今回はフナを痩せさせない、失敗させない餌の与え方について解説していきます。
フナは臆病な性格であり環境に適応していない場合は、エサが食べられないという状態がしばしば見られ、その後痩せてしまうこともあります。
では、どうしたらうまくあたえられるのか、一緒に見ていきましょう。
フナがエサを吐き出してしまう。
これは、沈降性のペレット上のエサのケースが多いです。
特に大型のフナに大してニシキゴイ用のエサを与え始めたときに多くみられます。
これは、大型のフナ自体はプランクトン食性名場合が多く、溶けていない沈降性のエサを濾して食べることができずに違和感から吐き出してしまうのです。
たいていの場合、食いがあまり高くない場合があり、多くのエサを与えても残してしまい、残餌で水が汚れるだけになります。多く与えるのは厳禁ですね。
この場合は、クランブル状のエサに変えて多く与えるか食いの良いペレット状のエサを使用することがオススメです。
エサの種類についてはこちらでも解説しています→飼料の種類
また、単純にフナが一度に食べる量が多すぎてしまったということもあります。
吐き出してしまう場合でも、実際は少しずつ食べていることもあるので、そこまで心配になる必要は無いのかもしれない。
エサに対して見向きもしない。
エサを入れたのにを食べずにエサに対して近寄らないというシーン。
その場合は、多くエサをやっても水が汚くなるだけです。その日の給餌はあきらめてください。
これは、魚に対してストレスが与えられていて軽度の拒食症に陥っているケースです。
たいていの場合は、安静暗所な環境ならストレスは少なく、エサを食べてくれることがある。
軽度の拒食症の場合は、数日くらいエサを食べ無いと空腹状態となり自然と餌に寄ってくることがあります。
しかし、重度の症状は、腸が痩せて食べ物が寄せつかなくなります。
また、配合飼料を食べないときは、アカムシを与えると効果が高いです。
そのため、冷凍庫には冷凍アカムシをストックしておくのも悪くないですよ。
私が実際に与えているエサについてはこちらで紹介します→飼育した際に使用したおすすめのエサ
食べ残しが多く見える。
これは、飼育者の与え方に問題があります。シンプルに餌のあげすぎですね。
市販のエサの取り扱いを読むと「5分以内で食べきるようにしてください」と書いてあることが多いですし、大抵のエサは水でふやける構造になっており、ふやけすぎると喰いが減少する傾向があります。
魚の食べるスピードから、与える量を考えて見ましょう。
ギリギリではなくて敢えて腹八分目でやめてしまうのが懸命な考えであったりします。
多く与えて大きく成長させたいという気持ちはわかりますが、フナは胃がないので大量には食べられません。
大きく育てたいのでしたら量ではなくて与える回数が大事です。
これはフナだけでなく、多くの雑食性の魚類に言えることですね。
食べ残しが気になる場合は、底生魚を混泳させておくと食べ残しを食べてくれたりしますので、導入するのもありですね。
食いのいい餌の与え方
ちょっとしたテクニックの紹介。
これは、割と大事な方法であり、釣りの時の「コマセ釣り」のような発想ですね。
嗅覚が敏感な魚を沈降性で匂いの良いエサでおびき寄せてから沈降性のエサを与えると、
食欲が増した状態でエサを摂取できますね。
あまり喰いの良くないフナに正確にエサを与えさせたいときには使用するといいかもしれませんね。
まとめ
いかがでしたでしょうか、飼育を行う上で誰もがぶつかる壁ですので、
餌を食べない悩みをここで解決できたらいいなと思っています。
エサの与え方で悩みがある方、こんな与え方をしているよ~というからコメントしていただけると歓迎です。
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