
今回は「マブナ釣り」について解説していきます。
マブナ釣りは、身近な川や池、用水路などで楽しめる、昔ながらの淡水魚釣りです。

マブナって、ヘラブナとは違う魚として考えるんですか?

そうですね。釣りでは、ヘラブナとは分けて考えられることが多いです。
マブナ釣りには、素朴で親しみやすい魅力があります。

身近な魚だからこそ、
釣り方や楽しみ方を知ると、より面白くなりそうですね。
マブナとは


真鮒【マブナ】
主に釣り人の間で使われてきたフナの呼び名です。
現在では関東地方を中心にキンブナを指すことが多いですが、地域や時代によってはギンブナなど、ヘラブナ以外の野生的なフナを広く含む場合もあります。
「真鮒」という字の通り、改良されたヘラブナに対して、自然のままの姿を残したフナという意味合いがあります。
小川や用水路、池沼など身近な水辺で釣れる魚であり、特別な道具を使わずに楽しめる点も魅力です。昔から子どもから大人まで親しまれてきたマブナ釣りは、日本の淡水魚釣りの原点ともいえる存在です。
まずはマブナがどのような魚なのかを知ることで、釣り場選びや仕掛け、エサの考え方も理解しやすくなります。

マブナとヘラブナの違い


マブナとヘラブナは、同じフナの仲間ですが、
釣りでは区別して考えられることが多い魚です。
- ヘラブナ
ゲンゴロウブナを釣り向けに改良した魚で、体高が高く、菱形に近い体つきをしています。
ヘラブナ釣りでは練り餌や専用のウキを使うことが多いです - マブナ
ギンブナやキンブナなど、昔から川や池にすんでいる野生的なフナを指すことが多く、
体はやや細長く、銀色から金褐色の体色をしています。
マブナ釣りはミミズや赤虫などの生き餌もよく使われます。

見た目だけでなく、釣り場やエサの違いを知ることで、
狙う魚に合った釣りがしやすくなります。

マブナ釣りとは


マブナ釣りとは、川や池、用水路、沼などにすむ野生的なフナを狙う釣りです。
ヘラブナ釣りのように専用の釣り場や高度な道具をそろえなくても、のべ竿、ウキ、ハリ、エサがあれば気軽に楽しめる点が魅力です。
昔から身近な水辺で親しまれてきた釣りであり、派手さはありませんが、
魚のいる場所を読み、静かに仕掛けを入れ、小さな変化を感じ取る奥深さがあります。
「釣りは鮒に始まり鮒に終わる」といわれるように、マブナ釣りは淡水魚釣りの基本であり、長く楽しめる釣りでもあります。

マブナにおける釣竿の選び方

マブナ釣りでは、基本的にリールを使わない延べ竿を選びます。
小川や用水路などの小場所では、取り回しのよい2.7〜3.6mほどの竿が扱いやすく、足元や岸際をテンポよく探る釣りに向いています。
一方、池や湖沼のように少し沖を狙う場所では、3.6〜5.4mほどの竿があると仕掛けを入れやすくなります。
素材は軽くて扱いやすいカーボン竿が初心者向けですが、しなやかなグラス竿や、竹で作られた和竿にもマブナ釣りならではの魅力があります。

まずは釣り場の広さと自分の扱いやすさを基準に、無理なく振れる長さの竿を選ぶことが大切です。

仕掛けについて
マブナ釣りの仕掛けは、魚のいる場所へ自然にエサを送り込むためのものです。
基本はウキ、オモリ、ハリを組み合わせたシンプルな仕掛けで十分ですが、釣り場の水深や流れに合わせて調整することが大切です。
- 道糸
1〜1.5号 - ハリス
0.8〜1号
これらを目安にすると扱いやすく、多少の根掛かりや不意の大物にも対応しやすくなります。
- オモリ
板オモリを巻いて浮力を調整すると、ウキとのバランスが取りやすくなります。 - ウキ
探り釣りではシモリウキを使い、引き釣りでは丸形の中通しウキやオモリを用いることもあります。

仕掛けは固定ではなく、釣り場に合わせて作るのもマブナ釣りの楽しさです。

エサについて
マブナ釣りでは、赤虫やシマミミズなどの生きエサがよく使われます。
- 赤虫
ユスリカの幼虫で、小ブナから中型のマブナまで幅広く狙える定番のエサです。1匹だけで使うこともありますが、アピール力を高めたいときは数匹をまとめて房掛けにすることが多くなります。 - シマミミズ
赤虫よりも存在感があり、やや大きめのマブナを狙うときに向いています。胴の部分をチョン掛けにすると動きが出やすく、フナに気づかせやすくなります。
それ以外にもさまざまなエサがあり、
釣り場や季節によって食いが変わるため、赤虫とミミズの両方を用意しておくと安心です。

ポイントの選び方について


マブナ釣りでは、季節によって魚のいる場所が変わるため、ポイント選びがとても重要です。
寒い時期のマブナは深場の泥底や障害物の周辺に潜んでいますが、春になると産卵やエサを求めて浅場へ移動してきます。
そのため、春の釣りでは藻の切れ目、わき水のある周辺、杭根まわり、ジャカゴのくずれ、岸辺のえぐれ、橋脚まわりなどを丁寧に探るのが基本です。
水草や障害物の近くは、フナが身を隠しやすく、エサも集まりやすい場所です。
最初から一か所で粘るのではなく、反応を見ながらテンポよく探っていくと、付き場を見つけやすくなります。

釣り方実技
シモリ釣り
仕掛けの長さを竿よりやや長くして、ポイントをあちらこちらを探り歩く。
アタリはウキを消し込んだり、食い上げてウキを浮かしたりします。
思い切り強く合わせたりしないことがコツである。探り釣りのもっとも標準的な釣り方です。
引き釣り
長い竿を使って深場にひそむ魚でを狙う。
脈釣り方式だが、じっくり餌を食う魚なのでやはりシモリウキをつけて当たりを掴む。
重りは中通しで1~1.5号という重いものを使う。
そろそろ深みから働き出す巣離れの時期は、魚の動きも活発化するので、この釣り方で次から次へとポイントを探る。餌は赤虫の房掛けがいいですね。
ツギ釣り
短い仕掛けを用いて水草や抗根を垂直に釣る。穴釣りと同じです
乗っ込み期に浅場を探るのに適している。ウキを二段にして水面、水中の両方で当たりをとります。
並べ釣り
岸から、または船から竿を釣り座より扇形に3本ほど並べて釣る。
あくまでも底釣りだが、シモリ仕掛けにせず立ちウキ仕掛けにすることが多いようだ。
小型のマブナが数尾釣れる。竿かけ(竿置き)を使用して順番に餌を点検、打ち返して食いを誘う。

必要装備について


マブナ釣りでは、竿や仕掛け、エサだけでなく、身軽に移動できる装備をそろえることが大切です。
基本的にマブナ釣りは、さまざまなポイントを探り歩きながら魚の付き場を見つけていく釣りです。
そのため、大きな道具箱を持ち歩くよりも、水箱やウエストバッグ、小物ケースなどに必要な道具をまとめて、身に付けられるようにするとフットワークが軽くなります。
予備の仕掛け、ハリス、ウキ、板オモリ、ハサミ、ハリ外し、ラインカッターなどはすぐ取り出せるようにしておきましょう。
夏は帽子や虫除け、冬は手袋やカイロもあると安心です。

釣り道具|水箱について


水箱は、マブナ釣りで使われてきた伝統的な釣り道具のひとつです。
木製のビクのような役割を持ち、釣ったマブナやタナゴを一時的に入れておくことができます。
また、中蓋にエサ箱や仕掛け入れを備えたものもあり、必要な道具をひとまとめにして持ち歩ける点が大きな魅力です。首から掛けて移動できるため、
ポイントを探り歩くマブナ釣りとの相性もよく、仕掛けの手直し、エサ付け、魚の収納をその場で行えます。

ただし、現在は流通量が少なく高価なため、クーラーボックスや小型ケースで代用する方法も現実的です。

マブナを飼ってみよう


釣り上げたマブナは、状態がよければ水槽で飼育して観察することもできます。
ただし、どの個体でも持ち帰ればよいわけではありません。
痩せている個体、ヒレや体に傷がある個体、針を深く飲み込んだ個体は避け、健康で水槽の大きさに合った魚を選ぶことが大切です。
釣った後は水温上昇や酸欠に注意し、活かしビクやエアレーションを使って負担を減らします。
持ち帰った後も、すぐ本水槽へ入れず、塩浴などでトリートメントを行うと安心です。
マブナを飼育すると、釣り場では見えない泳ぎ方やエサの食べ方をじっくり観察できます。

フナを食べてみよう


釣ったフナは、地域や状態によっては食材として楽しむこともできます。
フナは縄文時代の遺跡から骨が見つかるほど、古くから日本人に利用されてきた淡水魚です。
現在は食用としての機会は少なくなりましたが、煮付け、甘露煮、洗い、鮒ずしなど、
各地にさまざまな食文化が残っています。
特に小型のフナは甘露煮に向いており、骨までやわらかく食べられる料理として知られています。
ただし、泥臭さが出やすい魚でもあるため、きれいな水域で採れた個体を選び、泥抜きや下処理を丁寧に行うことが大切です。

釣るだけでなく食べる視点を持つと、
フナと人との関わりをより深く感じられます。

まとめ

今回は「マブナ釣り」について解説していきました。
マブナ釣りは、身近な川や池、用水路などで楽しめる、昔ながらのフナ釣りです。

釣竿や仕掛け、エサもシンプルなので、初心者でも始めやすそうですね。

そうですね。
ポイント選びや季節ごとの魚の動きを知ることで、
より釣果につながりやすくなります。

マブナ釣りは、釣る楽しさだけでなく、
フナの生態や人との関わりも学べる釣りなのですね。


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