今回はフナの飼育に関するエサ(飼料)について解説していきます。
エサの種類と特徴を知ってエサ選びの失敗を減らして行きましょう。
はーい!
エサには天然飼料と配合飼料の2種類が存在しています。
現在は、天然飼料の入手が困難になりつつある為、配合飼料が主流となっています。
天然飼料といっても、冷凍させたり乾燥させた天然飼料を人工飼料とすることもあり、今回はここでも人工飼料について扱うことにします。
天然飼料(生きエサ)
生きているエサ。食べ残した場合でも水を汚す心配が無い為、多く与えてしまっても構わないのが特徴。
他のエサと比べるとやはり高価であるが、食いの良さは生餌に勝る者は無いです。
保管が難しく毎日水を替えたり、死んだ個体を取り除いておかないとすぐに腐敗してしまうので注意。
詳しくはこちらをご覧ください→生きエサの与え方と管理方法
人工飼料
冷凍エサ
冷凍保存されたエサ。冷凍しておけば半永久的に保存ができ、価格は割と安定している。
冷凍していることもあり、生餌と比べると栄養価が少し減少しているが、食いのよさは一般的に変わらない。
投入直後は水に浮上するが、時間が経つに連れて少しずつ沈殿していく。
エサが飛び散るため、少し対策をとったほうがいいかもしれない。
乾燥エサ
乾燥されたエサ。常温で保存できる為、配合飼料のように扱えて便利であるが、価格的にはやや高価となっている。
また生きエサとは異なり、フードタイマーを用いた給餌が可能である。
乾燥されている為栄養素が少なく、人工的に添加している場合が多い。
浮上性で食いのよさも他のエサよりも劣るため、エサ慣れした個体で無いと上手く食べてくれないこともしばしば。生きエサと配合エサのステップアップに利用するといいだろう。
配合飼料
配合飼料は形状により、4つのタイプが存在します。
原料はフィッシュミール、乾燥さなぎ、乾燥ミジンコが動物性の主流で、小麦粉や大麦、米糖などがあり、これらを使用して雑食性の魚に適するように配合してある。
フナは臆病な性格であり、沈降性のあるエサが良い。
浮上性のエサは食べ残しが掬える上に愛嬌を多く感じられるメリットがありますが、
それなりに慣れが必要になります。
ペレット状
大きさは直径3~7mmの固形のエサ。
比較的大型の個体に適しており、浮上性と沈降性に分かれている。フナの体長が10~15cmを超えたときからこのタイプのえさを考えてみるといいかもしれない。
金銭的にはニシキゴイ用のエサが最も安価であり、それなりに慣らせば経済的にもお得である。
クランブル状
小型の個体に適した顆粒タイプのエサ。
一般的に金魚のエサとして多く流通しており、体長が10cm未満のフナはこのタイプのエサがメインになる。
沈降性のある川魚用のエサも存在するが、無い場合は金魚(ランチュウ用)のが一般的に沈降性である。値段もやや張るが食いも良いのでオススメ。
タブレット状
沈降性且つ水に溶けにくい固形の餌。
本来はコリドラスやプレコなどの食べるのが遅い熱帯魚(底生魚)用として開発された。
エサが溶け切るまでに時間が掛かるので、公平にえさを与えたいときに使用するといいでしょう。
なお、コリドラス用の餌の場合は
大型のフナなら一発で噛み砕いて食べてしまうこともあります。
ダメじゃん。
その場合はプレコ用のタブレットを使いましょう。
まぁ、これも大きなコイなら一発ですが。
マッシュ状
粉末のエサ。自家配合飼料の原料となる。
すぐに水に溶けてしまうため単体での使用はオススメできない。
稚魚やゲンゴロウブナのエサとしての使用がおおいです。
釣り餌で使うやつですね。
配合飼料を使う時の注意点
- 製造年月日を必ず確認すること。古いエサは変質している恐れがある。
- 配合飼料は湿気により、変質することがある。防腐剤を入れて涼しい場所で保存すると良い。
冷蔵庫に保管しましょう。 - 容器の底に砕けた粉が溜まっている場合があるので、除去しておくと品質を保ちやすい。
- 配合飼料を長期間放置しておくと、虫が発生することがある。防止策として、蓋をしっかり閉めるに限る。
- 同じ種類のエサを長時間与え続けると、魚がその配合飼料に対して飽きることがある。
そのためにもいくつかの種類のエサを順番に与えた方が良いとされる。
まとめ
と言うことで、今回は餌の種類について解説してきました。
天然飼料と人工飼料の違いがわかっていただけたら幸いです。
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