今回はナイルアロワナの学名について解説していきます。
ナイルアロワナの系統と学名を解説していきます。
分類を行う上で欠かせないポイントになりますからしっかり確認していきましょう。
ナイルアロワナの学名
Heterotis niloticus Cuvier, 1829
種小名はniloticusです。
同じ学名にナイルワニ、ナイルパーチ、ナイルティラピアがあることからも
「ナイルの、ナイル川に生息している」という意味合いであることが考えられますね。
命名者
命名者はCuvier、ローマ帝国のメンペルガルドに生まれた生物学者である「ジョルジュ・キュヴィエ(1769-1832)」によって1829年に名付けられました。
彼の研究分野は比較解剖学や古生物学などであり、
動物の分類の発展の礎となりました。
また、ゲンゴロウブナの学名である「Carassius cuvieri」も彼から名付けられております。
ナイルアロワナの系統
ヘテロティスはオステオグロッスム目オステオグロッスム科ヘテロティス亜科に属して、
アロワナやピラルクの仲間である。
ヘテロティス亜科は本種のヘテロティス属とピラルクの属するアラパイマ属の2属に分かれ、
お互いに1属1種である。
比較的近縁な種と考えられている両者が、
地理的隔離された南米とアフリカに棲息しているというのはとても興味深いですね。
コメント