今回は、前回の反省を踏まえて再度飼育をした記録について記載していきます。
前回の飼育研究では飼育環境に脱出する隙間を与えてしまったために、
青ブナを水槽から飛び出しを起こしてしまい、
結果として病気にさせてしまったので、その経験を踏まえて長期間飼育を行いました。
前回の飼育記録はこちら
アオブナの入手情報

仕入れ先:茨木観魚園 入手価格:20,000円 個体の体長:12cm程度
学生時代2回目の導入。今回の入手元は大阪の茨木市に販売している茨木観魚園。
青色個体とは別に青白個体も販売していましたが、今回は青みの強いこちらの個体を選択しました。
前回の個体と比較して体長がやや大きめである反面、頭の部分が褪色しておらず、青色ではないものの、体全体は薄い青みを帯びていました。
ヘルクレスオオカブトのリッキーブルーみたいな青みですかね。
アオブナ飼育経過

飼育環境
60レギュラー水槽
幅60cm、奥行き30cm、高さ36cm、
素材はガラスです。
底砂
底生生物に優しい底砂
植物
スクリューバリスネア、アナカリス
与えていた餌
キャット
基本的に水槽の底でじっとしており餌の食いがあまり良くなかったので、沈降性かつ食いの良い肉食魚用の餌「キャット」を頻繁に与えていました。
また、同じ沈降性でらんちゅう用の餌も与えていました。
混泳魚
ギンブナ
比較的温厚な個体としてギンブナを採用しました。
群れることはなかったものの、餌の食いを向上させていました。
水系としては、研究用に仕入れた沖縄産の個体を混泳させていた気がします。
ドジョウ
底面の掃除役として採用。同じく体色変異個体であるヒドジョウも一緒に飼育していました。
濾過状況

上部式濾過装置
水を汚しやすいので、比較的濾過体積の大きい上部式フィルターを採用。
濾過性能の高さと物理的に水槽上部を覆ってくれるので、アオブナの飛び出しを防いでくれます。
投げ込み式濾過フィルター
定期的に水槽の残餌やゴミを摘出するためにこちらのフィルターを投げ込んでいました。
これによって酸欠不足にも一役買いました。
飼育期間
2011年~
飼育経過

前回実施した飼育研究の結果により、アオブナが水槽からの飛び出しを行う可能性があったので、
今回の水槽は上面を上部フィルターとガラス蓋で覆い、さらにその上に照明を設置して絶対に飛び出しができないような環境を作りました。
また、前回は大きめの砂を敷いてしまったため、摂食時に口に含みストレスを与えてしまったことを考慮して、底砂は底生魚専用の細かい砂を採用しました。
また、隠れる場所として水草(アヌビアス・ナナ、アンブリア等)と土器の坪を設置しました。
飼育経過としては、導入直後はやはり飛び出しをしようとして何度か水槽からジャンプしている姿が見受けられた。
飛び出し防止策のおかげで、水槽ないから飛び出す心配はなかった。
やはり青ブナは水面をジャンプする特性でもあるのだろうか。
しかし、飛び跳ねて天井に何度も頭をぶつけたせいか、青ブナの頭部に傷がいくつかみられていた。
特に傷口からの感染症などにかかることはなく、しばらくしたら傷口はふさがっていました。
その後も、しばし飛び跳ねる姿が見受けられていたため、水槽の水位を低くして経過を観察しています。
まとめ
いかがでしたでしょうか、また、飼育を重ねる上で何か発見があったらここに記載していきます。
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