魚を採集して持ち帰るまでの移動時と水槽に入れるまでの準備についてです。
飼育前の準備として大事ですので、ぜひ学んでトラブルを減らしてください。
はーい
ショップで購入した場合
ショップで魚を購入した場合は店員さんが梱包をしてくれますので、難易度が低いです。
正確には魚を水が入った袋入れて酸素を充填してくれます。
そのため、お会計をしてそのまま家に持ち替えればミッションコンプリートです。
気をつける点としては移動中にストレスを与えないようにすることです、
輸送中のコツ
せんせー、自転車で運ぶときはどうしたらいいですかー?
袋に水が入った状態なので、振動や揺れに敏感になります。
自転車で移動する際には自転車のカゴには入れずにリュックサックに入れて持ち運ぶなどの配慮をしましょう。
そちら方が安定して運転できますし、振動も押さえられます。
電車に乗る人は手で持たずに座席に座って魚の入った袋はお膝の上に置いて安定させましょう。
車で移動する人の場合座席に載せてしまうと振動を感じやすくなってしまいます、この場合はフックなどで吊るしたりしておくとわずかですが振動や揺れを軽減できます。
いずれにせよ、酸素は十分に充填してあるとはいえ、水温が上がることも考えられますし、
寄り道は控えてなるべく早く家に持ち帰りましょうね。
現地で魚を採取した場合
次に現地で魚を採集し、持ち帰る場合ですがこの場合は梱包が必要になります。
大きめのビニール袋に魚と現地の水を入れて持ち帰るか、ポリタンクなどで輸送する方法のいずれかになります。
ポリタンクでの輸送について
個人的におすすめな手段としてはポリタンクを利用しての輸送を行うことになります。
これは水量が確保しやすいことと、頑丈で置いた時に揺れを防いでくれるメリットがあるからです。
ビニール袋で梱包する方法も悪くないですが、現地から家までの距離が長い場合は中の水を変えたり、死んでしまった個体を取り除いたりと管理がしやすいメリットがあります。
私は水量を確保するという点からしても魚はポリタンクでの輸送を行うことが多いですね。
エアレーションは必要か?
せんせー、輸送中にエアレーションは必要ですか?
輸送する際によく出てくる話題として、エアレーションが必要かどうかという内容があります。
要は移動中に酸欠にならないようにするためにぶくぶくを入れて移動するというものです。
私の観点からすると不要だと思います。
もちろんエアレーションをすることによって水中の酸素を増やすこともできますが、そもそも酸欠になる程の密度を持ち運ぶこと自体が間違えています。
エアレーションを行うには当然水中にエアーストーンを入れておく必要がありますが、移動中にエアーストーンが魚体に傷を与えてしまうリスクも少なくとも存在しています。
また、道中に魚が死んでしまった場合にエアレーションをしていることによって、水中に攪拌が早まってしまうというリスクもあります。
以上のことから私はエアレーションは不要という結論に至りました。
まぁ、私が持ち帰る個体がフナなので、酸欠に強いですし、
一概にはいえませんね。
トリートメント方法
家に持ち帰ってからはすぐに水槽に入れてはいけません。
理由は魚が病気を持っている可能性があるからです。
万が一病原菌を持っていた場合は水槽中に病原菌が伝染してしまい他の魚たちにも病気が感染してしまうリスクがあります。
また、移動してきてストレスがかかってきているので、一度体を休ませてあげる必要もあります。
そのためにもトリートメントをしてあげましょう。
トリートメントタンクの用意の仕方
トリートメントタンクってなんですか?
トリートメントといえば、シャンプーとトリートメントというイメージが多いと思いますますが、それではありません。
「トリートメント=手入れ、手当てすること」であり、魚の調子を整える作業になります。
トリートメントタンクというのはメインの水槽とは別に魚を落ち着かせるための水槽です。
作り方としては水を張った容器に塩水を入れることでできます、
濃度としては水500mlに対して塩5g程度入れてあげると良いでしょう。
これにより体についていた病原菌を無くして、魚の体調を整えることができます。
一晩様子見して問題なければメインの水槽に入れてあげましょう。
まとめ
ということで、今回は輸送とトリートメントについて解説していきました。
詳しいやり方について希望があれば今後記載していこうと思います。
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