今回は三重県の鳥羽市にある大型水族館、鳥羽水族館について解説していきます。
この水族館は展示個体数がとにかく多く、もちろんフナも展示しています一緒にフナを見ていきましょう。





ここの水族館は巨大水槽の取り扱いのある水族館ブームの立役者であり、これまでの巨大水槽とは違い、展示個体数の多さにも特徴的な水族館であった。
複数のジャンル分けされており、独立した12の展示ゾーンがあるのはこの水族館の醍醐味の一つである。
今回はそんな水族館から淡水水槽を紹介していこう。
フナのいる水槽


フナが展示している水槽は鳥羽水族館の中でも一番すみっこにある「日本の川」コーナーに存在し、そのコーナーの中でもすみっこの水槽になります。
この水族館規模が大きくて広いですし、周り疲れてこのコーナーを見逃す人も少なくないと思いますね。現に混雑している状況でもここのコーナーはめちゃくちゃ空いており、のびのびと撮影ができました。
しかし、この水槽は水中よりも陸上にかなり力を入れており、展示としては意外と侮れないです。。
水槽の面積以上に陸地部分が大きく、そこには水没林のような景色が広がっていいます。複数の木が生え、水槽上部からは流量の多い水がまるで滝のように流れており、本当に自然の中にいるような気分にさせてくれます。
その反面、水中世界が小さく、見えずらいのは非常に残念である。水槽の枠が割と高い位置にあるので水中の魚が見えづらく、水底にいるフナは全くといっていいほど見えません。その上、なぜか奥まった場所に集まってい泳いでいるので、まともに見ることも難しいのが現実です。
展示しているフナ





ここの水槽にはギンブナとゲンゴロウブナが展示している。しかし、肝心のゲンゴロウブナは水槽の奥にいるため、まともに見るのが難しいです。
水槽内ではこの2種類は大きめの個体にはなりますが、隅っこにいるため基本的に目立たないのが残念なところ、下手すると水面にいるカルガモに主役を取られている節まであります。
なぜこんな奥地に泳いでいるのかという点ですが、シンプルに手前側は水の流れが早いというのが主な原因でしょうか。
手前側を泳いでいる個体は流線型の個体が多く、流れに適応しやすい個体ですし、フナなどは流れの緩やかな箇所を泳ぐ性質上、奥のところにいるのではないでしょうか。
また、ここにはヒブナがおり、よくみると褪色途中の個体も見ることができる。ひょっとしたらここのギンブナは野生化金魚なのかもしれませんね。
展示個体:ギンブナ、ゲンゴロウブナ
混泳個体:カルガモ、ニホンイシガメ、イチモンジタナゴ、カマツカ、アブラハヤ、ボウズハゼ、ヤリタナゴ、ムギツク、タモロコ、モツゴ、オイカワ、カワムツ
撮影難易度は高い
水底にいるフナを撮影しようとするとガラス越しで撮ろうとした場合、斜めの角度でなければ撮影ができない為、歪んだ感じになってしまい、画質が落ちてしまう。
また、通常の場所と比べて奥行きがある奥地に集まっていることも多いので、見えづらいのも難点でですね。
さらには水中に大きめの水中ライトが設置されており、正面から撮影しようとすると逆光のように写ってしまう。レンズによってはフレアやゴーストが出まくってしまい散々である。
唯一の救いとしては水槽自体は明るさがそれなりにある点と館内が暗いので、映り込みが少ない点でしょうか。それでも撮影難易度の高さは否めない。
ヌートリア水槽にフナ





日本の川コーナーを後にし、フナの撮影ができてそれなりに満足した後に何気なく海獣ショーを見に行っきました。
そこで何気なくヌートリアの水槽を見たのですが、水の中で泳ぐフナを見つけました。
恐ろしく地味な擬態、俺じゃなきゃ見逃しちゃうね。
淡水魚水槽にこもってフナだけを撮影していたのも大概ですが、ヌートリアはそっちのけでフナを撮影している姿は周りからは怪しまれてしまったことでしょう。
ヌートリアは草食系ではあるものの、魚も捕食するそうなので、差し詰めこのフナたちもヌートリアの餌として存在しているのでしょうか。その割には目立った外傷も見当たらないので、割とここの水槽で共存しているのかもしれませんね。
日本の川コーナーよりも明るくてフナの撮影しやすいので、フナ水槽としてはこちらの方が向いているのかもしれませんねと皮肉混じりで言っておきましょう。
展示個体:ギンブナ
同居人?:ヌートリア
魅力的な魚たち
マナティーとパーカーホ





この水槽は個人的に私の人生を変えた水槽といっても過言ではありません。
というのも、わたしが人生で初めてここで泳ぐ魚「パーカーホ」を見て驚愕したのです。
体長1m以上の巨体の魚がフナと似た姿をしている・・・当時の私は衝撃的でした。
ここに住むパーカーホは展示個体の主役であるマナティ以上に存在感を醸し出す大型魚であり、見た目はまさに「化け物フナ」という印象がものすごく強烈でした。
今でもまだここの水槽に行くとパーカーホは健在で優雅に水槽内を泳いでいました。最大で体長3mを超えるとも言いますから、どんどん大きくなってほしいものですね。
オーストラリア肺魚


地味ですが、私の好きな魚の一つであるオーストラリア肺魚の「ネオケラトドゥス」。
可愛らしい顔と古代魚特有の縁取りされた大きめな鱗がどことなくフナを連想させてきます。
といってもあまり共感してくれる方が少ないのが残念ですね。
この魚は体長が2m近くまで成長する魚なので、一般家庭の水槽では飼育するのが難しいと言われています。また、水族館で出会える日を楽しみにしています。
水族館訪問記


今回は浜松から鳥羽までドライブしてきました。
途中、伊勢志摩スカイラインを通ってきましたが、ここの景色は最高ですね、伊勢独特のリアス式海岸を眺めることができます。
また、ここは恋人の聖地らしく、足湯や天空のポストもあるそうです。
恋人ができたらまた来ようと思います。
水族館情報
TEL:0599-25-2555 住所:三重県鳥羽市鳥羽3-3-6 URL:http://www.aquarium.co.jp 開演時間:9時〜17時 休館日:なし 入館料:大人2400円、小中学生1200円、幼児600円、60歳以上2000円。 年パス:大人6000円、小中学生3000円、幼児1500円 交通:JR・近鉄鳥羽線から徒歩約10分。車の場合は伊勢道伊勢ICから伊勢二見鳥羽ラインなどで約25分 駐車場:あり
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