今回はフナと金魚が一緒の水槽で飼育されている理由について解説して行きます。
たまに同じ水槽で水槽で金魚とフナが同じ水槽で飼育していることがあります。
なぜ、あのような光景になるのでしょうか。
この飼育の方法について、何か問題があるのでしょうか。見てみましょう。
フナと金魚の関係性
金魚はおよそ2000年前の中国南部、揚子江下流域で発見された赤いフナが祖先といわれています
グループとしては同じコイ科で、フナ属魚類になります。
金魚とフナは同じ種類なんですね。
金魚の中で「先祖返り」が出てきた説
これは金魚の中からフナに似た個体が出てきたというパターンですね。
先祖返りとは、 「金魚が、祖先であるフナに戻るように見えること」です。 金魚はもともとフナを品種改良されて作られた種です。 そのため、遺伝子の中にフナの情報があります。 金魚の中には、このフナの性質が顕著に表れ、フナくらい大きくなったり、色がフナに近づいたりする個体もいます。
大量の金魚の中に混じっている黒い金魚はフナの可能性が低いですね。
1匹だけ黒い魚がいればスイミーみたいでそれはそれで楽しそうですね。
金魚すくいとかでも黒デメキンでもないのに黒っぽい体色をしているフナ型の金魚がみられることがありますが、先祖返りしてい流ことが考えられます。
黒い金魚も小さい個体の場合は飼育を重ねるにつれて体色が黒から赤色に戻ることもありますので、
様子を見てみましょう。
フナと同じ仲間だからと分類されて金魚が水槽に入れられた説
次は「同じフナのグループだからという理由で一緒くたに水槽へ入れられた」ということですね。
これはフナと形が一緒だし色味が近いからという理由で入れることが多いでしょう。
野生個体で統一している侘び寂びのある水槽にビビットなカラーの金魚が泳いでいるとテーマが崩れてしまいますからね。
それは人によりますね。
金魚との混泳におけるQ&A
同じ水槽に入れた時のリスクはある?
正直、飼育をする上では特に問題はありません。
確かに野生では体の色が赤い金魚の方が目立ってしまい外敵に襲われる可能性があります。
しかし、飼育環境下では外敵に襲われるリスクはありませんからね。
フナと金魚の間ではもちろん捕食関係もありませんし、混泳には大きな問題点はありません。
だからこういう状況になっているのでしょうね。
釣ったフナを金魚の水槽に入れるのはアリ?
フナは金魚の祖先ですから、 見た目自体は近いですよね。
いっしょに飼えそうですが、2 つの点で問題があります。
1つ目は、金魚とフナでは、運動能力に差がありすぎること。
いっしょに飼うと、フナにエサをみんな食べられてしまいかねません。
また、敏捷な泳ぎで金魚にストレスを与える場合もあります。
なるべく体型の近い「和金」や「コメット」との混泳なら問題は少ないですね。
2つ目は、フナの持つ病原体の恐れです。
しっかり薬浴させないと、水槽内に病気を夢延させてしまうかもしれません。
詳しくは薬浴びの項目を見てみてくださいね。
違う種類の金魚を同じ水槽で飼うのは可能?
じゃあ、金魚同士だったら混泳しても大丈夫なのかな?
コメットとリュウキン、ランチュウを同じ水槽で飼うと
とても素敵な水槽になりそう!
これも少々問題があります。
同じ金魚でも品種がバラバラで飼うとには問題があるのでやめておきましょう。
というのも金魚は体型によって、泳ぎ方が違います。
泳ぎがうまい金魚とそうでない金魚をいっしょに飼うと、
活発な金魚に先にエサを食べられてしまいます。
餌が水槽の魚へ均等に回るような混泳方法で行いましょうね。
同じ水槽なら、できれば一品種、混泳したい場合も、
同じ体型の金魚にしてください。
まとめ
ということで、今回はフナと金魚が同じ水槽で飼われている理由について解説してきました。
混泳する分には問題はありませんので、自由に飼育してみましょう。
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