今回は琵琶湖博物館の特別展から「琵琶湖八珍」について解説していきます。
なお、筆者は静岡出身なので、八珍というとラーメンのチェーン店である「五味八珍」を連想します。
すごくどうでもいいですね。それでは解説にいきましょう。
琵琶湖八珍とは

琵琶湖八珍とは滋賀県が提案した湖魚食推進の企画になります。
近年はマグロやエビをはじめとした海産魚の輸送技術や冷凍技術の発達により、多くの種類、量が流通するようになりました。それに伴い淡水魚を食べる人が少なくなっているのも事実です。
一人でも多くの人が、琵琶湖の魚介類を食べて、これらの魚がすむ琵琶湖について関心を持ってもらおうと2013年に提案されました。
琵琶湖八珍のロゴマークは、8つの食材を8つの円形で表現しており。
円は大切な宝を意味する「玉」でもあり、ご馳走をのせる「皿」も想起させております。
全体は末広がりの「八」の形をしていて縁起がいいですね。
8つの食材がそれぞれ支え合いながら、共に高みを目指す姿をイメージしています。
上部には金色の輝きを配し、ブランドのステイタスを表現しています。
琵琶湖八珍の魚

琵琶湖八珍には、八珍と言われるだけあって、8種類の魚が選定されています。
- ニゴロブナ
- ホンモロコ
- ビワマス
- コアユ(アユ)
- ハス
- スジエビ
- ゴリ
- イサザ

それぞれの魚の頭文字を取って
「ニホンノビワコハスゴイ(日本の琵琶湖はすごい)」
と覚えましょう。
この中には滋賀県レッドデータブック2015 年版に掲載されている種もあります。
食べることと希少生物の保全とは、いかがなものかと思われるかもしれませんが、魚を安心して美味しくいただけることは、琵琶湖が安心できる状態にあるという意見もあります。
なにより生物の保全で最も恐れることとして考えられることに生物に対する無関心が挙げられます。
好きの反対は無関心ともいいますからね。これは関係ないかな?






琵琶湖には琵琶湖八珍に掲載されている生物以外にも、たくさんのおいしくいただける水生生物たちが生息していますし、
食べることで水生生物に、そして琵琶湖に関心を持っていただくことが大切だと考えているようです。
まとめ
ということで、琵琶湖八珍について解説していきました。
絶滅危惧種を食べるというのはどうなのかという意見もありますが、関心を持ってもらうには仕方ないのかもしれません。そもそも、一般の人にっては絶滅危惧種であることも知らない人が多いですしね。
ぜひ食で琵琶湖を応援しましょう。
滋賀県農政水産部 水産課
琵琶湖八珍に関するお問い合わせ: Email: gf00@pref.shiga.lg.jp
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