【研究室】研究室における飼育環境

飼育室
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今回は研究室での飼育環境について解説していきます。

実際に実験を行う上の供試魚の収容しています。

長期間の健康状態を保つ為に特化された環境となっていますので、

飼育をする上で得られることも多いですね。それではいきましょう。

供試魚

 以下の供試魚を購入し、飼育して使用した。

ギンブナ (Carassius auratus langsdolfii)

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年齢:2歳魚
平均体長:10cm
購入元:サトウクラフト(岡山県)
10尾を使用した。

コイ(Cyprinus carpio)

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年齢:2歳魚
平均体長:20cm
購入元:株式会社 日本水族館(神奈川県)
2尾を使用した。

キンギョ(Carassius auratus auratus)

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品種 :小赤
年齢 :当歳魚
平均体長:10cm
購入元 :株式会社 日本水族館(神奈川県)
        4尾使用した。

飼育

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 飼育水槽には60cm×30cm×36cm(水量約50ℓ)のガラス水槽2台(水槽1と水槽2と名付ける)と30×20×20cm(水量約12L)のガラス水槽(水槽3)1台を以下の条件で使用した。

水槽1では①を水槽2では②と③を飼育し、水槽3は薬浴を行うために用いた。

  • 水温:22℃~24℃
  • 飼料:テトラフィン(テトラジャパン 東京)
  • 1日1回3分以内で食べつくす量を与えた。
  • 照明:明期16時間、暗期8時間
  • 濾過:水槽1と2は投げ込み式フィルターを2台使用。水槽3では投げ込み式フィルターを1台使用
  • 換水:1週間に1度、全水量の半分を水道水で換水した。

治療及び馴致飼育

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病気に感染した供試魚については食塩(財団法人塩事業センター)及びグリーンF(日本動物薬品株式会社)を用いて1%食塩浴及び薬浴を行った。

新規導入時は0.5%食塩浴を3日間行った。

薬浴中は絶食とし、薬浴後は汲み置きの水道水で全換水を行った。

個体識別

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実験に先立ち、尾鰭の上部又は下部又あるいは上部と下部両方の一部を切除して個体識別を行った。

鰭切除後は、0.5%食塩浴を3日間行った後に実験を開始した。

実験結果

実験終了後に供試魚の体表面に水カビ病が発生した。

表面の綿状の物質をピンセットで摘出し、傷口にグリーンFを塗った後に薬浴をさせた結果、1週間で完治した。

考察

実験後に発症した水カビ病は、水生菌類であるサポロレグニアやアクリアが体表の傷に繁殖する事によって発症した。

そのため供試魚の色素胞を観察するために鱗を摘出した際の傷口や乾燥によって粘膜が減少した皮膚から感染したと考えられる。今回はクリーンFを用いて薬浴により治癒した。

実験後の発症を最小限に抑えるには供試魚を丁寧に扱い、極力体表に傷をつけない事が重要である。

しかしながら実験実施上、魚体の傷は完全には防ぎきれない為、実験後は薬浴を行い、感染のリスクを減らす事が重要である。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

この飼育方法で、実験で使用した個体は1年近く健康で生存していました。

底砂やレイアウトをしなくても環境と定期的な換水するだけで長期飼育を行うことができました。

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