博物館学と水族館|水族館コラム

水族館コラム

今回は博物館学からの視点での水族館について解説していきます。
水族館は近年はアミューズメント施設という印象が強いですが、生物の展示という展示では博物館に近い立ち位置になります。

博物館とはどんな施設

博物館の立ち位置

利用者
 モノを見る、モノを鑑賞

博物館
 歴史的 遺品を見るため施設
 美術品を鑑賞 するための施設

博物館の分類

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  • 歴史学習一歴史博物館
  • 
昆虫標本・岩石標本一科 学博物館
  • 美術鑑賞一美術博物館・美術館 

  • 生き物一動物園・植物園 ・水族館
先生
先生

基本的には博物館というのは一般人に対して資料を展示して学習する場となります。

歴史を学ぶならば「歴史博物館」ですし、標本などを展示していれば「科学博物館」になります。
また、絵画や彫刻などの美術品を展示していれば「美術館」として分類されますね

その中でも水族館や植物園、動物園は生き物を展示している生涯学習施設という立ち位置になります。

ただ、水槽に魚を入れているのではなく、魚の形態や行動についての観察もできますし、
展示方法によっては魚の名前や特性などを学ぶこともできます。

学習情報を蓄積した豊富な資料
     ↓
多角的に学習できる施設
     ↓
地域の人々に社会教育(生涯教育)の場として利用
新しい地域文化の創造のために活用

博物館 とは

博物館法第2条 (定 義 )

「歴史、芸術、民族、産業、自然科学など関する資料の保管、展示、教育的配慮の元に一
般公衆の利用に供する。その教養、調査研究レクリエーションなどの資するための事業を行う
資料に関する調査研究をすること」 (学芸員の役割)

様々な利用者の学習要求に対して収集した 資料を通して様々な教育事業 を行う施設
先生
先生

博物館は一般の人に教育のために展示しするために資料を保管することが大きな意味になります。

男の子
男の子

博物館の学芸員はその資料における調査や研究を行う人たちなんですね。

博物館の種類

都道府県教育委員会のする二種の施設
 a、都道府県教育委員会に施設を登録したもの(登録施設)
 b、博物館に相当する施設 (博物館登録施設)
 
(例)国に設置する
   国立科学博物館、国立西洋美術館、東京国立博物館,東京国立近代美術館 大学に付属する
   大学博物館 (国立市立) その他
   博物館類似施設
   都道府県教育委員の所属施設として登録していない施設
男の子
男の子

博物館ってなんだか堅苦しい雰囲気を感じますね。

先生
先生

現在の水族館はあまり博物館という施設のイメージとはかけ離れているかもしれませんね。

まとめ

ということで博物館学における水族館について解説していきました。
単純に水槽がある施設という場所が増えてきましたが、その中でも学習するという意味合いがある施設であるというのは忘れてはいけませんね。

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