今回は海外におけるペットとしてのフナや金魚に関する法律について解説していきます。
日本には金魚を飼育に関する法律はほとんどありませんが、海外ではさまざまな法律が存在しています。
中にはとんでもないものもありますが、法律内容からも魚の扱い型を見直す機会として活用していきましょう。
金魚鉢禁止令
ヨーロッパのイタリア、モンツァという町で「金魚鉢禁止令」が制定されました。これは金魚を金魚鉢で飼育することを禁止とする法律になります。
この法律は、2004年の7月から施行され、次の3つの内容とで成り立っています。
- 魚の飼育に、玉城の鉢(いわゆる金魚鉢)を使用してはならない。
- 飼育水槽には必ずろ過器を使用しなければならない。
- 適切なエアレーションを行い、場合によっては水替えをしなければならない。
ペットショップの店主に向けた条例で理由としては
「金魚鉢は丸い形をしているため、その中に入れられている金魚の目には外の景色が歪んで見えるから」
だそうです。
万が一違反してしまうと、
日本円で7300円から29,000円の罰金を支払うことになります
一方、日本では金魚を飼育するための容器といえば四角で全面が透明の水槽が当たり前となっています。それこそイタリアで問題となった丸い金魚鉢などはほとんど見かけなくなってきてはいます。
それでも金魚鉢で金魚を飼育することは風情があるようにも思えますね。
感想
日本では金魚鉢の飼育は禁止されてはいませんが、決して水量が多い容器ではございませんので、
濾過装置も使用しない金魚鉢では定期的な水換えが必要不可欠かと思います。
しかし、それでは金魚への負担も大きくなりますからね。
可能な限り水槽で飼育してあげるのが魚のためかと思います。
どんな生き物も最後まで大事に買ってあげましょう。
金魚の1匹飼いは法律違反!?
一方でスイスではペットに対し先進的な取り組みをしていることで知られています。
2008年に施行された広範におよぶ動物の権利関連法により、
群れで暮らす習性のある動物を一匹だけで飼うと動物虐待と見なされ違法となる。
セキセイインコやモルモット、そして金魚もこの法律の対象となっている。
「金魚」って野生にはいない生き物なのに
群れもなにもないでしょ。
金魚の元であるフナは群れで生活していますからね、
その点を考慮されたのでしょうね。
確かに単独飼育すると環境に落ち着かないですからね。
他にもあるスイスの法律
ちなみにスイスで金魚を飼っている人は、金魚を生きたままトイレに流して処分することはできなくなった。厳格な動物保護法は、金魚を処分する場合は「尊厳死」させることを規定しているからだそうです。
同法によると、「金魚を叩いて気絶させ、殺したあとで、捨てること」が正しい処分の仕方であり、
ペット、家畜、実験用動物、そして動物園やサーカスの動物たちの扱い方を詳細に規定している。
また、釣りをする場合、「キャッチ・アンド・リリース(釣った魚を再び戻す行為)」や生きた魚を餌に使用することは禁止だそうです。
まとめ
今回は海外にあるさまざまな法律について紹介していきました。
どの国もペットという一つの生き物の命を尊重していて素晴らしいですね。
私もそういう思いで魚飼育していきたいですね。
ちなみに、筆者もフナを単独飼育していますので、
スイスでは法律違反になる恐れがありますね。
スイスへの移住できそうにないですね。
ただ、私の場合はドジョウやタモロコと混泳させていますからね、この場合はどうなのでしょうかね?
参考文献
大和郡郡山市HP 平成28年7月 金魚と暮らす・金魚を育てる文化~市長てくてく城下町ホーム|大和郡山市
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