今回はフナはメダカを食べるのかというスゴくシンプルな問題について解説していきます。
私が飼育している環境を例にとって、フナがメダカを食べないようにする方法についても説明していきます。
導入
どうも、あおいふなです。
先日、なんとかうちのフナが餌を食べてくれるようになりました。
それはいいとして、一つ問題があったのは、水槽の同居人であるエビたちが減っていたんですね。
採集の時には一緒にたくさん捕まえて、しかも多すぎるくらいだったのに
現在は水槽内に1匹もエビがいません。
まぁ、原因はシンプルで、フナが食べていたということなんですけどね。
エビうまかったわ
・・・まぁ、食べてしまったものは仕方ないとして
一つ疑問が湧きました。
なぜ、メダカを食べないのかという問題です。
シンプルにエビは甲殻類でそっちの方が美味しいからと言って仕舞えばそれはそれで終わりなんですけどね。
しかし、私がメダカを混泳させていたら食べられてしまった事例もあります。
今回の飼育と前回の飼育、何が違うのか見ていきましょう。
混泳におけるメダカとの相性
まずはメダカとフナの相性について解説していきましょう。
メダカは主に水槽の水面付近、上部を泳ぐことが多い魚です。
フナは水槽の下部を泳ぐことが多いので、泳ぐ層が分かれており、棲み分けがなされています。
これにより水槽全体に魚が散らばっていることになり、見た目としても良い雰囲気になりますね。
混泳の観点で言えば相性がいい魚と言えるでしょう。
フナの食性
まず、前提ですが、フナは「雑食性」です。
種類により食性の好き好みがありますが、なんでも食べます。
水草やアカムシなどの水生昆虫、エビなどの甲殻類など幅広いです。
そして、人工飼料の中に入っている「フィッシュミール」というのは魚粉ですし、
とうぜん、魚自体もたべるということになります。
しかし、魚を食べるという行動が能動的に行なっているのか、受動的に行なっているのかというのは
話が別です。それについて詳しく見ていきましょう。
口に入るものは食べる
フナとの混泳を行うにあたり、
混泳魚との体格差が一つのポイントですね。
以前フナとメダカを混泳していた時にはフナは体長25cmと大型で、
メダカは購入したばかりなので、体長3cm未満の個体でした。
この体格差だとフナの口の中にすっぽり入ってしまったら食べられてしまい終わりです。
また、フナが大きくなくても、メダカが産んだ卵や稚魚は普通に飲み込んでしまいます。
同じメダカ同士でも卵や稚魚を食べてしまうんだもの、大きいフナだったら尚更だよねという話です。
メダカが食べられずに混泳する方法
対策としてフナに餌を与えておいてお腹をいっぱいにすればいいじゃんと思いますが
フナは無胃魚なので、食い溜めができません。基本的に常にご飯を食べ続ける状態なのです。
いくらでも食べるよ
そのために私が行なっているのは、飼育する個体の大きさです。
現在飼育している環境では、フナが10cmで、メダカが5cmと体格差が非常に少ないです。
フナの口に入らないサイズなら食べられるということはありません。
というのも、フナは口に歯がなく、餌を食いちぎることができないので、
フナが能動的に食べてしまうということを抑えています。
それでも食べられてしまう可能性
良くも悪くも混泳の世界においては、「絶対」という言葉はありませんので
一概に安全というわけでもなく、メダカを食べる時には食べてしまうのです。
体格差がないように混泳を行なっていますが、フナは最大で30cm以上に成長する魚です。
今後フナが成長した場合には、小さいメダカは口に入ってしまう場合もあります。
それだけでなく、病気になっていたり、弱っていたりした個体はフナに食べられてしまうこともあるでしょう。
また、メダカが産んだ卵や稚魚は捕食されてしまいます。
この水槽ではメダカを繁殖・育成するのは諦めており、別の水槽で行うようにしています。
まとめ
ということで、今回はフナはメダカを食べるのかという問題について解説していきました。
混泳の世界において「絶対」は存在しませんので、過信はしない方がいいとは思いますが、
フナの口に入らない大きさのメダカとの混泳を行い楽しいアクアライフを送りましょう。
コメント