
今回は観賞魚店で販売している水草とフナの相性について解説していきます。
水槽に水草を植えたいと思った時に、最も手軽なのは観賞魚店で販売している水草をそのまま植えることだと思います。
一般的な水草とフナの相性は果たしていいのか?
今回はフナを飼育するという視点から区分けをしていきます。
評価ポイント

- 食べられやすさ(食べられるor全く食べない)
葉の肉質から判断します。
数値が高ければ食害されるリスクが少なく、低ければ「フナのおやつ」として利用できます。 - 成長速度
飼育における成長速度や根の張りやすさ、殖えやすさについて表しています。
成長が遅いとフナに食べ尽くされてたり、すぐに苔が生えたりとリスクがあります。 - 景観の良さ
フナを飼育する上で、日淡水槽らしい景観が作ることができるかの指標としています。
仮に日本の水草でなくても雰囲気があれば良しとします。 - 生育難易度
フナをする上での一般的な飼育環境で問題なく生育できるのかの指標です。
・底砂は田砂や大磯砂、
・屋内で一般的なLEDライト
・水温はヒーターなどは基本的に使用しない
・CO2の添加は行わず、pHも弱酸性〜中性の間と過程します。
フナと相性のいい水草
主に一般的な観賞魚店の水草コーナーで販売している水草をピックアップしています。

ネットでも購入できるものはリンクを貼っておきますので、
確認してみてくださいね。
アナカリス


| 食べられにくさ | ☆☆☆☆★ | 景観の良さ | ☆☆☆☆☆ |
| 成長の速さ | ☆☆☆☆☆ | 飼育の手軽さ | ☆☆☆☆☆ |
フナに最も似合う水草ですね。
生息している環境にも自生していることが多いですし、フナを採集した際には一緒にこの水草を持ち帰っておいてもいいですね。
成長速度が早く、フナに摂食されづらい水草ですが、環境に適応しないと根本から茶色く枯れていきます。
根を張るのは弱いので、茎をオモリ巻きして掘り起こされないように対策しましょう。
マツモ


| 食べられにくさ | ☆★★★★ | 景観の良さ | ☆☆☆☆☆ |
| 成長の速さ | ☆☆☆☆☆ | 飼育の手軽さ | ☆☆☆☆☆ |
キンギョ藻としてよく使用される水草。価格は安く、成長量も早いので増やしやすいですね。
よく食べられる水草ですのでフナのおやつとして入れてていてもいいですね。
浮き草なので水面に浮かべてもよし、水底に植え付けてもよし。
別名「マツモ神」
アマゾンソード

| 食べられにくさ | ☆☆☆☆☆ | 景観の良さ | ☆☆☆★★ |
| 成長の速さ | ☆☆☆★★ | 飼育の手軽さ | ☆☆☆☆☆ |
水草として大変ポピュラーな水草。
育成難易度が低めで、ボリュームがあり、根張りもしっかりしているので掘り起こされることも少ないです。
どこか外国の水草らしさがあるので、フナの水槽としての景観は少し微妙かな?
初心者向けの水草ですね。
スクリューバリスネリア・セキショウモ


| 食べられにくさ | ☆☆☆☆★ | 景観の良さ | ☆☆☆☆☆ |
| 成長の速さ | ☆☆☆★★ | 飼育の手軽さ | ☆☆☆☆★ |
国産の水草で和名は「ネジレモ」。
丈夫で背が低く、小さい水槽でも育成ができます。
雰囲気はめちゃくちゃ良く、日淡水槽には非常にお勧めです。
育成には少々手間がかかり、名前のように捩れさせには二酸化炭素の添加が必須です。
アヌビアス・ナナ


| 食べられにくさ | ☆☆☆☆☆ | 景観の良さ | ☆☆☆★★ |
| 成長の速さ | ☆★★★★ | 飼育の手軽さ | ☆☆☆☆☆ |
葉っぱが硬くてフナに接食されづらい水草。陰性なので、光量や二酸化炭素量が少なくとも育成ができるため、フナの飼育環境下でも問題ないです。
ただ、成長速度が遅く、葉に苔がつきがちなので、可能ならばイシマキガイなどを入れてあげてくださいね。
ミクロソリウム


| 食べられにくさ | ☆☆☆☆★ | 景観の良さ | ☆☆☆★★ |
| 成長の速さ | ☆☆★★★ | 飼育の手軽さ | ☆☆☆☆☆ |
シダの仲間。流木に活着させても植えつけてもどちらでもいけます。
陰性の植物なので、光量や二酸化炭素は控えめでも問題なく、大磯砂でも育成ができます。
なるべく、葉に縮れがなく自然らしいものを選ぶといいですね。
個人的なおすすめはミクロソリウム・ナローリーフ。見た目も自然で流木に活着させたものならば扱いが楽ですね。
ウィローモス


| 食べられにくさ | ☆☆★★★ | 景観の良さ | ☆☆☆☆☆ |
| 成長の速さ | ☆☆★★★ | 飼育の手軽さ | ☆☆☆☆☆ |
苔の仲間。流木などに活着させて使用させると良い。
特にアヌビアスやミクロソリウムなどを活着させた水草に巻きつけておくと自然らしさが際だていいですね。光が少なくても問題ないですね。

ただ、フナのよっては啄んで食べられてしまうこともありますので、
しっかりと活着させてから使用しましょう。
バリスネリア・スピラリス


| 食べられにくさ | ☆☆★★★ | 景観の良さ | ☆☆☆☆★ |
| 成長の速さ | ☆☆☆★★ | 飼育の手軽さ | ☆☆☆☆★ |
葉の長い水草。丈が高いのでなるべく大きめの水槽を使用しましょう。
比較的増えやすいので、安定すると育成が手軽に行えます。
ハイグロフィラ・ポリスペルマ

| 食べられにくさ | ☆☆★★★ | 景観の良さ | ☆☆☆★★ |
| 成長の速さ | ☆☆☆☆☆ | 飼育の手軽さ | ☆☆☆☆★ |
アクアリウムでも良く見かける水草。強健な水草で成長が早く、葉の形状からもボリュームが出ます。
二酸化炭素の添付も不要で扱いやすいです。
見た目は日本らしさは少しないかな・・・。
クリプトコリネ・ウェンディグリーン
| 食べられにくさ | ☆☆☆☆☆ | 景観の良さ | ☆☆☆☆★ |
| 成長の速さ | ☆☆★★★ | 飼育の手軽さ | ☆☆☆☆★ |
二酸化炭素の添加も不要かつ少ない光でも育成ができる。
根っこは深く張るので、掘り起こされにくい反面、移植が難しいですね。
ルドウィジア


| 食べられにくさ | ☆☆★★★ | 景観の良さ | ☆☆☆☆★ |
| 成長の速さ | ☆☆☆☆★ | 飼育の手軽さ | ☆☆☆★★ |
安価で丈夫な水草。pHは幅広く水質悪化にも耐えやすいです。
見た目はやや明るめですね。
肥料や二酸化炭素の添加があった方が綺麗に育ちます。
アマゾンチドメグサ

| 食べられにくさ | ☆☆★★★ | 景観の良さ | ☆☆★★★ |
| 成長の速さ | ☆☆☆★★ | 飼育の手軽さ | ☆☆☆★★ |
コイン状の丸い形の水草。目立つ見た目をしています。
葉が柔らかいので、フナに摂食されやすいですね。
成長速度が早く、水質改善に向いています。
ただ、光量が少ないと葉の下から溶けていきますので、扱いに注意が必要です。
ミニマッシュルーム

| 食べられにくさ | ☆☆★★★ | 景観の良さ | ☆☆★★★ |
| 成長の速さ | ☆☆☆★★ | 飼育の手軽さ | ☆☆☆★★ |
きのこのような形をしてい前景向きの水草です。
大磯砂でも育成ができますが、二酸化炭素やそれなりに強めの光が必要です。
ウォーターウィステリア
| 食べられにくさ | ☆☆★★★ | 景観の良さ | ☆☆★★★ |
| 成長の速さ | ☆☆☆☆☆ | 飼育の手軽さ | ☆☆☆☆☆ |
草丈が高い大型の水草。成長速度が早く、大磯砂でも育ちます。
存在感が強すぎるので、日本淡水魚の水槽に合わせるのにはややセンスが必要です。
ヘアーグラスショート

| 食べられにくさ | ☆☆★★★ | 景観の良さ | ☆☆☆★★ |
| 成長の速さ | ☆☆☆★★ | 飼育の手軽さ | ☆☆★★★ |
草丈が低い前景向けの水草。ランナーで横に増えるので密度を出しやすいです。
芝生のような緑の絨毯を楽しめます。
二酸化炭素の添加がないと成長速度がおそく、苔がつきやすいです。
グリーンロタラ

| 食べられにくさ | ☆☆☆★★ | 景観の良さ | ☆☆★★★ |
| 成長の速さ | ☆☆☆☆★ | 飼育の手軽さ | ☆☆☆★★ |
明るいグリーンの葉をしたポピュラーな水草。成長が早い水草なので、フナに食べられてもそれ以上に成長できる。
水質の悪化や変化に弱いので水換え時は水質変化に気をつけましょう。
カボンバ

| 食べられにくさ | ☆☆★★★ | 景観の良さ | ☆☆☆☆☆ |
| 成長の速さ | ☆☆☆★★ | 飼育の手軽さ | ☆☆★★★ |
金魚やメダカに合うみずくさとしてよく販売している水草です。
葉の形状が美しく、人気があります。日本淡水の水槽にも合いますね。
育成難易度は高く、水質はpHは高めを好みます。二酸化炭素の添加も必要です
リシア
| 食べられにくさ | ☆★★★★ | 景観の良さ | ☆☆☆☆☆ |
| 成長の速さ | ☆☆☆★★ | 飼育の手軽さ | ☆★★★★ |
草丈10mm程度の短い前景向けの水草。
本来は浮き草なので、アクアリウムでは専用のネットを用いて水中に固定して使用します。
強めの照明と二酸化炭素の添加が必要なので、フナ飼育では両立が少々難しめです。
キューバパールグラス

| 食べられにくさ | ☆★★★★ | 景観の良さ | ☆☆☆☆★ |
| 成長の速さ | ☆☆★★★ | 飼育の手軽さ | ☆☆★★★ |
小型で丸い葉形が可愛いらしい前景向きの水草です。
強い照明と二酸化炭素、肥料の追加が必要で難易度が高めです。
市販水草の特徴と扱う上での注意点


アクアリウムショップなどで販売されている水草は、扱いやすいように数本ずつ束ねられ、根元を鉛の重りで巻かれていることがあります。
購入したまま水槽に入れると一見きれいに見えますが、そのまま植えるのはあまりおすすめできません。
鉛巻きの状態では茎や根元が圧迫され、水草が傷んだり、成長しにくくなったりすることがあります。
水槽に植える際は、まず鉛やスポンジを外し、傷んだ葉や茎を取り除いてから、1本ずつ、または少量ずつ間隔を空けて植えるとよいでしょう。
こうすることで光や水の流れが届きやすくなり、水草も根を張りやすくなります。
また、市販の水草には栽培時に使われた農薬が残っている場合があります。
特にエビ類は農薬に弱いため、ミナミヌマエビやヤマトヌマエビなどがいる水槽に入れる場合は注意が必要です。
導入前によく洗い、可能であれば数日間別容器で水換えをしながら様子を見ると安心です。

水草は水槽を美しく見せるだけでなく、生き物の隠れ家にもなるため、
丁寧に下処理してから使うことが大切です。
まとめ

ということで、今回はフナ飼育に会う水草について解説して行きました。
こちらを参考に水草水槽を楽しんでみてくださいね。


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