今回は水族館での濾過や循環に関する設備について解説していきます。
水族館に飼育している生物を管理する上で大事な手段でありますので、よく見ていきましょう。
複雑な構造?
フナも体が大きい魚なので、餌をよく食べて、よく水を汚します。そんな生物に関する欠かせない水を常に綺麗にするのには濾過が欠かせないですね。

水族館の濾過に関する図をしばしばみる機会が子供の頃に何度かありました。実際に水族館の裏方見学などにいき、設備の観察をおこないました。
しかし、構造を見ると複雑すぎてちんぷんかんぷんでした。そして、この装置を見るとさらにちんぷんかんぷんになります。
でも、簡単に考えれば水槽で魚を飼うときに必要な機材と何ら変わりません。

主な構造

高架水槽はいわゆる飼育水を補充するための「水道」。曝気水槽は水に酸素を送るための「エアレーション」。熱交換器は水温を管理するための水槽用「ヒーター」と同じです。
ふつうの水槽だと一つの水槽にまとめていますが、水族館ではそれぞれが別の場所で管理がされています。その方が管理がしやすいんでしょうね。
水族館や展示水槽によって、その使用割合は様々にはなりますが、水槽を流れる水は、全てが新鮮な水ではないです。水も無限ではないですからね。

循環水が大きな役割を担っています。一般的な水族館は取水した水は着水槽からストレーナーでゴミをとってから館内の受水槽へと導かれていきます。
続いて、ポンプによって上にある高架水槽へと送られ、ここから水槽へ送られます。
そして、水槽内の油や食べかすから混じった表面の汚水が処理水槽へ送られ、そこで水をきれいにしてから海や川へと放出されていくのです。
循環・濾過

これとは別ルートが循環水のルートである。まず、循環ポンプの力を借りて各水槽から濾過装置へと水は送られていきます。
そこでサンゴ砂などのフィルターで汚れをこしとっていき、更にバクテリアの力で展示している水槽から出るアンモニアや亜硝酸などの有害物質を分解除去していきます。
それから熱交換機(ヒーター)で水温を調節して、曝気水槽で水中に空気を混ぜて循環が完了しそして元あった水槽に注入されるというシステムになりますね。
まとめ

いかがでしたでしょうか。
いつまでも魚を健康に展示するために水の管理を行うためにも必要な技術がてんこ盛りでしたね。
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