埼玉の小さな水族館!彩湖自然学習センターでフナと出会おう

小さな水族館

こんにちは、あおいふなです!
今回は埼玉県にある「彩湖自然学習センター」に足を運び、小さな水族館としての魅力を体感してきました。

このセンターでは淡水魚が展示されており、その中でもフナも見ることができます。それでは、施設と展示について詳しくご紹介していきます。

施設の紹介

彩湖自然学習センターは、埼玉県戸田市に位置する荒川第一貯水池「彩湖」のほとりに建てられています。この施設は、彩湖周辺の豊かな自然を学べる場として設けられ、自然観察や講座、小中学校向けの教育活動が行われています。

開館情報

  • 開館時間:午前10時~午後4時30分
  • 休館日:第2・第4・第5月曜日、月末(土日祝除く)、年末年始(12月29日~1月4日)
  • 入館料:無料(自由見学可能。ただし団体利用時は事前連絡が必要)

館内は誰でも自由に見学でき、自然の魅力を気軽に楽しめるのが特徴です。

フナ展示水槽の紹介

館内1階には淡水魚を展示するコーナーがあり、ここでフナを観察することができます。今回はその中でも目を引いた水槽をご紹介します。

中央のフナ水槽

この水槽は施設内の中心にある四角いオールガラス製の水槽で、中央には円筒形のガラス管が設置されています。排水用の装置と考えられますが、デザイン的にもユニークです。

この水槽ではギンブナとゲンゴロウブナが展示されていると紹介されていますが、
今回ゲンゴロウブナは確認できませんでした。また、混泳魚としてオイカワが一緒に泳いでいます。

アクセサリーは岩と流木だけというシンプルな配置ですが、これが逆に水槽全体をすっきりとした印象にしています。
ただ、オイカワの体が曲がっているのが気になりました。
恐らく、水槽内での衝突が原因で背骨が曲がってしまったのではないでしょうか。

また、この水槽は360度見渡せるため撮影には適していますが、魚たちは臆病で、撮影者が近づくと反対側に逃げることが多いです。この環境では人馴れは難しいのかもしれませんね。

彩湖と荒川の魚

この水槽ではギンブナをはじめ、白い体を持つシロブナや、虎柄模様のトラブナなどユニークな個体も展示されています。

混泳魚はニゴイ、カワアナゴ、カワムツといった中流域に見られる種が中心ですが、特にカワアナゴのような肉食魚とフナが同居しているのは珍しいです。ただ、カワアナゴはほとんど土管に隠れて姿を見せませんでした。また、この水槽で最も大きなニゴイが他の魚を追い回す場面があり、相性の面では課題が残る展示と言えます。

魚たちは元気に中層を泳ぎ回るものの、シロブナの体が曲がっていたり、フナのヒレが損傷している姿も見られました。混泳環境によるストレスが影響している可能性があります。

男の子
男の子

あまりご近所付き合いはよろしくなさそうですね。

水槽の背景が黒なので、割と落ち着いている雰囲気ですが、 ここの魚たちはじっとせずに中層をよく泳いでいますね。

荒川本流の魚

ここは施設で最も大きな水槽で、ギンブナやゲンゴロウブナのほか、コイ、ソウギョ、アオウオといった大型魚も一緒に泳いでいます。

水槽内のアクセサリーは岩と土管が少し配置されており、魚たちは落ち着いた様子で中層や底層を泳いでいます。
驚いたのは、魚たちが人の動きに反応して集まってくることです。飼育員さんによる餌やりを期待しているのかもしれませんね。

この水槽は、日本でも珍しくフナとアオウオが一緒に泳いでいる貴重な展示です。
解説には記載されていませんが、ゲンゴロウブナが1尾、ギンブナが3尾いることが確認できます。

ただし、この水槽の魚たちは残念ながらすべて外来種と考えられます。

また、水槽の奥には土管が設置されており、以前はウナギが展示されていたのではないかと推測されます。
さらに、この水槽の魚たちは非常に人懐っこく、近くを人が通るとすぐに集まってきます。

女の子
女の子

飼育員さんが餌を与えるタイミングと勘違いしているのかもしれませんね。

カメとフナの水槽

カメの水槽にはギンブナと混泳している姿が見られます。
この水槽ではクサガメやミシシッピアカミミガメが陸地部分でのんびりしており、水槽内のギンブナが控えめに泳いでいます。
しかし、障害物が多いため、魚たちが隠れてしまい撮影が難しいことがありました。

意外にも、亀の水槽の中にフナが泳いでいました。
ただ、どちらも外来種でしょうかね。皮肉ながら、脇役であるギンブナだけが固有種かもしれませんね。
水槽の解説にはギンブナ と語っていますが、水槽内にはコイの幼魚 も混じっていました。

ギンブナ(コイ)
混泳個体:クサガメ、ミシシッピアカミミガメ

まとめと訪問エピソード

彩湖自然学習センターは、自然と魚類を学べる素敵な施設でした。
特に、フナを中心とした展示は地域の自然環境を感じる良い機会になります。また、展示の一部には改善の余地があるものの、無料で気軽に訪れることができる点は魅力的です。

ちなみに、訪問前に「小貝川ふれあい公園」の水族館にも立ち寄る予定でしたが、残念ながら休館中で見学できませんでした。

私

ここ結構遠かったんですよ。
こういう時に目的地が閉まってるときの絶望感ってやばいですね。

その分、彩湖自然学習センターを存分に楽しめたのが幸いです。

次回はどんなフナに出会えるのか、また新しい水族館を訪問したいと思います!

水族館情報

彩湖自然学習センター

郵便番号:〒335-0031 
住所:埼玉県戸田市大字内谷2887番地
電話:048-422-9991 
ファクス:048-422-9993 

開館時間
午前10時から午後4時30分

休館日
毎月の第2月曜日、第4月曜日、第5月曜日(休日を除く)
毎月末日(土曜日、日曜日、休日を除く)
年末年始(12月29日から1月4日まで)

入場料
無料(館内は自由に見学できます。団体利用の場合はご連絡ください。)

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