漁の構造を立体的に理解できます。
コアユが泳いでいる姿を眺めるだけではなく、その魚がどのように漁獲され、地域の暮らしと結び付いてきたのかまで知ることができます。
こうした自然と人間の関係まで扱う点は、琵琶湖博物館らしいところです。

私自身も以前に魞漁を体験したことがあります。
そのため、今回の展示を見ながら当時のことを思い出し、感慨深いものがありました。
夏を迎えたヨシ原水槽

今回も、定期的に観察しているフナの水槽を確認しました。
7月のヨシ原水槽では、水槽の右半分を覆うように浮葉植物が繁茂していました。
水槽の構造上、水面より上に出ている葉までは確認できませんでしたが、季節や葉の形から考えると、ヒシの仲間ではないかと思います。


植物が茂ったことで、水槽内の雰囲気も以前とは大きく変わっていました。
岸辺に近い場所には小型の魚が集まり、大型のフナ類は水底付近に集まって採食していました。
以前の訪問時よりも、大型個体が底にいる時間が長いように感じます。
水温が上がる季節なので、活発に泳ぎ回るよりも、水底付近で過ごしていたのかもしれません。

人間と同じように夏バテをしているのでは、と想像しながら観察しました。
トンネル水槽のフナも水底へ


トンネル水槽には、夏らしい爽やかな水中景観が広がっていました。
しかし、ニゴロブナやゲンゴロウブナなどの大型のフナ類は、水底付近に集まっています。
ヨシ原水槽と同様に、夏の水温や時間帯が行動に影響しているのかもしれません。


一方で、小型のフナは活発でした。
水槽の壁面から出ている気泡に向かって泳ぎ、水流に逆らうような動きを見せていました。
泡に押し戻されながら何度も同じ場所へ向かう姿は、遊んでいるようにも見えます。
同じフナでも、大きさによって過ごしている場所や行動が異なっている点が印象的でした。

水槽を繰り返し訪問していると、展示されている魚の種類だけでなく、
季節や成長による行動の変化にも気付けます。
ネイチャーアクアリウムのレイアウトを観察




最近は、自室のフナ水槽をより自然な雰囲気に近づけたいと考えています。
前回の訪問では、水槽の全体的なレイアウトや、フナの食性と相性のよさそうな植物を中心に観察しました。
今回は、植物の植え方や人工物の隠し方に注目しています。
琵琶湖博物館の水槽で参考になったのが、排水部分や水の流れ込み口の手前に流木を配置する方法です。


水槽内には、配管や排水パーツなどの人工物がどうしても必要になります。その手前に流木を置くことで、プラスチック製の部品が目立たなくなり、自然な景観になっていました。
流木にはトキワシノブやシペルスが活着し、表面にはウィローモスも巻かれていました。
人工物を隠すだけでなく、流木そのものが植物の生育場所になっています。水辺の植物が複雑に絡み合う雰囲気が再現されており、とても魅力的でした。
自宅の水槽でも参考にしたい手法です。
ただし、博物館の大型水槽と比べると、我が家の水槽はそれほど大きくありません。人工物を隠せるほどの流木を入れると、水槽内に影が増えたり、遊泳スペースが狭くなったりする可能性があります。

流木の形や大きさ、植物の配置をどのように調整するかは、今後の課題になりそうです。
何度訪れても新しい発見がある



今回の訪問では、長らく待ち望んでいたナマズ水槽とコアユ水槽の復活を確認できました。
新しい展示は、単に魚を水槽内で見せるだけではありません。
ナマズを上下から観察できる構造や、種類ごとの顔を比較できる模型、コアユと魞漁を結び付けた展示など、生態と文化の両方を学べる内容になっていました。
琵琶湖博物館は、一度訪れただけですべてを見終えられる施設ではありません。
水槽の変化、魚の成長、季節ごとの行動、新しい展示など、訪れるたびに異なる発見があります。

今後も定期的に訪問しながら、
琵琶湖の魚や水辺の展示がどのように変化していくのかを記録していきたいと思います。


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