【フナのいる水族館】新江ノ島水族館

水族館

ニッポンの水族館

日本を代表する水族館といえば、非常に迷うところではありますが、少なくともこの水族館は日本にある水族館の要素を多く持っています。

大きな水塊で人々を魅了し、色鮮やかで様々な魚、癒しを与えてくれるクラゲ、そして、深海生物の研究。海獣やショーも魅力満点ですね。

ここの水族館のコンセプトはタイトル通り「ニッポンの水族館」です。
創立から半世紀を経て、新しく生まれ変わった新江ノ島水族館の展示はそのアミニズムが内包されていますね。

フナのいる水槽

川魚のジャンプ水槽

海水魚の水槽ばかりの新江ノ島水族館で唯一淡水展示が行われている水槽。
この水槽は川を模して作られているのだが、時間によって水槽の水位が変化します。
そして、川の水が少なくなるとここで展示している魚たちが遡上をするためにジャンプをするという展示ですね。

普段は素通りされる日本の川の展示の中では最も観客が立ち止まる水槽でしょうが、この水槽にもフナがいます。
ただ、フナがジャンプするのかどうかは正直よくわかりませんね。
実際にフナが跳ねたシーンを写すことができませんでした。
展示個体の説明欄にはギンブナのみでしたが、よくみるとゲンゴロウブナの未成魚が混じって泳いでいました。

あと、真っ赤な体の金魚(フナ尾和金)も混じって泳いでいました。
地味に淡水魚であるフナと汽水魚であるボラが混泳している貴重な水槽でもありますね。

展示個体:ギンブナ、ゲンゴロウブナ?、キンギョ
混泳個体:オイカワ、カワムツ、ウグイ、ボラ

魅力的な魚たち

クラゲファンタジーホール

この水族館の魅力の一つであるクラゲコーナー、正式名称は「フラゲファンタジーホール」。
世界中の様々な造形のクラゲたちが優雅に漂う姿を目の当たりにできる癒しの空間ですね。

水槽内は薄暗く、それでなおほのかに水槽ごとに灯が灯されており、非常にまったりとできますね。

クラゲの漂う姿をじっと見ていると、ここだけ時間の流れがゆっくりと流れているのではないかと感じてしまうのではなかろうか。

イワシの群れ

当水族館で一番大きい水槽である相模の海の大水槽になりますね。

水族館の真ん中に存在し、高さ10m以上あるような巨大な水塊の中で様々な海の生物たちが泳いでいる。

ここの水槽でもっとも目を引く生物は意外にもイワシですね、それも無数のイワシの群れが集まって一つの大きな塊になっていました。
その群れが様々な生物に影響されて変幻自在に形を変え、見ていて飽きないですね。

この水槽を見て「スイミーだ!」と思う人は少なくないのではないでしょうか、かくいう私もそう思いました。

タモトハゼ

水族館後半に突如現れる少し古びた感じの研究スペース。
せっかくクラゲに癒されたのに、と思うかもしれませんがなかなか侮れません。

ここでは、平成天皇が研究していたハゼについての研究についての解説や研究に関する個体の展示を行っています。

ちなみに私のお気に入りはこのタモトハゼ、黄色と水色のカラーリングが可愛らしいですね。

訪問記

私は大学が神奈川県の藤沢だったので、学生時代はよく江ノ島に来ていました。

学生時代は江ノ島の海で潜って魚をとったり、夜通し堤防で釣りをしてサメを釣り上げたりと、私の大学時代の思い出を築き上げてくれた場所でした。

ここの水族館には大学の課外授業でここに来たこともありましたし、ボランティアでここの仕事をやらせていただいたこともありました。

以前、この水族館で「クラゲ検定」という面白い試験が開催され、友達と一緒に受けたこともありました。

残念ながら落ちてしまったが、これを機会にクラゲについて興味を持つこともできました。そんな思い出のある水族館・・・社会人になった今は長くここには訪れてはいなかった。

最近、また訪れたら川魚水槽にいつもはいなかったフナが展示されていました。

フナ好きの私を思ってくれた配慮なのだろうか、もちろんそんなわけないのですが、またこの水族館のフナに会いに江ノ島へ赴きたくなりますね。

水族館情報

TEL 0466-29-9960
住所 神奈川県藤沢市片瀬海岸2-19-1
URL http://www.enosui.com
開館時間 (9時~17時入館は閉館1時間前まで)
休館日 なし
入館料 大人2000円、高校生1500円、小中学生1000円、幼児(3歳以上)600円
交通 小田急線片瀬江ノ島駅から徒歩約3分(または江ノ島電鉄江ノ島駅から徒歩10分)
車:横浜新道戸塚料金所から約30分
駐車場 なし(近くに有料パーキングあり)

展示しているフナ:ギンブナ、ゲンゴロウブナ

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