
せんせー、水槽の魚が水面に上がってきました。
濾過装置使ってるのに水も濁ってきています。

それは水換えのサインですね。
今回は水換え方法について解説していきます。
メンテナンスは必要

濾過装置をしていても、エサの食べ残しや排泄物によって水質は悪化していきます。
酸素不足や有機物の増加、PHの低下などが起こるので、魚にとって好ましくない水質になっていきます。
水質悪化の兆しが見えたら、水換えをして、住みやすい環境に戻してあげましょう。
鼻上げをする
水質が悪化し、酸素が溶けこみにくくなった証拠です。
フナの動きが鈍くなり、水面近くに集まるようになっただけでも、水質の悪化が始まりです。
水の色が変わる
白っぽく濁っていたら、水質はかなり悪くなっています。
薄い茶色の場合は濾過槽のバクテリアの機能低下の目安です。掃除をしましょう。
泡が消えにくくなる
エアレーションの泡が消えにくくなった場合も水換えする目安です。
水換え方法

水質悪化の兆しが見えたら水換えを行います。
水槽の状態にもよりますが、目安として冬場は1ヶ月に一度、夏場は1ヶ月に2〜3回が目安ですね。
水換えを行う前には濾過装置やヒーターなどの電気機器のプラグを全て外してから行いましょう。
❶飼育魚を別の容器に移す
❷水換えを行う
❸最後に飼育魚を水槽に戻す
飼育魚を別の容器に移す

水換え作業を行うと、水中の砂利が舞い上がってしまい、水が濁ってしまいます。
また、注水作業時にも魚にもストレスがかかってしまうので、水換え作業の間は、魚を移しておきます。
作業に時間がかかる場合や飼育数が多い場合は水槽に戻す間もエアレーションを行い酸欠を抑えましょう。
飼育魚を網ですくう時にはヒレを傷つけないように頭から優しくすくましょう。
魚を移すのはこちらの記事を参考にすくい上げましょう。
→フィッシュネットの使い方
水換えする
水換えをするといっても新しい水が多すぎると水質の差があってストレスがかかります。
そのため、水換え量は全体の1/3〜半分程度にしましょう。
抜いた分と同じ量かつ同じ水温の水を加えていきます。

カルキが入っていますので、
汲み置きをした水かハイポを入れた水道水を使用しましょう。
おすすめの水換えグッズ

ここからは私が水換え時に使用している水換えグッズを紹介します。
水換えホース
水換えを行う際に欠かせないのがこの水換えホースです。
ポンプを2〜3回揉むことでサイフォンの原理で自動で水が抜けていきます。
砂利にホースを突っ込むことで、砂利の中のゴミを取ることもできますが、
砂利も吸い上げてしまい詰まる原因になるので詰まり防止があるものを使用しましょう。

バケツ

抜いた水を運んだり、飼育魚を一時ストックしたりと水を持ち運ぶ際に使用します。
通常のバケツだと嵩張るので、特におりたたみ用にするとコンパクトです。
持ち運びも考えて取ってがあるものを選びましょう。

飼育水を入れるとニオイがつきますよ

まぁ、結局は使用手段が限られがちですよね。

ポリタンク

水の運搬や魚の保管などに使用します。
バケツと比べてキャップがつきますので、水がこぼれにないのがメリットです。
サイズはいろいろありますが、おすすめは10L程度の小さめポリタンクです。
この規格はコックがつく部分とは別の間口が広く設計されていることが多く、保管用の魚を入れやすいですね。

園芸用ホースとアダプター

水槽から水道までの距離がある場合は園芸用のホースを使って一気に水をたすという手段も可能です。
なお、キッチンやお風呂場の水栓は園芸用のソケットが使えないことがありますので、アダプターを活用して給水しましょう。

それだとカルキ抜きできなくないですか?

当然そのままカルキが入ってしまいますので、
給水後にカルキ抜きを水槽に添加します。
※飼育水槽のが大きく水量多い場合、があまり水質にうるさくない魚を飼育している場合におこないましょう。
まとめ

と言うことで、今回は水換えについて解説してきました。
定期的に水換えをして魚の飼育環境を整えてあげましょうね。
最近は水換えを行うことのできる濾過装置なんてものも登場してきていますので、こちらの採用もありなんじゃないかなと思います。
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