【フナのいる水族館】アクアトト岐阜

水族館
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国内最高峰の淡水水族館

今回は岐阜県各務原市にある水族館「世界淡水魚園水族館 アクア・トトぎふ」について解説していきます。

淡水魚を取り扱う水族館としての規模は日本トップクラスになります、
ぜひこの水族館の世界観と魚たちに癒されながら展示しているフナを探してみましょう。

「アクア・トトぎふ」は4階建ての建物となっており、入館早々にエレベーターに案内させられて、最上階である4階に誘導されます。

道中のエレベーター内は暗めで自然音が流れます。この先の世界観を想像させられるのでワクワク感が出てきます。
ディズニーシーのアトラクションの「センターオブジ・アース」を彷彿とさせますね。

その後は館内を少しずつ下りながら4つのコーナーを満喫していく形になります。

長良川の自然を再現したコーナーと世界の河川というに分けられており、
はじめは自然を満喫しつつ、後半は世界の巨大淡水魚に驚かされること間違い無いでしょう。

フナのいる水槽

ゆるい流れの魚

ここのコーナー名はゆるい川の流れの魚という名前で比較的大型の水槽でフナが展示されています。
メインの枠と木枠という2箇所から水槽の景色を望むことができ、広い視野と奥行きのある水景を眺めることができます。

水槽の外は丸い岩の石垣が組まれており、水面をじっと睨んでいる水鳥を見ることができる。
この個体は野生の個体なのかとも思いましたが、天井にはネットが貼ってありますので、ここで飼育されているんでしょうね。

午前中には水槽の前面に日光が入ってきて明るいですが、その反面に反射で撮影しづらい印象ですね。

展示しているフナ

数年振りにこの水槽を見にきたが、展示個体が成長していました。以前は汽水の水槽にも見られていましたが、そこの展示個体はいなくなっていました。

ここの水槽は混泳個体がコイ、ソウギョ、ナマズ、ウナギ、ニゴイとフナよりも大型の個体がおおくひしめいている。

それでも、フナは割と展示個体の比率が高く、水槽手前を泳いでいるので、脇役ポジションながら目立つ存在となっています。

大きさは大きい個体と小さい個体とまばらになっています。泳ぐのに胸びれを使用しなかったり、体の形がいびつな個体がみられました。老成個体なのかもしれませんね。

体色は赤みがかった褐色をしている個体が多いですね。擬岩に苔が生えており、赤みがかったことによるものでしょう。

対象魚:ギンブナ
混泳魚:ニゴイ、ナマズ、ウグイ、コイ、ウナギ
装飾品:流木、石
底面:大磯石
状態:◎ (体長15cm程度、良好)
エサ:オキアミ、コイエサ

清流ふれあい水槽

水族館の最後のコーナーとして屋外に用意されているふれあい水槽。
以前はウグイしかいなかった水槽ですが、現在はフナを見ることができます。

屋外の水槽ということもあり、日が差し込むので全体が明るく、尚且つフナも人に慣れているので、非常に撮影がしやすい水槽となっていますね。

というのも、代替の場合こういうふれあい施設は屋内にあり、餌のやり過ぎで水が濁っていることが多いのですが、ここの水は澄んでおり綺麗な青色をしています。

この水族館の中で一番ここが長い時間で撮影していましたね。

よく見るとここの水槽にはギンブナの他にもキンブナ、ゲンゴロウブナが混じっています。
フナの見分け方を極めたい人は餌をあげつつここで粘ってみるのもいいですね。

展示個体:ギンブナ(キンブナ、ゲンゴロウブナもいるよ)
混泳個体:コイ、ウグイ、オイカワ、カワムツ

メコン川コーナーと魚の展示

長良川の紹介が終わるといよいよ世界の淡水魚のコーナーになります。 
メコンをはじめとした世界の川の魚の展示を見ることができます。

その中でも、コーナーの切り替え中にある魚の木彫りが目に入った。
どれもフナに見えますが、気のせいでしょうか。

少なくとも日本の作品ではないので、他の魚がモデルである可能性が高そうですね。

メコン川巨大水槽

この水族館の目玉とも言えるのがメコン水槽です。

巨大な水槽にこれでもかと巨大魚が泳ぐ姿はまさに圧巻です。
淡水魚の水族館でもここまでの迫力を感動を与えられる水族館はなかなかないのではないでしょうか。

なお、メコンオオナマズとタイガーバルブは輸出規制の関係で現在は流通が非常に困難な魚の一つです。普通のペットショップはおろか水族館でも見ることが稀なのでじっくり見ておきましょう。

パーカーホ

この水槽で私が特にお気に入りの魚はこちらのパーカーホです。

フナに近縁の魚類で、見た目がどことなくフナに近い雰囲気をしています。
それなのに体長が1m超えです。大型魚は他にもたくさんいますが、パーカーホは体高が高いので特に迫力、存在感が全く違います。

ここの水族館以外にも鳥羽水族館でも見ることもできますが、ここの水槽の方が雰囲気が良く、堂々と泳いでいるので存在感が違いますね。

ここの水槽に来るとメコンオオナマズに目が行きがちですが、パーカーホにも注目して欲しいものですね。

訪問記

ということで、今回はアクアトトぎふを満喫してきました。

ここの水族館に来るのは三度目ですが、何度来ても淡水魚の魅力が満載で飽きない水族館ですね。
そして、ここは水族館だけでなく周りの環境も魚がいる空間なので、水族館を満喫した後は周りの施設の観光したりするものいいですね。

川に沿っておしゃれな屋台やアスレチック、サイクリングロードもあるので、1日中楽しむことができますよ。

水族館情報

TEL:0586-89-8200
住所:岐阜県各務原市川島笠田町1453 河川環境楽園内
URL:http://www.aquatotto.com
開館時間:9:30〜17時(土日祝は〜18時)
休館日:不定休
入館料:大人1540円、中高生1130円、小学生770円、幼児380円
年パス:大人3080円、中高生2260円、小学生1540円、幼児760円
交通:名鉄岐阜から川島松倉行きバス約40分、川島笠田下車徒歩約15分。車の場合は東海北陸道川島PAハイウェイオアシスよりすぐ。
駐車場:あり

展示個体:ギンブナ、キンブナ、ゲンゴロウブナ

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