水箱の代用品!?フナ釣り用を合切箱自作してみた|マブナ釣り

釣り学

どうも、あおいふなです。

今回は江戸のマブナ釣りにおいて使われる水箱の代用品を考察するお話です。

現在は入手が困難となってしまった水箱ですが、普通の釣具店で代用できるモノがあるのか、
使用感や価格帯などから考察していきましょう。

そもそも水箱とは

水箱とは「木製のビク」と言った感じです。
釣ったマブナやタナゴを水箱の中に落とし入れるようになっています。

中蓋から餌箱や仕掛け入れになっている仕様なので、これだけでマブナ釣りに必要な装備をまとめることができます。

更に首から掛けられて携帯できます。

  • 仕掛けの手直し
  • エサを針につける
  • 釣った魚をビクに入れる

この3点をその場で行え、手返しよく釣りができるのはありがたいですね。

また、水箱の内部は漆塗りしていて、防水効果がありますので、少し水が入れておき、魚が入っても問題はないですね。

水箱のデメリット

そんなマブナ釣りに欠かせない水箱ですが・・・
いくつかのデメリットがあります。

高い、流通量が少ない

まずは流通量と価格でしょう。普通の釣り具店では流通していません。
また、伝統工芸品のような扱いをされているため、価格帯も1万円〜数万とけっして安くはないですよね。

手軽で誰でも始めやすいマブナ釣りにとって、
水箱が必需品だと「マブナ釣り」自体の敷居が高くなってしまいますね。

メンテナンス性が必要

次にメンテナンス性でしょうか。これは木製ゆえに管理と手間がかかるようになります。

普通のクーラーボックスならば水で洗って、乾かして終わりとなりますが、
木製だとそう簡単にはいきませんね。

また、漆を塗ってあるとはいえ、内部からの水漏れのリスクもゼロではありませんし
湿気等で木部が歪んでしまうこともあります。

水箱はなくてもいいのか?

男の子
男の子

そんなに入手難易度が高いなら使わなければいいじゃないか。

別に水箱がないからといってマブナ釣りができないわけではありません。
探り釣りではなく、1箇所に粘る釣りの場合は重要性は低いです。

一方で、探り釣りを行うとなると話は違ってきます。

水箱はマブナ釣りの理に適った商品。

水箱は探り釣りにおいて非常に理にかなっている釣り道具になります。

マブナ釣りの肝は「フナが集まっている付き場を探すこと」ですからね。

次々に新しい釣りポイントへ移動してフナがいないかと探る際には必要な荷物をひとまとめにした上で移動できますからね。
この釣りにとっては欠かせない存在なのです。

だったら代用品を探そう。

先生
先生

それならばやることは一つですよね。

市販している商品で代用品を探すのです。世の中にはさまざまな釣り道具が流通していますから、
その中で、代用できそうなものを見つけていきましょう。

マブナ釣りに求める性能

  • 釣り上げた魚を一時的に収納するスペース
  • 仕掛けやハリスを収納するスペース
  • エサを収納するスペース
  • 椅子にしても耐久性のある天板
  • 首にかけて移動できるサイズ感(理想は300x200x200mm)

必要な釣具を全て持った状態で移動ができること

代用案1 ダンガンシステムボックス VS-7055

まず見つけたのはイシグロで販売しているダンガンシステムボックスです。

さまざまな荷物を一度に収納できて移動もしやすいという願ったり叶ったりの商品ですね

サイズ313x233x222mm
価格¥3.432円(イシグロにて)

メリット

  • 蓋がフタが2段に分かれて収納できる
  • 開けた場所が広く、魚を収納できる
  • 側面にカスタムパーツを追加できる

デメリット

  • 肩紐が非対応で首にかけられない。
  • 奥行きがそれなりにある。
  • パーツをつけるとバランスが悪い。
  • それぞれの追加パーツの価格がやや高め

魅力的な商品ではあるものの、小型のモデルの場合、首にかけることができず、常に手で持っている必要があります。

これは移動しながら釣りをするスタイルにはあまり合いそうにありませんね。

また、奥行もありますので、仮に首にからかけられるようになっていてもバランスが悪めですね。
カスタム性が高いけど、残念ながら没です。

代用案2 タフボックス スモーキーブルー

サイズ 283x200x178mm
価格  1,078円(イシグロ価格)

メリット

  • カラーが青色系、安価
  • ベルトがあり、首からかけられる
  • 内部に仕切りがあり、パーツが入れられる

デメリット

  • 仕切りが固定式で融通が効かない
  • 天板部分が柔らかく、座るのには不向き

こちらもイシグロで見つけたパーツケース。こちらなら首からかけることができますね。

ただ、こちらは内部の仕切りに少々融通が効かない点と耐久性が気になりますね。

代用案3 活かしビクケース

寸法 28cm程度
価格 2,800円

メリット

  • 青色、軽量
  • 魚を入れやすい
  • 側面にポケットがある。フロント部分にエサ箱を追加で収納できる

デメリット

  • 座れない
  • 仕掛けスペースがない

だったらシンプルに生かしビクを購入してしまおうとも思いましたが、これはこれで荷物の収納性があまり良くありません。一応エサ箱と追加すること自体は可能ですから、候補としては悪くなさそうですね。

代用案4 クーラーボックス

寸法:36x20x25cm
価格:12800円

メリット

  • 魚収納口がある。
  • カスタムパーツで仕掛けやカゴなどを収納できる
  • 天板が丈夫で座ることができる

デメリット

  • 専用設計のものだとそれなりの価格がする(7000円〜10000円)
  • オプション品も高い

ということで、最後に一般的なクーラーボックスを検討してみます。
釣り場で持っていて一番違和感の少ないものですから一番アリかもしれませんね。

ただ、価格が高い。

結論:自作した方が安上がりじゃないか?

ということでいくつかの商品を見ていきましたが、どれも完璧!!
と言えるものはありませんでしたね。

強いていうならばSIMANOやDAIWA製のクーラーボックスならばつかえそうな気もしますね。

ということで、次回は比較的安価に水箱を自作してみたいと思います。

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