【環境学】講義レポート「稀少淡水魚の保全と復元」

水産学
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今回は私が大学の講義を受けた時に作成したレポートを記載していく。

私が環境問題に関して思っていことを文字にしました。やや過剰な内容となっていますので悪しからず

所言

私が、稀少淡水魚でレポートを書こうと思ったのは、自分自身が淡水魚に興味を強く抱いているかである。所属している学科が海洋生物資源科学科なだけに、普段授業で取り上げられる魚類は殆どが海水魚であり、淡水魚が授業で出る機会は中々ない。

そのようなこともあって、個人的にではあるが、授業中に淡水魚が出てくるとその時間は非常に良い印象を持って授業に望んでいる。

 稀少淡水魚というテーマは比較的、私たちの環境に近い問題である。自分の近くに生息している魚が姿を消している。自分は幼い頃から地元でフナを釣っていた池があったが、あるときにその池ではフナの他にブルーギルやブラックバスが釣れるようになった。

やがて、フナの釣れる量が少なくなり、今ではほとんど見られないという状態になってしまったという出来事がある。

本州に生息するフナ(ギンブナ)はレッドデータブックにも載っていないほど、絶滅の危険視はされていない魚ではあるが、そこの水域では個体数が少なく、絶滅に瀕しており、もう絶滅したのではないかと考えられている。

本当は非常に大きな問題ではあるが、対象魚がフナであるということもあり、あまり重要視されなかった。これは非常に悔しい思いであった。

フナの絶滅危惧との関係

ギンブナ 蓼科水族館にて

 日本でフナにも稀少とされる種があるのか文献を用いたところ、準絶滅危惧にキンブナ、絶滅危惧(IB)種にニゴロブナ、ゲンゴロウブナが入っている。ニゴロブナ、ゲンゴロウブナは琵琶湖固有種であり、昔から鮒寿司の材料として親しまれてきた魚である。

近年、個体数が減少して鮒寿司は高級料理と言われるほどである。原因として強く考えられるのは、講義でも受けたように外来生物による影響が大きい。

特に特定外来種として悪名を成すブラックバスことオオクチバスやコクチバス、ブルーギルが卵や稚魚を捕食することや、以前は存在しなかった生態系での競争が問題となっている。

また、アオコの大発生による水質汚染や琵琶湖沿岸の改造により、アシ帯などの水草が減少しフナ類の生息域や産卵礁が衰退しているもの大きな問題である。

原因

オオクチバス 榛名湖にて

 このような問題の原因としてまず外来種問題ではオオクチバスやコクチバス、ブルーギルなどが遊魚として安易な理由で日本にやってきて、密放流を繰り返された結果である。

これの最も厄介な点は、オオクチバスやブルーギルを遊魚として楽しむ人が未だに多く存在していることである。私の学科の同級生にもブラックバスのルアーフィッシングを趣味とする生徒が複数存在する。日本中にブラックバス釣りの同好会や団体は多数ある。

このようにブラックバスを悪く思わない人が多いので、到底ブラックバスを駆逐するのは不可能である。もし、仮に政府や漁業組合が多大な費用を用いて外来種の駆除をしても、完全に駆除しきれるかどうかも怪しいし、仮に駆除できたとしても心無い釣り人がまた釣りがしたいがために水域に密放流を行うだけである。それだけに、この問題は非常に複雑である。

日本からブラックバスを完全に駆除してしまえば、ブラックバスをターゲットとした釣具メーカーは倒産してしまう。個人的な意見では固有種を守る為ならそれは構わないと思うが、それはまた自己中心的な考え方であり、解決策というよりかはブラックバスの釣り人に対立しているだけである。

解決策

 私が考える解決策は、まず天然水域での生息が厳しいと思った場合は内水面試験場で徹底して保護を行い、種の保全に励むことがまずは第一優先であると考えられる。

現在、神奈川の内水面試験上では稀少淡水魚であるタナゴやドジョウ、メダカなどの保全が行われている。やはり、現在の自然環境では外来種問題や密猟などの影響が大きいので、いかにして個体数の減少を防ぎ、繁殖させて増加を図ることが重要である。

それだけではなく、政府側が外来種を徹底的に駆除を行ったり、外来種に対する規制を強化する必要がある。生態系を脅かす生物の存在を我々は甘く考えすぎている。モラルのない人間による軽い気持ちでの放流は厳しく取り締まるべきである。

現在輸入されている観賞魚も飼育できなくなって最終的に河川に放流する輩が非常に多い。そのような意志の弱い人間に魚を飼育させるのはよろしくないのではないかと考えている。

今はそこまで問題視されることは少ないものの、今後観賞魚の値段が低下して最も恐れられることは、アフリカ産肺魚の密放流である。これが万が一に起きた場合、生態系は非常に危険な状況に陥るだろう。

いずれにしろ、規制を行うと影響を受ける産業は少なからず存在する。全てを助けることは可能ではないが、少なくとも、絶滅を防ぐことを優先するのが今後の最も大事な対策であると私は考える。

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