今回はフナ飼育における最も重要なポイントであるエサやりについて解説していきます。
飼育初心者において最も失敗するのがエサのやり方と言われており、

簡単なようで押さえておくべき点がいくつか存在します。
エサの与え方について考えてみましょう。

はーい
エサの選び方


せんせー、エサはどんなものを
選んであげたらいいんですか?
では、まず最初にどんなエサを選べばいいのでしょうか、
ポイントはシンプルに2つです。
❶ 魚の口にあった大きさであること
❷ 水に溶けにくいエサであること
では、詳しく解説して行きましょう。
口にあった大きさであること
一つ目は口にあった大きさであることです。
というのも、フナは口の構造上、のどの奥にしか歯がないので、エサをかみちぎることができません。
そのため口よりも大きなエサは食べることができないので、
エサを選ぶときにはフナの口よりも粒が小さなものを選んでいきましょう。
水に溶けにくいエサであること
次に大事なのは水に溶けにくいエサであることです。
すぐに溶けてしまうエサは放っておくと水質の悪化につながってしまいます。
初めてエサを購入する場合は店の人と相談して水を汚さないエサを買い求めましょう。
エサの量はひかえめに

エサの与え方で最も大事なのは量です。
フナは胃がない「無胃魚」なので、一度に多くのエサを食べることができません。
そして、エサを食べ残してしまうと水が汚れてしまうので、水質の管理も大変になってしまいます。
そのため、フナを飼育するときには一回の食事でお腹いっぱいにしようと考えてはダメですね。
エサは1日に数回に分けて与えましょう。
エサの量もそんなに多く与えずに5〜6分程度で食べきれる程度が大事です。
これはエサを与えると魚たちが集まってきて全部綺麗に食べてしまうと言うのが理想的ですね。

気持ち的には「少ないかな?」と思う程度がいいかもしれません。
エサを与える回数
エサを与える回数はフナをどのように飼育して行きたいかで変わって行きます。
と言うのもフナは与えるエサの量で成長の度合いが変わってくるからでなんですね。
大きな水槽や池などで飼育を行っていて、大きく育てたい場合
→1日に4〜5回と分けて与えます。
小さい水槽で小さいままで止めておきたい、水槽の限界の飼育数で飼う場合
→1〜2回でも構いません。
人によっては2日に1回与えている方もいます。
それは少なすぎるだろと思うかたもいますが、意外と水質悪化させないで良い結果になったりもしますね。
家族で飼育している場合はそれぞれが気が向いたタイミングでエサを与えてしまうと、
結果としてエサの与えすぎになってしまうことが多いです。
家族の中であらかじめエサを与える係を決めておくといいでしょう。
与える時間帯

次にエサをあげる時間帯ですが、なるべく早い時間にあげた方が良いです。
特に秋口や冬にかけての涼しい時期で水槽にヒーターをつけていない水槽の場合、
水温が低下しがちなので、午後3時以降は与えない方が賢明ですね。
また、夜間に冷え込んだ状態でエサを与えてしまうと、
昼間に食べたエサを消化できなくなってしまうこともあります。

もし、1日中エサを与えたい場合や4〜5回エサを与える場合は
ヒーターなどを使用して水温を保てるように工夫しましょう。
まとめ
と言うことで、今回はフナのエサやりの基本について解説してきました。

魚の特性を理解して正しいエサやりを行いましょう。
今回の授業はこれで終わりです。お疲れ様でした。
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