
今回はフナのエサやりにおける栄養について解説していきます。
成長における必要な栄養素はなんなのか、
健康状態を維持するために必要なものを説明して行きます。

はーい
栄養バランスに気を使わなければいけない理由

まず、魚も栄養バランスについてですが、人間同様に気をつけないといけません。
なぜかと言うと、フナも我々人間と同じで雑食性だからです。
ヒトと同様にタンパク質や、脂肪、炭水化物、ビタミンなどの栄養素はフナにも必要になってきます。
では、魚の場合はどの栄養素を多くしたほうがいのか、詳しく見て行きましょう。
栄養素まとめ
タンパク質

まずはタンパク質です。我々で言うお肉や卵に多く含まれている栄養素ですね。
これは体の組織を作る栄養素なので、フナをはじめとする魚類には一番必要な栄養素になりますね。
その為、魚のエサには動物のエサと比べてタンパク質の比率が高くなっています。
脂肪

次に「脂肪」です。人間で言えば「脂身」や「油」ですね。
これは体の中に蓄えておき、いざという時のエネルギー源になります。
適度な量が必要ですが、とりすぎるのも問題です。

これは人間同様ですね。
炭水化物

続いては炭水化物です。私たちで言うところのご飯やパンに含まれている栄養です。
これもエネルギーとなる栄養素ですね。
人間は大事ですが、魚となるとそれほど必要ではありませんね。

せんせー、よくエサの代わりにご飯粒やパンをあげている人がいますが
やっぱりダメなんですか?

フナは雑食性なので食べますが、栄養不足になりやすいですね。
炭水化物はそこまで必要でないので、タンパク質があるエサをあげたほうがいいですね。
ビタミン

続いては「ビタミン」です。我々でいう「野菜」にあたります。
微量で十分ですが、これも欠かせない栄養素になりますね。
以前、ビタミンがないエサを与えた実験を行ったことがありましたが、
それによると病気になったり死んでしまうものもおおがったそうです。
ミネラル

最後にミネラルです。これも微量ですが必要な栄養素ですね。
機能としては体内の潤滑油的な働きをします。

将来あなたたちも就活で「潤滑油」という言葉を使うと思いますが、
せめてミネラルくらいの働きはできるようにしておきましょうね。

ウザっ・・・
生きエサを与えている場合はどうするか

では、生きエサを与えている場合はこのままでいいのか言う話ですが、
結論、そこまで神経質にならなくてもいいかと思います。
なぜかと言うと、すぐには影響が出ないからです。
生きエサにはそれも最低限の栄養素は入っていますので、
よほど長期間同じエサを与え続けているのでなければ気にしなくても大丈夫です。
心配でしたら他の種類の生きエサも与えてみましょう。
ただ、将来的な魚の健康やコストの点を考慮すればいずれは配合飼料を選び、慣れさせてあげるのが一番かと思います。
栄養バランスを考えるならどのエサがいいのか
と言うことで、さまざまな栄養について解説して行きましたが、どのエサが一番いいのかと思うことでしょう。
一番のおすすめはなんと言っても配合エサです。
シンプルに今まで語ってきた栄養を適正な比率で配合しています。
魚が環境に慣れて食べることができるならばこれを与えておけば問題ありません。
キョーリンの川魚の餌を参考にすると配合比率はこんな感じです
タンパク質
48%以上
脂質
5.0%以上
炭水化物
2.0%以下
ビタミン類
塩化コリン・ビタミンE・ビタミンC・イノシトール・ビタミンB5・ビタミンB2・ビタミンA・ビタミンB1・ビタミンB6・ビタミンB3・葉酸・ビタミンD3・ビオチン
ミネラル類
P(リン酸)・食塩・Fe(鉄)・Mg(マグネシウム)・Zn(亜鉛)・Mn(マンガン)・Cu(銅)・I(硫黄)

まとめ

ということで今回はフナのエサやりにおける栄養バランスを解説していきました。
雑食だけどタンパク質を多めに与えることを覚えておきましょうね。
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