みなさん、こんにちは!今回はフナの天敵について解説していきます。
フナは日本の川や湖に生息する淡水魚で、成長すると30cmくらいになることもあります。
しかし、フナにはたくさんの天敵がいます。魚だけでなく、鳥や哺乳類もフナを食べることがあります。
では、どんな生き物がフナを食べるのか、詳しく見ていきましょう!
フナの天敵となる魚類
フナを捕食する魚類は多くの淡水生態系で重要な役割を果たしています。
これらの魚類は、フナの個体数を調整し、生態系のバランスを保つのに寄与しています。
1. ナマズ

まず紹介するのはナマズです。
ナマズは長くて平たい体に幅広い頭部を持つ魚で、最大で1mを超えることもあります。
体色は灰色から黒色まで様々です。夜行性で、主に夜間に活動し小魚、甲殻類、昆虫を捕食します。
ビワコオオナマズは特に大型でフナの成魚を捕食することもありますね。

ヨーロッパオオナマズなんかは鳥類や小型の哺乳類まで捕食しますね。
2. ブラックバス

次に紹介するのはブラックバスです。
ブラックバスは、北米産の外来魚です。頭が大きくて口が広く、緑がかった体色に黒い縞模様があり、最大で60cmを超えることもあります。
ブラックバスは肉食性で、小魚や甲殻類、昆虫を食べます。攻撃的な性格で、獲物を待ち伏せして捕らえます。
2. パイク

次に紹介するのはパイクです。パイクは北米やヨーロッパに生息する魚です。
日本には基本的に生息していませんが、ヨーロッパに生息するフナにとっては天敵となる存在になります。
パイクは細長い体に大きな頭と口を持つ魚で、最大で1mを超えることもあります。
体色は緑がかっており、黄色の斑点があります。
非常に肉食性が強く、小魚や両生類、鳥類さえも捕食します。水草の陰に隠れて獲物を待ち伏せし、襲います。
4. ブルーギル

次に紹介するのはブルーギルです。
ブルーギルは丸みを帯びた体を持ち、鮮やかな青色や緑色、オレンジ色の体色を持つ種が多い魚で最大で30cm程度まで成長します。
主に昆虫や小魚を捕食し、小型のフナを捕食することがあります。
5. コイ

次に紹介するのはコイです。
コイは丸みを帯びた大きな体を持つ魚で、最大で1mを超えることもあります。
雑食性で、水草や小型の無脊椎動物、小魚を食べます。フナの卵や稚魚を捕食することがあります。
6. トラウト

次に紹介するのはトラウトです。
トラウトはいわゆるサケマス魚類であり、流線形の体を持ち銀色の体に虹色の側線と黒い斑点があります。最大で70cmを超えることもあります。
肉食性で、昆虫、小魚、甲殻類を捕食します。フナの稚魚や小型の個体を捕食することがあります。
サケマス系の生息地としては上流に生息しているイメージが多いのですが、
ダム湖ではヘラブナとトラウト系が放流されていますので、今回はこちらに記載しておきますね。
フナの天敵となる両生類および爬虫類
次は両生類と爬虫類ですが、多くが水辺や淡水環境に生息し、高い捕食能力を持っています。
成魚のフナを捕食することはできないものの、フナ自身も捕食することができないので、ここに記載させていただきます。
1. ウシガエル

ウシガエルは大きなカエルで、体長は最大で20cmになります。
緑色や茶色の体色で、不規則な斑点があります。池、湖、沼、河川などの淡水環境に生息し、小魚、昆虫、他のカエル、さらには小型の鳥類や哺乳類まで食べます。
水中で獲物を捕らえ、強力な顎を使って飲み込みます。
2. トノサマガエル

トノサマガエルは中型のカエルで、体長は10cm程度です。
上記のウシガエルほどではありませんが、日本の中ではそれなりに大きな個体ですね。
トノサマガエルは緑色の体色に黒い斑点があり、田んぼ、池、湿地などの淡水環境に生息します。
小魚、昆虫、甲殻類などを食べ、水中や水辺で巧みに小魚を捕らえます。
3. 外来性のヌマガメ


次に紹介するのは外来性のヌマガメです。種類としてはミシシッピアカミミガメ、ワニガメ、カミツキガメなどでしょうか。
大型の個体で、甲長は最大で50cm以上になります。
暗褐色やオリーブ色の甲羅を持ち、池、湖、沼、河川などの淡水環境に生息します。
魚類、小型の哺乳類、鳥類、甲殻類などを食べ、強力な顎を使って獲物を捕らえ、水中で引き込んで食べます。
4. イシガメ

イシガメは中型のカメで、甲長は20cm程度です。暗褐色や黒色の甲羅に黄色の斑点があることがあります。
池、湖、沼、河川などの淡水環境に生息し、魚類、甲殻類、昆虫、水草などを食べます。水中で獲物を捕らえ、ゆっくりと食べます。
フナの天敵となる鳥類
フナを捕食する鳥類は、主に水辺や浅瀬で生活し、鋭い視力とくちばしを使って巧みに魚を捕らえる能力を持っています。
1. アオサギ

次に紹介するのはアオサギです。
アオサギは大型の水鳥で、全長90cmから100cm程度で、灰色の体に黒い冠羽、首に白い斑点があります。
長くて鋭いくちばしを持ち、水辺でじっと立って獲物を待ち、魚が近づくと素早くくちばしを使って捕らえます。
2. カワウ

カワウは中型から大型の水鳥で、全長70cmから100cm程度です。
黒い羽毛と緑がかった目を持ち、先端がフック状に曲がった強力なくちばしを持ちます。
潜水して魚を捕まえることが得意で、巧みに泳ぎながらフナを捕食します。
3. ダイサギ

ダイサギは大型の水鳥で、全長90cmから100cm程度です。
純白の羽毛を持ち、長くて鋭い黄色のくちばしを持ちます。
浅瀬でじっと立ち、獲物が近づくと素早くくちばしを使って捕らえます。
フナの天敵となる哺乳類
フナを捕食する哺乳類は、主に水辺や淡水環境に適応した動物であり、泳ぎや潜水の能力が高いことが特徴です。
1. カワウソ

カワウソは中型の哺乳類で、体長60-80cm、尾長30-50cmです。
茶色の体毛と白い喉の斑点を持ち、河川、湖沼、湿地などの淡水環境に生息します。非常に泳ぎが得意で、長時間潜水することができ、主に魚類、小型の哺乳類、鳥類を食べます。
2. ミンク

ミンクは小型から中型の哺乳類で、体長30-45cm、尾長15-25cmです。暗褐色から黒色の体毛を持ち、河川、湖沼、湿地、沿岸地域に生息します。
非常に活動的で、泳ぎと潜水が得意です。魚類、両生類、甲殻類、鳥類などを食べます。
3. ビーバー

ビーバーは大型の哺乳類で、体長70-100cm、尾長30-40cmです。
茶色の体毛を持ち、河川、湖沼、湿地に生息します。主に植物を食べますが、小魚を捕食することもあります。
4、イタチ

イタチは20-40cmの体を持つ小型の哺乳類です。茶色の体毛と白い腹部があります。
河川や湖沼の近くに住み、小型の哺乳類、鳥、昆虫、魚を食べます。
5、ヌートリア

ヌートリアは50-70cmの体と30-45cmの尾を持つ大型の哺乳類です。
茶色から黒色の体毛を持ちます。河川や湖沼に住み、植物を主に食べますが、魚も食べます。

近年は日本の河川にも居着くようになり、
フナの天敵の中では一番見かける哺乳類ですね。
まとめ
ということで、今回はフナの天敵について解説していきました。
彼らは淡水生態系において重要な捕食者であり、魚類の個体数調整や生態系のバランスを保つのに寄与していますね。
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