今回は自宅の水槽においてフナを飼育し撮影する方法について解説していきます。
一般的にはアクアリウムと呼ばれており、個々でもフナの飼い方について紹介していますので、詳しい飼育の仕方は飼育講座からご覧ください。
アクアリウム撮影のメリット、デメリット
まず、アクアリウムでのい撮影に関する利点ですが、人の目も時間も気にせず、じっくりと撮影が行えるということでしょうか。
当然ながら自宅で撮影しますので、水族館のようにフラッシュ禁止等の撮影機材の制約もありません。
そのため、ストロボを複数用いた撮影を行っても問題はありません。
まぁ、飼育個体にストレスがかかってしまうので、私はお勧めできませんが
その反面、自分でフナを用意しなければいけない点や飼育設備も個人の限界があります。
当然、水族館にいるような大型の水槽を用意して大きなフナの群れを撮影することは難しいでしょう。
また、アクアリウムを行う以上、設備の初期投資だけでなく飼育個体へのエサやりや水質管理など日々のメンテナンス等が必要になってきます。
それでも撮影環境を自由に創造できるのがこの撮影方法の最大のメリットであります。
水槽の照明を好みの色味に調節したり、背景の水草や石や砂利等のアクアセサリーを並べたりなど
自分の理想の環境に整えたりできることもアクアリウムの楽しみですね。
自分のイメージにあうような水槽づくりをするのも愉しいと思います。
何より愛情をもって育てた個体は愛着が出てきます。
そこらの水域や水族館で見られる個体よりかわいく、かっこよく思えるはずですね
撮影のコツ
ここからは水槽での撮影のコツを紹介していきましょう。
撮影のコツはズバリ野生らしさの観察です。
飼育しているのに何を言っているのかと言われそうですが、飼育個体も野生に近い生態の姿を撮影することが一番かっこよく映えます。
例を挙げるとすれば「エサを捕食するシーン」でしょうか。魚の生態を一番引き出しやすいですね。
もちろん、自分の任意のタイミングでエサをあげることが出来ますので、水族館とは異なりエサやりを待つ必要はありませんね。
探餌行為はフナ最も活動が活発になる行動の一つになります。
このタイミングを狙って撮影していきましょう。
あくびする瞬間を狙え
オススメなシーンとしては「欠伸」があります。
フナは欠伸をするとき顎が最大まで延びて全身のヒレが広がるので、魚の全体が観察できます。
その姿はお茶目であり、なおかつ生き生きしています。
魚の生態としてはごく稀に行う行動ですので、簡単には撮れませんが粘ってみると良いでしょう。
撮影のコツとしてはあくびした個体に向けてカメラを向けても間に合わないことが多いです。
慣れない人は1匹の個体に着目してずーっとカメラで追ってみましょう。
アクビのシーンでは基本的に動かないので、カメラで追えていれば撮影自体は難しくないでしょう。
また、撮影のコツとして、ガラスの写り混みは防いでいきましょう。
部屋の照明を落として撮影したり、黒い服を着て撮影したりするなどがオススメですね。撮影準備はしっかりと済ませておきましょうね。
おすすめレンズ
ここからは、私が飼育撮影を行う上でよく使用しているレンズを紹介していきます。
M.ZUIKO DIGITAL 60mm F2.8 macro
まずは望遠マクロレンズです。換算値の焦点距離は120mmとそれなりに望遠ですね。
多分この水槽撮影ではこのレンズが一番出番は多と思います。
というのもフナに刺激を与えないようにほどよく離れた位置からの撮影に適しているからですね。
手軽にフナの生態の撮影出来ます。
程良く背景をボカして撮れるのでオススメですね。
また、大型のフナは全身を入れて撮影ができないので、以下のレンズを使用するといいでしょう。
M.ZUIKO DIGITAL 30mm F3.5 macro
次に紹介するのは標準画角マクロレンズです。換算焦点距離は60mmと一般的な数値です。
程良い画角と撮影倍率の高さで小型から大型まですべてのフナの撮影を賄えるのが特徴ですね。
開放F値はf3.5まずまずだが、水槽の照明が2灯以上やLED照明の環境下なら問題なく行えると思います。
撮影倍率を高めるためには接写する必要がありますが、基本的には近き過ぎてしまうとフナに刺激を与えてしまいますからね。
無理に接写する必要もないかなと思いますね。
M.ZUIKO DIGITAL 12-40mm F2.8 pro
最後に紹介するのは換算24-80mmの標準画角のズームレンズです。
こちらは主に水槽全景を撮るときに用いる事が多いですかね。
また、撮影倍率が高くハーフマクロも撮影も出来るため、様々な個体を撮る時レンズ交換が要らなく、万能レンズとしてもオススメです。
まとめ
ということで、今回は水槽で撮影を行うメリットと方法について解説してきました。
自分だけのお気に入りの水景を作って撮影を楽しみましょう。
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