江戸川区自然動物園|フナのいる小さな水族館

旅行日記

どうも、あおいふなです、今回は江戸川区にある 江戸川区自然動物園からフナの展示があると言う話を聞き、取材をしに行きました。

ここは江戸川区が管理している、入園料無料と言う非常に珍しい動物園です。

水族館とは・・・言えない

ここは水族館ではなく、動物園内の水生動物コーナーと言う立場が正しいです。
特に建物と言うものはなく、水槽の上に少し屋根があるだけの展示環境になります。

本来ならば水槽施設と言うべきでしょうが、私は小さな水族館と言うくくりで、今回は 紹介させていただきます。

一応海洋生物として、ペンギンやオタリアなどの大型動物の展示しています。これで無料なのはすごいですね。

展示水槽は多い

フナが展示されている水槽はかなりありました。
このコーナーは約20台水槽がありますが、そのうち6台の水槽内には、 何かしらのフナが展示されていました。

さらには金魚コーナーも存在していますから、 ここでのフナの待遇はかなり良い方かとは思います。

このコーナーの説明には、「ギンブナ」としか種類の記載がありませんでしたが、 展示個体の中では、体が細長く黄色がかった個体もいるため「キンブナ」も存在するかとは思います。

もしかしたらこの中に、このグループの中には「ナガブナ」もいるかもしれませんが、展示環境から探すことが煩雑だったため、 ここではキンブナのみとさせていただきます。

基本的には1つの水槽に対して、1種類のみの展示である分類学的展示がなされており、混泳魚がいたとしても、コイのみとなります。

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展示個体の健康状態は、正直微妙なところですね。

痩せている個体や体が曲がっている個体も一部見られます。
また水温管理ができていないので、水底でじっしている個体もみられます。

ヒブナ展示

ギンブナの展示水槽の中にはヒブナ個体が存在しており、通常個体や褪色途中の個体も見られますので、違いの観察ができますね。POPにて丁寧に解説もされております。

常設展示でヒブナを展示しているのはなかなか珍しいですね。

金魚コーナーも必要最低限

ここのコーナーには、意外にも金魚は多く取り扱っています。
ワキン、リュウキン、ランチュウ、オランダシシガシラの4種類の品種をメインに取り扱っております。

江戸川区は金魚が盛んでしたからね、こういうコーナーがあるのは嬉しいですね。

フナの水槽は多いですが、展示レベルは残念

フナの展示している水槽の数は多いですが、展示環境としてはあまりよろしくは無いですね。
人に見せるための展示では無いように思います。

展示レベルが残念な理由

まずはガラスが2重ガラスになっていることでしょう。

これにより外気温との水温変化を抑えているのかもしれませんが、ここの展示ではガラス面が乱反射を起こし、水槽内の視認性が悪化します。
そのため、ほとんど前面が景色が映り込んでしてしまいよく見えません。

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またこの水槽は屋根しかないため、日光が入りやすい上に、水槽に対して中途半端なスポットライトをつけています。
結果として、淡水魚側の水槽は映り込みが強くてほとんど撮影ができません

一応、対策として、カメラのレンズを水槽に極限まで近づければ反射を抑えることができますが、水槽内はそこまで明るくない上に水槽背景も黒なので、

写真撮影を行う上でシャッター速度を稼ぐことができません。

普段なら、フナの水槽がいっぱいあるならさまざまな角度から撮影を行うのですが、ここではほとんど写真撮影ができませんでした。

フナの展示が多かった理由(憶測)

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なぜこんなにもフナの展示が多いのかといろいろ考えましたが、フナが上部で、ずさんな管理でも生存しやすいからではないでしょうか。

こんなにも複数の水槽があるのに、どれもギンブナやコイ しか泳いでいないのは不自然です。

これはあくまで仮説ですが、
本来ならばこの水槽たちにはもっとたくさんの種類の魚がいたのではないでしょうか。

しかし、次第に病気などで他の魚の種類が減ってしまい、空き水槽が増えてしまったために、かろうじて同じフナ間延びさせてを入れているのではないでしょうか。

丈夫なフナやコイであっても健康状態があまりよろしくないことを考慮すると他の魚の展示を長期間維持することは難しいかと思います。

まとめ

ということで、今回は江戸川区にある自然動物園のフナを見にいきました。

普段ならばフナを展示している水槽が多いのは非常に喜ばしいことですが、
このように環境が優れていないのは非常に残念ですね。 

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