今回は「フナのアラ汁」を作っていきます。
先日、若狭町の漁協で三方湖のフナのお刺身を入手したのですが、その際におまけでもらった「フナのアラ」。
本来は食べない部分にはなりますが、漁協の方に調理方法を教わりましたし、これも使ってアラ汁を作っていこうと思います。
そもそもアラ汁とはなにか
あら汁(あらじる)は、魚を三枚おろしにした残りの部分、いわゆるアラを利用した汁物の総称
そもそもアラとは魚のアラは、魚の身を切り出したあとに残る部分になります。
身が少なく不要な部分なのですが、身と一緒に骨が付いていますから旨味が出やすいですし、煮物や汁物にすることでおいしくいただけますので、使わない手はないでしょう。
フナのアラ汁の材料(3食分)
- ふなのあら … 300g
- 水 … 600ml
- 豆腐 … 300g
- ネギ … 適量
- 味噌 … 60g
- 昆布だし … 5g
- 日本酒 … 大さじ2
具材はフナの刺身を作ってくれた漁協さんからおすすめされたものになります。
具材はフナのアラの他には豆腐とネギだけのシンプルなもので整えてみました。
フナの出汁を染み込ませることのできる根菜を使用するのもアリですね。
作り方
- フナのアラにまんべんなく塩を振り、30分置きます。
- 鍋に水、ふなのあら、日本酒を入れ中火で熱する。
沸騰したらとにかく大量のアクが出てきますので火力を抑えてアクを取っていきます。
この時ものすごくフナの生臭い匂いがしますが、アクをとって煮続けるとおさまります。 - 15分ほど煮込んでフナのあらに火が通ったら豆腐を入れ、温まったら味噌󠄀を溶かし入れて沸騰直前で火を止めます。
- 器に盛りつけて、ねぎを散らして出来上がり
魚の臭みが気になる人は
本来は魚の臭みを抑えるには赤味噌がいいそうですね。
赤味噌がアラ汁におすすめな理由
- 魚の匂いを抑える大豆タンパク質が豊富な点
- 長時間にても風味が飛ばない点
我が家は白味噌派なので、残念ながら赤味噌のストックはありません。
とりあえずフナを煮だった後、白味噌を溶かしました。
感想
フナの出汁がよく出たお味噌汁という感じでしょうか。
シンプルにフナの身自体のお肉も美味しいし、腹側にある油もぷりぷりで美味でした。
最初に煮込んだときにはものすごい生くさい匂いが出てきて、失敗に終わったな・・・と思っていたのですが、アクを取り除いたら匂いがなくなりました。
本来ならば茹でる前にもっと下処理をするべきなんだと思いますが、純粋に長時間煮込んであげれば出汁が出てきますので結果オーライでしょうか。
あくまでアラにはなりますので、骨はめちゃくちゃ多いです。
フナの身を食べようとすると確実に骨と戦う羽目になります。ご注意ください。
ちょうど、フナの卵巣も一緒にいただいていたので、フナの子まぶしで余った卵をアラ汁の中に入れて頂いてみました。プチプチと食感も合間ってこれはこれで美味しいですね。
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