◯◯できる水族館
今回は愛知県の碧南にある水族館である「碧南海浜水族館」を解説していきます。
ここでは 碧南の近辺に生息している生物を展示しています。
「学びの海」と自ら称していることもあり、多くの発見や体験を与えてくれる水族館ですね。
海獣ショーや大きな水塊こそ無いものの、展示個体に対する紹介や解説のPOPの数や専門性が非常に多く、情報量がものすごいですね。
水族館としては古いものの、展示としてはかなり力を入れています。
また生き物展示だけでなく、奥には科学館エリアがあり、外にはビオトープエリアと環境活動をしています。
こうしてみると水族館としての役割をほとんど果たしていますし、ボリューム満点ですね。
愛知県の淡水魚
自然に触れるという観点からもこう言う展示はやっぱり好きですね
愛知県に生息する淡水魚を展示するコーナーにフナが展示されていました。
このコーナーはジオラマ型で水槽上部が空いており、背景にはその水域で生えている植物のレプリカが展示されており、自然を感じさせる展示となっています。
ここでは上流から下流に向けて様々な水域に生息している日本淡水魚をそれぞれの生息環境に合わせて展示するためにアクリル板で区切りながら展示を行っていますね。
フナのいる水槽はその中でも最も左側にある下流域に生息する魚コーナーで展示を行われています。
中下流域の魚
この水槽の特徴として一番に目につくのが、アメリカザリガニとトウカイヨシノボリがいるサテライト水槽でしょうか。
水槽の上部に設置されており、水槽内で混泳させたら他者を攻撃しそうな生物の隔離展示としてなのか、はたまた繁殖成功した為に大切に扱っているのでしょうか、理由は定かではないですね。
何も遮蔽物のないこの水槽の中にはこのサテライト水槽のおかげで水槽に影ができています。
この下にフナが集まっている姿を見ることができます。
遮蔽物としては不自然ではあるものの、これのおかげで物陰に隠れるフナらしい生態を見ることができますね。
この水槽にはギンブナがいますが、色彩変異個体(ヒブナ)も見かけることができます。
地味な体色の魚が集まるこの水槽の中ではひときわ目立つ存在となっていますね。
この個体については特に詳細な記載がされていないですね。
おそらくこの水槽に展示しているギンブナの色彩変異個体であることは間違い無いでしょう。
この水槽全体はなかなか明るく、擬岩も砂も明るい色をしている。
サテライト水槽の下部は影のため暗いものの、全体として撮影がしやすい環境になりますね。
展示個体:ギンブナ、ヒブナ
混泳個体:コイ、ヒガイ、ドジョウ、カマツカ
魅力的な魚たち
アブラボテ
なかなかお目にかかれない大型深海魚です、見た目はクエに似ており、重厚感が高いですね。
体にはワックスエステルという成分がはいっており、それで深海での浮力調整を行っている。
そのため、脂身はすごく美味しいが人体では分解できない油分が含まれています。
食べるとものすごーく体調を崩す恐れがあるので気をつけましょう。
(どう体調を崩すかは自分で調べてね)
イセゴイ
別名:ターポン。
外国ではゲームフィッシュとして有名な魚で、強い引きとジャンプで楽しませてくれるそうですね。
私はこの光沢のある鱗と鰭の構造、そして、コイ科に近い顔がどことなくフナに近い魅力を感じて好きな魚ですね。
イシガキダイ
荒磯の王として有名なイシダイとついなる魚のイキガキダイになります。
成長によって体の模様が変化するので、非常に興味深い魚ですね
そんな中でも私はこの細かいマダラ模様の時期が一番好きですね。
おまけ
スロープの壁画
科学館に行くためのスロープの壁画には魚をはじめとした多くの生物や生息環境の絵が描かれています。
この中の中流域(湖沼?)にフナらしき体型の魚が描かれているのが発見しました。
アユの絵に髭が生えているのは・・・なんでなんだろうか?もしかして架空の魚でしょうか。
体色が青色なので、本当にこれでいいのかと疑問視してしまうが、絵の全体的に見ても青の色彩が多く描かれていることもありますね。
これはこれで水辺の清涼感を表していると思えばアリでしょう。
青好きの私からしたら大満足の逸品である。
油ヶ淵と水
「油ヶ淵で見られる魚を釣ってみよう!!」ということで、実際の油ヶ淵で釣りをした気分にさせてくれる展示ですね。
ここには釣り竿が二つあって、糸の先端についた磁石でパネルの磁石をくっつけて釣り上げると言う方式ですね。
何が釣れるかは引き上げてからのお楽しみではあるが、運がいいと在来生物のギンブナをゲットできます。
このパネルですが、地味に重たく、強く引き上げると磁石が外れてしまうので、ゆっくりと丁寧に引き上げるのがコツですね。
クイズラリー
水に関するクイズに挑戦するコーナー。正解数に応じて認定書ももらえる。
意外と問題の難易度が高くて合格するのが難しいですね。残念ながら私は認定書がもらえなかったですね。
このクイズラリーの中流下流のエリアにもフナが出てくる。クイズを解くのに夢中で見逃さないようにしましょうね。
水族館情報
TEL 0566-48-3761
住所 愛知県碧南市浜町2-3
URL http://www.city.hekinan.aichi.jp/aquarium/
開館時間 9時~17時(夏休み期間は18時まで営業。入館は閉館の1時間前まで)
休館日 月曜(祝日の場合は翌日、)夏休み期間は無休。
入館料 大人520円、小人210円(なお、碧南市内の15歳以下の子供は無料)
交通 名鉄三河線碧南駅から徒歩15分。
車:知多半島道路阿久比ICから国道247号線で約1時間。東名道岡崎ICから約1時間。
駐車場 あり
展示個体:ギンブナ
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