
先生、魚を飼いたいんですけど、
すぐに水槽に入れても大丈夫ですか?

ちょっと待った!水槽をセットしてすぐに魚を入れると、水が安定していなくて魚が弱ってしまうんだ。
まずは、水槽の準備をしっかりして、バクテリアが繁殖するまで2〜3週間待つことが大切だよ。

そんなに待たないといけないんですか?
何を準備すればいいんですか?

大丈夫!順番にやれば難しくないよ。
これから水槽の設置方法を詳しく教えるね!
1. 水槽を洗う

水槽を購入したら、まず水道水でよく洗いましょう。洗剤は魚にとって有害なので使わないようにしてください。特に新しい水槽にはホコリやガラスの粉が付着している可能性があるため、念入りにすすぎましょう。
2. 砂利を洗う

砂利を水槽の底に敷く場合、あらかじめ洗っておくことが重要です。
砂利にはアクが含まれており、そのまま使用すると水が白く濁る原因になります。
洗面器などに少量ずつ入れ、米を研ぐように何度も水を替えながら洗いましょう。
3. 水槽台に水槽を設置する

水槽を洗ったら、専用の水槽台に設置します。
水槽のバックスクリーンを貼る場合は、このタイミングで貼っておきましょう。
4. ろ過装置のセット

ろ過装置を組み立て、各部品やろ過材を軽く洗ってから水槽にセットします。使用するろ過装置の種類に応じて、以下のように設置してください。
- 底面フィルター:砂利を敷く前に水槽の底に設置し、パイプやエアチューブを接続する。
- 上部フィルター:水槽の上に設置するため、水を入れた後でも取り付け可能。
- 外部フィルター:配管を水槽内にセットし、給水・排水パイプを吸盤で固定する。起動には呼び水が必要な場合がある。
5. 砂利を敷く
砂利を厚さ4〜5cm程度に敷きます。奥を高く、手前を低くすることでゴミが手前に集まり、掃除がしやすくなります。
6. ヒーターやエアポンプをセット
ヒーター、サーモスタット、エアポンプをセットします。
- ヒーター:水槽の底に置きますが、砂利で埋めないように注意。
- サーモスタット:壁面に取り付け、ヒーターと適切な距離を保つ。
- 水温計:ヒーターの影響を受けない位置に設置する。
ろ過装置が側面式や投げ込み式の場合も、このタイミングで取り付けます。
7. 水を入れる
水を入れる際は、砂利が舞い上がらないよう、皿などを置いて水をゆっくり注ぎましょう。
水槽の7分目まで入れたら、水温を測定し、15〜28℃に調整します。冷たすぎる場合は、お湯を少し加えて調整しましょう。
8. 水草を植える

水草を植える場合は、根元をしっかり砂利に埋め込みます。流木に活着させることで、掘り返されるのを防ぐ方法もあります。
9. 上部ろ過装置をセット

上部式のろ過装置を使用する場合は、この段階で取り付けます。説明書を確認しながら正しく設置しましょう。
10. 電源を入れる
ろ過装置やヒーター、サーモスタットが正しく接続されていることを確認し、
電源を入れます。
- エアポンプから空気がしっかり出ているか確認し、量を調整。
- ろ過装置が正常に作動し、水がしっかりとろ過槽を通っているか確認。
11. 照明を取り付ける
最後に照明を取り付けます。この際、レイアウトのチェックも行いましょう。
問題がなければ、2〜3週間後に魚を放つことができます。
12. 水質調整とバクテリアの繁殖
カルキ抜きを行い、バクテリアの繁殖を促すため、専用の添加剤を使用すると、水槽内の環境がより早く安定します。
まとめ

先生、水槽の準備って思ったより大変でした。
でも、これで魚を安心して迎えられますね!

そうだね!水槽の洗浄、ろ過装置やヒーターの設置、水質管理をしっかりすれば、魚たちも元気に育つよ。焦らず準備したのが大正解!

早く完成した水槽に魚を入れたくてウズウズしてます!

あともう少し待てば、水質が安定して魚にとって快適な環境になるよ。
楽しみにしながら、水槽を観察してみよう!
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