【魚類学】フナの外部形態まとめ

生物学

今回はフナの外部形態を解説していきます。

外部形態とは、体型やヒレ、鱗などの一般的な体表面の構造にです。
一つずつ学んでいきましょう。

たいけい【体型】

魚の体型は様々あり、一般的に川や海を活発に泳ぐ魚の体型は水の抵抗が少ない流線型になっています。

一方で岩礁や珊瑚礁の近くで絶えず方向を変えながら泳ぐ魚の体型は体高が高くかったり、
体型と生活様式との関係があると考えられますね。

フナの体型は「側扁型」と言い、体高が高いのが特徴です。

マグロなどの紡錘型と比べると早く泳ぐのが得意ではありませんが、
急な方向転換や速度調整がしやすい体型になります。

体長の測定方法

魚類の大きさを示す際、ほとんどの場合は長さと重さがその単位となる。
重さは量りが示した数値を読めばいいのだが、長さとなると基準を理解する必要がないと誤差が生じてしまう。正しい図り方について確認しておこう。

体長の測り方

全長
 体の前端(口の前端)から尾鰭の後端までの長さ。この方法は魚類図鑑等でも多く採用している。

尾叉長
 魚類の前端から尾鰭の最も窪んだ部分までを測定する方法。尾鰭の末端が欠けている個体を測定する際に有効である。

標準体長
 吻端(上顎の前端)から尾鰭の付け根部分(下尾骨の後端)までの長さを測定する方法。水産学や魚類学での研究など、より厳密な数値が必要なときに用いられる。

ひれ【鰭】

 鰭には体の正中線(垂直面)にあり、対を成さない鰭として背鰭、尾鰭、臀鰭がある。
これらを不対鰭あるいは垂直鰭とも呼び、対を成している鰭として胸鰭(四つ足動物の前足:手に相当)と腹鰭(四つ足動物の後ろ足:足に相当)があり、これらを対鰭と呼ぶ。

鰭の機能

尾鰭
 左右に振ることで遊泳時の主な推進力を作り出す。

背鰭と臀鰭
 遊泳の際の体の安定を保つ。

胸鰭と腹鰭
 遊泳にブレーキをかけたり、進行方向に対して左右、上下に方向転換する際のバランスをとる。

 コイ科を始めとするフナ属魚類の体系は縦に平たく体高が高い側扁型であり急な方向転換を得意とする。
全身を使用して遊泳を行う為、背鰭や臀鰭など体を安定させるために使用する鰭はあまり使用しない。また、フナ類は夜になると眠る為に水底で休むのだが、その際は腹鰭を畳んで水底に留まっており、とっさの場合の浮力を上げるために使用したり、胸鰭のみを使用して前後に移動する為に使用できる。

うろこ【鱗】

硬骨魚類の鱗は真皮に石灰塩が沈殿して生じ、角質にして透明、かつ薄くて多くの場合平たい。鱗には年輪があり、その数に従って魚の年齢を知ることができる。
フナの鱗は円鱗といってほかの鱗と比べて形が円く表面がなめらかである。

フナの鱗を観察すると、体の両側のほぼ中心に縦列する鱗に他のとは形状が異なり、各々に一つずつ小さな孔がある。
これは側線鱗とよばれ、その各々の孔の底には側線感覚器があり、触感をつかさどる魚類特有の器官である。 

ひふ【皮膚】

魚類の皮膚はこれを大別して、外側の皮膚たる表皮と、内側の皮膚たる真皮の2部に分かれている。表皮は数層の表皮細胞からなっており真皮は数層の結締組織より成り立っている。

そして表皮と真皮の間には色素細胞が、真皮とその内側には色素細胞が、真皮とその内方の筋肉層との間には光彩細胞が存在している。皮膚の付属たる鱗はフナの場合は真皮より発生している。

まとめ

いかがでしたでしょうか、魚類の見た目を分ける皮膚、ヒレ、鱗それぞれの大切さがわかっていただけたら幸いです。

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