【鑑賞魚】フナの飼育における底砂選び

飼育室
先生
先生

今回は底砂の選び方について解説していきます。
フナ飼育において底砂かなり重要なので、必ず覚えて帰ってくださいね。

底砂を入れるメリットについて

見た目が良くなる

まず利点として挙げるのは見た目が良くなるという点です。

これは言わずもがなですが、砂を設置することによってベアタンクよりは景観が良くなります。
また、砂を敷いているだけでも自然らしさができてきますし、水草などの植物を植えることも可能です。

フナの生態の観察をする。

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次のメリットはフナの生態が観察できるという点です。

というのもですね、コイ科魚類は餌を食べるときに餌を砂ごと吸い込んで餌だけエラで濾して砂は吐き出すという
通常の魚とは異なる生態をしているので、砂を敷くことで、観察がしやすくなります。

また、周囲の環境によって体の色味を変化させる保護色という機能もあるので、入れる底砂の明るさにより体色の変化を見ることもできます

逆に底砂がないとストレスを与えてしまうことにもなりかねません。

底砂のデメリット

メンテナンスが必要になる

欠点としてはメンテナンスが発生することです。何もない水槽と比較するとやはり底砂があることにより底砂の掃除が必要になります。

細菌が湧きやすい

目の荒い大磯砂などを使用すると砂の間に残餌やフンが蓄積しやすくなりそこから細菌が繁殖することがあります。

底面フィルターを用いることで、底砂内の循環ができるので、改善できます。

フナを飼育する上で底砂を敷く量

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男の子
男の子

せんせー、砂はどれくらい敷けばいいですか?

フナを飼育する場合は多めに敷いておきましょう。
というのも、フナは頻繁に砂を掘り起こしてしまうので、薄めに敷いてしまうと水槽の床が見えてしまうからです。

特に底面濾過を使用している場合は、すぐに掘り起こされてしまいフィルターが露出してしまいます。

先生
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底砂の厚さは一般的には4〜5cmくらいと言われていますが、
10cmを超える個体を飼育場合は1.2〜1.5倍くらいは敷いておきましょう。

底砂の種類

大磯砂

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まず紹介するのは大磯砂です。名前の通り磯の砂です。砂と比較すると粒が大きいです。
安価かつ流通量が多いので、たいていの観賞魚やホームセンターのペットコーナーに置いてあります。

色味はやや暗めであり、フナがおとなしくなりやすい底砂ですね。

田砂

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次に紹介するのは田砂です。これは日本の田んぼに使用されている砂ですね。

淡水魚のレイアウトによく使用されている砂になります。一応、水草の育成は可能です。

粒がしっかりしているので、フナが砂を巻き上げてもすぐに沈んで水が濁りにくいのはいい点ですね。

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ソイル

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次はソイルです。水草水槽を使用する方がよく使用します。

大きい個体を入れてしまうとすぐに水槽が濁ってしまうので、あまりおすすめできません。
水草をメインにして小型個体のフナを飼育する際には候補に挙がりますね。

粒の色は黒が多いですが、明るい色もありますので、フナを飼育するならそちらを選択するといいでしょう。

五色石

最後に紹介するのは五色砂利です。様々な色味の砂利が入っており、大磯砂よりも明るい印象を与えてくれます。

これは主に大型個体で使用することが多いです。

金魚や錦鯉との混泳を行う際にはこちらも候補に上がります。

まとめ

先生
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飼育を行う上では必須ではありませんが、
フナ飼育では可能な限り導入してあげた方がいいでしょう。

ということで、フナ飼育における底砂の解説をしてきました。
メンテナンス性は落ちますが、フナの生態を観察できますので可能な限りは敷いておいた方がいいと思いますね。

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