フナ飼育する人必見!浮上性のエサを慣れさせる5つのメリット|エサやり

管理編

どうも、あおいふなです。
今回はフナを飼育する際においてやっておくと得する「浮上性のエサに慣らせる」ことについて
おすすめの理由5つと慣れさせる手順について解説して行きます。

これをすれば、フナ飼育がさらに楽しく、管理がしやすくなります。
ぜひ参考にしてみましょう。

浮上性のエサとは

魚のエサには水に浮く「浮上性のエサ」と水に沈む「沈降性のエサ」の2種類があります。
一般的に販売している川魚用のエサは沈降性のものが多く、水底に生息している魚にも均一に餌が回るようにとされています。

一方で、メダカのような表層を泳ぐ魚や金魚やコイなどの品種の魚のエサには浮上性の餌が多い印象ですね。

浮上性のエサによるメリット

エサの管理ができる

沈むエサだと砂利の間に入っているので、実際に食べてくれているのかの確認が難しくなります。

一方でが水底に沈まずに浮いているため、基本的にはエサが砂利やアクセサリーの後などに隠れず、飼育者が視認できます。

そのため、与えたエサを魚がどれだけ食べたのか確認・把握することができて食事量の管理ができます。

また、エサを食べ残してしまった場合も浮いているエサをそのまま網などで掬い取ることができますから、残餌で水を汚してしまうことも少なくなります。

愛着が湧く

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これは、浮上性のエサを与えた方が、魚に対しての愛着が湧きやすいということです。
沈んでいるエサだと魚がエサを探しながらモグモグしているので、エサを食べているのかがよくわかりませんが、浮いているエサだと直接食べている姿を見ることができます。

さらには人に慣れてくれやすくなり、人が来ると隠れていた魚が、人が通るとエサを求めてくれるようになります。

魚の行動範囲が広がる

次に魚の泳ぐ範囲が広くなります。
沈むエサを食べ慣れていると水底や壁の餌をついばむ程度しか泳いでいませんでしたが、
浮上性のエサになれると水面までエサを探す用のなり、水槽全体を泳いでくれるようになります。

魚の泳ぐ範囲が増えると自然と飼っている人からしても水槽に泳いでいる魚に愛着が湧くものです。

水草の食害をしなくなる

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次のメリットは水草を食べにくくなることです。
本来ならばエサを探し回る過程で水草や苔をかじることもありましたが、
浮上性のエサになれたことで、水草をほとんど食べなくなりました。

これにはいくつか理由がありますが、エサの趣向性が高くなることと満腹になることが原因でしょう。

私たちもお菓子と野菜があれば、お菓子を好んで食べる人が多いように、
魚も趣向性があります。もちろん人間と同じようにそれぞれ好みがあるとは思いますが、
フナも水草よりはアカムシやエビの方が好みなのです。

人間の場合は栄養バランスを考えて好きなものも嫌いなものもどちらも食べるようにしますが、
魚はそこまで賢くありません。

水草よりも好きな餌があればそちらに飛びつきます。
もちろん、栄養バランスを考える必要もありますが、それは私たち飼い主が餌のバランスを考えて与えてあげましょうね。

水底を掘る行動をしなくなる

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これは水草水槽でフナを飼育する際には欠かせないメリットです。
というのも、フナは水底に生息している生物を食べることが多いため、水底の砂などを餌と一緒に吸い込んで、砂を吐き出すという動作を行います。

これによって水底に植えられている水草が掘り起こされてしまい、水面にぷかぷか浮いていることも少なくありません。

しかし、浮上性のエサになれるとその動作もほとんどしなくなります。
これによって水底に植えられている水草が掘り起こされることも少なくなりますので、非常におすすめですね。

逆にデメリットはあるのか

デメリットはあるのかというと、そこまで大きなものはありませんが、強いていうならば、
フナ本来の生態がなくなってしまうということでしょうか。

フナというよりも金魚のような愛玩動物として飼い慣らされてしまうと思ってもいいでしょう。
それが悪と思うのか、愛着が出てきて良いと思うのかは飼い主次第だと思います。

少なくとも私は浮上性のエサにしたことでフナに顔を覚えてもらったり、水草水槽を楽しむことができたりとメリットが大きいので、よりフナ飼育を楽しむことができるようになりました。

あとは、この飼育方法は他の混泳魚に底棲魚がいるとできない芸当になります。
私の水槽では浮上性のエサを入れたことで、底棲魚のドジョウも水面に上がってエサを取るようになりました。

ドジョウも浮上性のエサに慣れるのは意外でしたね・・・・

浮上性のエサに慣れさせるチャート

  1. 河川で採集、または店舗で入手
  2. 飼育環境に適応させる
  3. 生餌(アカムシ、藻エビ)漬けさせて満腹にさせる
  4. 冷凍アカムシで餌付けさせ冷凍エサに慣れさせる。
  5. 冷凍アカムシが水面で解凍する前に魚が餌を突くようになったら、乾燥アカムシに変更する
  6. 乾燥アカムシになれたら浮上性の配合餌を少しずつ混ぜていく
  7. 配合餌のみで餌付けができれば成功

まとめ

と言うことで、今回は浮上性のエサに慣れさせるメリットと慣れさせる方法について解説して行きました。

フナのいる水槽に水草を入れてもこの方法ならば長期間に維持できるようになるのでおすすめですね。是非飼育の参考にしてみてくださいね。

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