M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 MACROレンズは、精密なマクロ撮影に最適なレンズです。
小さなものを大きく捉える能力が特徴で、自然観察や水中撮影を楽しむ人にとっては欠かせない存在です。
このレンズを使えば、フナの体の細部や野外の小さな虫、植物のつぼみなどを美しく撮影できます。
今回は、このレンズのカタログ値と実際の性能について詳しく紹介し、私の使用体験も交えながら、その魅力をお伝えします。
レンズのカタログ値と性能

M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 MACROレンズは、主に「マクロ撮影」と呼ばれる、小さなものを大きく映し出す撮影に適したレンズです。
自然観察や水中撮影、昆虫や植物の細かい部分を撮影したいときにぴったりです。
これを使えば、学校の生物の授業で学んだことを、実際の写真で楽しみながら確認することもできるでしょう!
- 焦点距離: 6 0mm(35mm換算で120mm相当)
- 最大開放絞り: F2.8
- 最小絞り: F22
- 撮影倍率: 1:1(等倍撮影が可能)
- 最短撮影距離: 0.19m
- レンズ構成: 10群13枚
- フィルター径: 46mm
- 防塵・防滴: 対応
- サイズ・重量: 約56mm×82mm、重量185g
性能

解像度かつクリアな描写が特徴で、1:1の等倍マクロ撮影が可能です。
F2.8の明るさで、ボケを活かした写真が撮れるほか、最短撮影距離が短く、小さな被写体の撮影に強い。防塵・防滴設計により、屋外でも安心して使用できます。
特徴
細かいものを大きく写せる

マクロレンズは、花の小さなつぼみや昆虫の羽など、普通のレンズでは撮れないくらい小さなものを大きく、しかも鮮明に撮影できるのが特徴です。
このレンズを使えば、水中に住むフナの細かい体の模様や、野外で見つけた小さな虫の足までくっきり撮ることができます。
遠くからも近くからも撮影できる

60mmという焦点距離は、手元の物も撮れるし、少し遠くの物も撮れるちょうどいい距離です。
例えば、水辺でフナを観察するとき、少し離れていても鮮明に捉えられます。
軽量で持ち運びが簡単

このレンズは軽くてコンパクトなので自然観察の時にも便利です。
重たいレンズだと疲れてしまうかもしれませんが、このレンズなら長時間持ち歩いても負担が少ないです。
美しいボケ味を楽しめる

F2.8の明るいレンズなので、背景をぼかした写真が撮りやすいです。
これにより、例えばフナや昆虫などの被写体がくっきり浮き上がってより魅力的な写真に仕上がります。
使用した感想

私が初めて単体で購入したレンズです。単焦点且つ望遠レンズと扱い難しいですが水中のマクロ撮影には欠かせない貴重な存在です。
35mm換算値で120mmと望遠なレンズなので、接写の出来ない程に警戒心の強いハゼや接近しにくいハナダイなどに強いですね。接写をすれば小さなダンゴウオや甲殻類などの撮影にも適しています。
同じ画角、F値のレンズでシグマ製のレンズも存在しています。そちらのレンズの方が1万円近く安価で描写も神レンズといわれるが、本レンズの使い道は水中マクロ撮影が主体なので、あまり機にしていない。
私自身、水中写真はワイド派なので、このレンズ自体の使用頻度は高くない。それでも、伊豆で潜ることが多い土地柄、透明度が優れない時期が多く、日中でも出番が多い。
EM1もEM1Ⅱはどちらもハウジング用のポートが揃っていますさらには本レンズ用のポートの先にはM67のネジ切りがあり、クローズアップレンズが使えるため、更に高倍率なマクロ撮影も狙えますね。
最近は30mmF3.5のマクロレンズも登場して、出番が危ぶまれていますね。
まとめ
M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 MACROレンズは、その解像力と使い勝手の良さから、マクロ撮影における信頼性の高いツールです。
特に、細かい被写体の撮影や遠くからの望遠撮影でも対応できる点が強みです。
自然観察や水中撮影の際に、軽量で持ち運びが簡単なこのレンズは、様々なシーンで活躍します。
初心者からプロまで、あらゆるフォトグラファーにとって価値ある選択肢と言えるでしょう。
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