相模川の自然に触れられる水族館
今回は神奈川県相模原市にある「相模川ふれあい科学館」に展示されているフナについて解説していきますね、大人も子供も楽しめる空間となっています
身近な川に生息している生物を展示する水族館です。
山中湖から相模湾まで113kmもある相模川を40mの水槽で再現した水槽や、タナゴなどの個体を個別で展示する水槽など展示が非常に豊富です。
フナのいる水槽〜流れのアクアリウム〜
ゲンゴロウブナ
ゲンゴロウブナとニゴイやや痩せ気味でしょうか?愛着のわく可愛らしい顔ですね。
対象魚 : ゲンゴロウブナ 混泳魚 : 特になし 装飾品 : 岩、流木 底 砂 : 砂利 状 態 : ◎ 体長30cm前後。
ギンブナ
対象魚 : ギンブナ
混泳魚 : ワタカ
装飾品 : 岩、杭
底 砂 : 砂利
状 態 : ○ 15cm前後 当歳魚?
相模川をメインに横40m位の大水槽が広がる「流れのアクアリウム」ここでは上流から下流までの展示を一つの水槽で再現しているのが特徴ですね。
その中でもフナの展示はその中・下流にみられます。
基本的には生息域は変化しないですし、これはどこの水族館コーナーでも同じですね。
相模川の環境を理解したうえで再現を行っていますので、ここの水槽の水質の良さがよくわかりますね。
上流の水が流れていきているとはいえ、流量も豊富ですし水質自体は悪くないと思います。
混泳魚に対する相性も無理がないので、魚体に対して傷が無く状態が非常に良いです。
というのも、コイ科魚類も縄張り争いをすることは多いですが、ここの場合は縄張りを作れないほどに過密に飼育しています。
ある程度の密度で飼育していることが功を奏しているのでしょう。
館内全体にいえることですが、照明がおとされていて暗くなっています。
一見すると地味な雰囲気を感じるかもしれませんが、川独特の清涼感をうまく引き立てていますのでこれは悪くないです。
また、照明が少ない分、展示魚が落ち着きやすい環境を作られる上に、水槽展示にありがちな水槽の反射を押さえることができますので、撮影もしやすいのがいいですね。
フナの壁画
壁面には様々な魚の絵が描かれていますが、その中にフナの絵を確認できました。
体の大きさに対して目がちいさいので、こちらは成魚でしょうか。
体格がしっかりとしているので、なんともかっこいいですね。
姿がデフォルメされた絵も好きですが、見た目に対して素直に描かれたものも素敵ですね。
背景が薄い青色なので、清涼感があって素敵ですね。
空を飛ぶフナ
館内の上部を見上げるとそこには鳥がフナを抱えて空を飛ぶ姿が目撃できました。
以前の私ならこんな役回りをされてフナが可哀想だとも思っていましたが、フナの展示として考えるとするならこれはこれでありだと思います。
鳥に捕えられている魚はフナ、体高が高いので、ゲンゴロウブナでしょうか。
猛禽類はかなり重量のある魚も捕獲して持ち運ぶのですね、
それにしても掴まれて動じないフナは何かシュールさを感じますね。
訪問記
ここの水族館は私が初めてフナを観ることを目的とした水族館です。
私の愛読書である中村元さんの「全国の水族館ガイド」でこの水族館の項目を見てからいても立っていられず、次の休みにはここの水族館に訪れていました。
ここの水族館の外には湧水と小川のアクアリウムというコーナーがあり、ここでは実際に魚に餌を与えて触れ合うことができます。
手渡しでウグイに餌を与えることができてなんとも愛嬌を感じられますね。
水族館情報
TEL:042-762-2110 住所:神奈川県相模原市水郷田名1-5-1 URL:http://www.sagamigawa-fureai.jp 休館日:月曜日 入館料:大人300円、小中学生100円、65歳以上150円 交通:JR淵野駅・鏡原駅から水郷田名行きのバスで約30分終点下車し徒歩3分。車の場合は東名道横浜町田ICから国道16号線などで約30分 駐車場:あり
展示しているフナ:ギンブナ、ゲンゴロウブナ
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