【フナ飼育】まえがき

飼育室
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フナ好きになったきっかけ

今回はフナの飼育に関しての解説を行う前になぜ私が魚の中でもフナが好きになったのかここで語っていきます。

というのも、フナが好きで自分自身も「ふな」と名乗っているとどうしてそこまで好きなのかときっかけをよく聞かれます。

何度も理由を考えていますが、一番しっくりくるのはシンプルに子供の頃の思い出を感じるからというのが大きいですね。

捕ったときの思い出

用水路で捕れるフナ。これが私の子供頃の最高の遊び相手でした。

私がフナにはまるきっかけはいっぱいありましたが、一番は家でフナを飼っていたことでした。

子供の頃は、休みの日になると父と一緒に近所の用水路によく出かけていました。

私はアミを用いて魚とりをしていましたが、捕れた魚はきまっていてドジョウ、ハヤ、そしてフナでした。

とれたフナは決して大きくはありませんでしたが、それでもハヤやドジョウと比べたら大きい魚でした。
当時の私はまだ魚の種類などよく分かりませんでしたが、アミで救った中にフナがいた時はものすごくうれしかった事を今でも覚えています。

飼っていた時の思い出

川で採集した魚を水槽に移して眺める瞬間が私は一番好きな瞬間でした。

魚とりをした後は、捕れた魚を家に持ち帰り、水槽で飼っていました。

それまで、用水路の上やバケツの上から見下ろしていた魚ですが、水槽に移し入れることにより、私と同じ目線で見ることができるようになりました。

すると今まで茶褐色の背中しか見えていなかった魚たちの全身を見ることができるようになります。
それぞれの魚の顔、体型、ヒレの形、そして鱗の光沢を観察していきます。

中でもフナは捕れた魚の中では体高が高く、各ヒレがしっかりとした形をしており、いわゆる「魚」というフォルムでした。
だから、私にとって魚といえば一番最初にイメージするのが「フナ」なんです。

正直、毎日魚をとっていたわけでもないですし、他の人からしたら大した経験でもないと思われます。それでも、私にとってはこれがかけがえのない記憶であり子供の頃の経験がなければ今の私はいないのです。

私はフナから魚を飼育・観察するということの大切さを学びました。
そして今に至るのです。

余談

捕った魚を水槽で飼育していると環境変化によりハヤなどの小魚が死んでしまいまい数が減っていきます。

そんな中、環境変化に強いフナとドジョウだけが残っていき、更にはドジョウが普段は砂に潜ってしまい見えないので、我が家ではいつも最終的にフナだけが泳ぐ水槽となっていました。

餌をあげるとフナが集まってくれましたので、ここからフナに対する愛が沸きつづけたのかもしれませんね。

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