【フナがいた水族館】東京タワー水族館

水族館

今回はフナを展示して”いた”水族館での一つ「東京タワー水族館」について解説していきます。

東京の観光名所である東京タワーの中にある水族館で、大きな水槽が少なく観賞魚がメインとであり、一般の人からは高くないのですが、

ここはフナを展示していた水族館ですので、非常に好印象ですね。

中学時代に行った時の記録

アジア・オセアニアの熱帯魚

対象魚:ギンブナ
混泳魚:ワタカ、カワムツ、ハス、金魚(ブラックコメット)
装飾品:流木のみ
状態:○ (体長10cm前後、健康的)

+ 評論 +

横幅5m、奥行き30cmを程度というなんともスリムな水槽にフナが展示されていました。
この水槽は仕切り板をして複数の小型魚を飼育するための水槽だったのではなかったのかなと思います。飼育個体が足りずにフナをいれていたんじゃないでしょうか。

横にながーい水槽だったので、一見するとすごく窮屈にも見えますが、展示個体の体長がそこまで大きくないので全く窮屈に感じることはないですね。

それにオーバーフロー式や大量のエアレーションをしてあったりと、設備は非常に優れている印象を受けました。

この水族館は熱帯魚や珍魚の展示が多いので、透明鱗の個体と黒色変異種であるブラックコメットが混泳していましたが、違和感はないですね。

なによりもここでフナの展示ををされているのは私としては嬉しかったですね。混泳魚に魚食性のハスがいましたが、特に外傷もなく平和そうですし、問題はないですね。

17年4月に行った時の記録

フナが展示していたコーナー

社会人一年目にこの水族館に訪れました。久しぶりですが、館内は以前と変わらないラインナップで安心しました。

今回も水族館の最後にあるアジア・オセアニアの熱帯魚のコーナーにフナが展示されていました。

展示個体としては透明鱗個体、体色変異個体、鰭長個体と全てが変異種となっていました。

透明鱗個体は見た目からして、オオキンブナあるいはニゴロブナの変異種だと考えられます。
体色変異個体はヒブナ、フナ尾和金にも見えますが、金魚と比べて体の赤みが弱く、黄色の色素も見られるので、その可能性は低いんじゃないかと思いますね。

野生種がいなくなってしまったのは残念ですが変異種に統一されているのは逆に見ていて清々しいですね。金魚ではない一つの魅力もあるように感じますね。

展示個体:透明鱗フナ、ヒブナ、オナガブナ

池コーナー

フナは水槽以外にも池のコーナーで見られました。かなり大きいサイズだったのでゲンゴロウブナでしょうか。

とはいえ、水槽のメインは錦鯉とソウギョになります。
体の大きさで言えば、ソウギョが一回り大きくて目立っていますし、色鮮やかな錦鯉は池の上から見ても色や模様がわかるほどに華やかです。

錦鯉の色味を出したいという意図もあり、池の底は暗い石を採用しているので、自然とヘラブナは目立たない存在となっていますね。こればかりは脇役としての立ち回りでしょうか、残念に思います。

また、このコーナーは餌も販売しており魚にエサやりもできるようですが残念ながら餌は完売していました。

展示個体:ゲンゴロウブナ
混泳個体:コイ(錦鯉)、ソウギョ

私の好きな生物の紹介コーナー

エビと

エビ

珊瑚礁のコーナーでは、熱帯魚やエビなどの色鮮やかな個体がよく見られます。
エビの後ろを見ると映画「ファインディング・ニモ」に登場していたナンヨウハギのドリーの置物が置いてあります。

普通の水族館でしたらなかなか見られない光景ですね。東京タワー水族館ならではの展示です。

カクレクマノミ

カクレクマノミ

ファインディング・ニモの話が出てきたので、カクレクマノミの写真も載せておきます。
3本の横縞ななんとも可愛らしいですね。

イソギンチャクの中を動き回るので、撮影自体は非常に難しかったですね。

ブラックコロソマ

別名「ボールカッター」

アマゾン川のコーナーから、コロソマの紹介です。
ピラニアの仲間ですが、肉食性ではなく木のみを食べる草食性だそうです。

体長は60cmを超えており、貫禄があります。これが肉食だと考えるとゾッとしますね。

トール

こいつらもいっぱい種類あるんだよね。

大型のコイ科魚類。「トール」

アジアに生息するコイ科魚類。流線型の体に大きめの鱗がなんとも綺麗な見た目をしています。

フナ同様に分類が難しく、さらに種の確立がされていない場合がありますので、ここでは種名は詳しく書かないでおきます。

オーストラリア肺魚

飼いたいけど、大型水槽が用意できないからな・・・

オーストラリア肺魚。正式名称、ネオケラトドゥス。

愛くるしい顔と古代魚らしい鱗、鰭をもつ魚。私もこの魚が非常に好きなのですが、なかなか流木の奥から出てこなかったので、頭だけ撮影しました。

パーカーホ

パーカーホ。

タイに生息する大型のコイ科魚類。フナと近縁種であり、見た目がフナにどことなく似ていますね。
かなり大型になる個体ですが、ここではまだ控えめ、まだ未成魚という感じでしょうか。

行った時の思い出

私もやってみたかったな。

公道を走るマリカー。この頃はこんなのがありましたね。

東京に行く機会がそこまでなかったので、街中をこれが走っているのには驚きました。

さくら

行った時期が4月だったので、周りでは桜が咲き誇っていました。

わたしも水族館に行く道中で少し撮影しました。

さくら

綺麗な桜ですね。この頃はちょうどブラックな職場で働いていたので心が壊れており、
涙を流しながらこの写真を撮っていた記憶があります。

この頃から花粉症が始まっていたという説もありますが、前者の方がしっくりきそうですね。

まとめ

お地蔵さんとかざぐるま

ということで、今回は東京タワー水族館について解説していきました。

熱帯魚や観賞魚メインとして一般向けではないですが、マニアにはたまらない水族館であるのは間違い無いでしょう。少なくとも私にはめちゃくちゃ刺さってる水族館でした。

現在は閉館されており、もう行くことはできないのが非常に残念ですね。
弔いの意味も込めて思い出の写真を多めにしておきました。

では